5 堀幸一 内野手 38歳 年俸8800万円
【2007年成績】 61試合 150打数 17得点 38安打 打率.253 10二塁打 2三塁打 2本塁打 15打点 1盗塁 9四死球 41三振 得点圏打率.200
昨年に続いて今年も大きく成績を落としました。
開幕セカンドは根元に奪われ、根元が期待通りの結果が出ないとオーティズの獲得でセカンドのポジション争いからは完全に外されました。
今江の故障、そして不調もありサードを守ることもありましたが、控えの域を脱することは出来ませんでした。
あまりの不振、得意の右打ちすら出来ない現状に引退勧告すらしています。
堅実な戦術 (5/3 オリオン村)
満身創痍 (6/25 オリオン村)
しかし後半に入ってからは彼らしい右におっつけるバッティングも見せ始め、何とか1軍戦力としてチームにそれなりの貢献をすることができました。
もっとも今江が調子を落とさなければ出番があったかどうか疑問で、ある意味ラッキーだったと思います。
打撃もそうですが、衰えが顕著なのがその守備です。
横への動きも鈍くなっていますし、何より肩が弱くなっているのには痛々しさすら感じます。
ただの内野ゴロでも必死に送球していますし、よくサードを守らせているなという思いで堀を見ていました。
来年39歳という年齢を考えれば衰えは止まらないでしょうから、来季は守備につくケースはかなり減るのではないかと思います。
オリオンズのユニフォームを着ていた選手は今や堀と小宮山だけ、純粋なオリオンズ戦士としては堀が最後の1人です。
オールドファンとしては頑張って欲しいとは思いますが、残念ながら来季で引退のシナリオを覆すことは難しいでしょう。
2005年の活躍でかすかに見えた2000本安打も2年間の不調で98本しか上積みできず、今季終了時点で1779本と夢は完全に断たれました。
せめて1800本安打、そして180本塁打を決めてユニフォームを脱いで欲しいと思います。
できうれば初芝と同様に、日本一の栄冠を最後に堀を送り出したいところです。
【オリオン村査定】 8800万円 → 6000万円 (▼32%)
守備力の衰えが特に顕著ですが、ダブルプレーの時の2塁へのバックトスの速さは超一流だと思います。
掘の素早いバックトスと小坂のジャンピングスローで完成される4-6-3のダブルプレーはこれぞプロのプレーでした。
頑張れ!掘幸一!
ただ守備力の衰えを考えると、代打での起用がせいぜいではないかと思う自分もいます。
堀を使うなら根元を、とも考えますし、渡辺正も今の堀を越えられないようだと先が見えるとの苛立ちもあります。
来季も堀が1軍で起用されれば嬉しい反面、数年後の不安、堀を越えられなかった選手達の行く末が不何でもあります。
今シーズンも怪我の出遅れがあり、それも相まってか?衰えが顕著に見られ、チーム事情からのサード守備も送球が非常にしんどそうに見受けられました。
ただ、この年になっても新たなポジション対応出来る所に、38歳とは思えない『若さ』も感じております。
来期については、青野が復活した際の『内野枠』としてどう扱うのか?
ベテランであるが故、常時1軍なのか?ある程度登録⇔抹消繰り返すのか?
得点圏打率見る限りでは『代打の切り札』も厳しそうですし…。
タイプ的に『固め打ち』と思われるので『1打席』の代打タイプでは無い様な気が…。
頑張ってほしい反面、超える内野手も出現してほしいし…。
非常に評価が難しいですね。
本人は嫌がるかもしれませんが、次を睨むのであればコーチ兼任という手もあるのではと思います。
指導する側に立った時に見えてくるもの、選手時代とは違った野球を知るいい機会になるかもしれません。