オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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評価が難しい清水の完封勝利

2007-10-04 21:33:24 | 千葉ロッテ

順位が確定して各球団とも消化試合モード、楽天は関川と吉田の引退試合でした。
長年プロ野球選手として活躍してきた選手の引退は、他球団の選手であっても哀しくなります。
明日はロッテの最終戦、任意引退ではない黒木の勇姿を千葉マリンで見ることはできないのが悔しいです。

そんなロッテも消化試合モード、TSUYOSHIも1打席目にヒットを放って四捨五入ながら3割に到達したので愛人と早々に交代、早川や里崎も2打席でお役ご免となりました。
そして今日の4番はワトソン、見事に貴重な2点目をたたき出す併殺打を放ちます。

引退試合で打点を稼ぐとは、凄いぞワトソン。

なでるようなバッティング、関川の引退試合をもり立てるヘボ守備、今年の集大成のようなプレーを随所に披露したワトソンの最後の勇姿をナマで見ることができたファンは感動したことと思います。
・・・って、まさかワトソンを1軍登録したままCSに突入するつもりはないですよね?

清水が最終登板で今季初の完封勝利、これをどう見るかが難しいと思います。
結果だけを見れば4安打完封で素晴らしい投球なのですが、ピッチング内容を見れば打ち込まれた試合とさほどの違いを感じることができませんでした。
ストレートはスピードを抑え気味にしていたこともあり伸びを感じられず、変化球もおじぎをするシーンが目立ちました。
そしてお約束の大炎上も早川のファインプレーで辛うじて鎮火できただけで、撃沈と紙一重の内容に見えました。
本人の表情を見れば手応えがどの程度であったかが想像できますので、CSでの清水の先発起用はないと私は考えます。
私が期待していたように1勝することでエースの自覚と自信を取り戻して、一昨年のポストシーズンでの輝きを再び!とはなかなかいきそうにありません。
あまり考えたくはありませんが、序盤に先発が崩れた時の2イニング程度の中継ぎ起用、このあたりが妥当ではないでしょうか。

さて、明日はいよいよレギュラーシーズンの最終戦、地元での最終戦でもあります。
黒木が登板しない以上は盛り上がりに欠けた今日のような展開になりそうな気がしますし、おそらくはTSUYOSHIも出場しても代走か守備ぐらいでしょうから、寂しいスタメンになるかもしれません。
ワトソンを落として秘密兵器としての角中、でも起用してくれれば楽しみも増すのですが、代田あたりが昇格しそうな予感があります・・・



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 2 0 0 1 0 0 0 0 0 3 6 0
楽天 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 3


◆10月4日(木) 楽天-千葉ロッテ23回戦(ロッテ13勝10敗、18時、フルスタ宮城、20,238人)
▽勝 清水 25試合6勝10敗
▽敗 林恩宇 8試合1勝3敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 清水―里崎、橋本
楽天 林、ドミンゴ、吉田、小山―嶋、藤井

 

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地元の星の唐川をロッテが獲得!

2007-10-04 00:38:38 | 千葉ロッテ

小さい頃から憧れていた球団。

今日の高校生ドラフトでロッテが交渉権を獲得した、BIG3の1人である唐川侑己のありがたい言葉です。
ドラフト候補に挨拶に行くことすら嫌がられたと言われるほど不人気球団として有名だったロッテが、その年の目玉選手にこんなに温かい言葉を頂戴できるとは・・・感激です。
千葉に移転してから16年、地道に地元に根付く努力をしてきたことが実った一言だと思います。
同様にロッテを希望して入団してくれた浅間とともに、地元の星として頑張って欲しいと思います。

昨日も書きましたが、今年の高校生ドラフトは唐川を獲得できたことで100点だと思います。
さらに屈指の左腕である植松優友を3巡目で、九州№1右腕と言われる阿部和成を4巡目で獲得できたので合格のドラフトであったと思います。
昨年の大嶺や黒滝とともに、次代の黄金投手陣の一員になるべく切磋琢磨してくれることを願います。

とは言え、全て投手を指名したことに疑問がないわけではありません。
黒木を含む4名の戦力外通告で現有戦力は63名、今後さらなる戦力外通告があるにせよ大学・社会人ドラフトを11月に控えることを考えると3名の指名は妥当だと思います。
しかし今季は67名の陣容のうち投手が35名と半分以上を占めるという異常事態で、定岡が外野を守るなどの野手不足を考えれば投手だけの指名でよかったのかと不安になります。
投手は多い程良いとはよく聞く言葉ですが、モノには限度があり、限られた実戦に登板できる投手が少ないことが成長の阻害に繋がりやしないかと心配になります。
四国ILリーグへの資本参加や選手派遣を検討していることは、現在のいびつな陣容とは無縁でないと思います。

他球団の指名で気になったこと、それはやはり地元千葉の逸材の行方です。
ソフトバンクはどうしても翔くんが欲しかったのか、あるいはロッテへの面当てを何が何でもやりたかったのか、岩崎翔(市船橋)を外れ1巡目で指名しました。
また岩崎と同僚の山崎正貴はオリックスの4巡目、この同一リーグで競い合う3人の今後が非常に楽しみです。
上位指名も噂された坂本大空也(市柏)は横浜の5巡目、丸佳浩(千葉経大付)は広島が3巡目で指名しましたが同僚の大島寛之や大前勇人(拓大紅陵)は指名漏れするなど、このクラスの外野手の評価は意外と低かったようです。
同様に前評判の高かった斉藤彰吾(春日部共栄)は他球団が西武を哀れんで譲ったわけでもないでしょうが、予想外の7巡目指名でした。

次は11月19日の大学・社会人ドラフト、若い選手に目がない私としては楽しみな日々が続きます。
唐川と同じく地元出身の目玉である大場翔太(東洋大)に特攻するのか、小林雅の後継として田沢純一(新日本石油ENEOS)の獲得を目指すのか、夢はいろいろと膨らみます。
本人が希望するかどうかにもよりますが今日のドラフトで指名漏れした大島や大前の育成ドラフトでの獲得も期待したいですし、同様に郭恆孝(福岡一)や下地孝幸(宮古)や小杉直人(報徳学園)にも触手を伸ばしてくれれば嬉しい限りです。


【ドラフト指名選手の横顔】
1巡目 唐川侑己 投手 右 成田    181センチ・76キロ
高校生№1投手との呼び声高い、完成されたフォームにMAX148キロのストレートと緻密なコントロールを合わせ持つ右腕

3巡目 植松優友 投手 左 金光大阪 183センチ・89キロ
中田翔を13打数ノーヒットに抑え込んだ、ややサイドハンドに近い本格派左腕


4巡目 阿部和成 投手 右 大牟田   182センチ・71キロ
MAX143キロの九州№1右腕、野手としての評価も高い

 

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