投手戦と貧打戦、粘り強い投球と貧打戦は紙一重と言いますか見る側の見方にもよるとは思いますが、今日の試合は両チームとも拙攻の嵐であったことは間違いないと思います。
両チームで25安打7四死球で6得点、バント失敗あり併殺あり走塁ミスありのオンパレードでした。
そんな中でワンチャンスをものにしたロッテが、日本シリーズ出場に逆王手をかけました。
里崎凄すぎ。
ポストシーズンに入ってからの里崎のバッティングは鬼神のような凄さです。
まさに狙っているかのようなピンポイントの迷いのないスイングが壺にはまった感じで、打った瞬間入ったとわかるような豪快なホームランがチームを救いました。
先制された後の効果的なアーチは間違いなくCS第2ステージを勝ち抜けばMVPもので、思い切りの良い里崎の面目躍如でしょう。
チームの雰囲気を一変させる活躍を明後日も期待します。
小野も良く投げました。
ヒットは打たれましたが、カットボールを巧みに使ってピンチを凌ぎました。
このプレッシャーのかかる試合で4回途中まで1失点で切り抜けてくれたことで試合が壊れずに済みましたので、合格点をあげてもよいと思います。
リリーフした川崎は犠牲フライを打たれたものの、後は彼らしい安定した投球を見せてくれました。
怖かったのは藪田ですが、いきなり迎えた無死一二塁のピンチを何とか気合いで凌ぎました。
おまけの小林雅は引き続き日本ハムの陰謀・・・(以下自粛)
それにしても今日は良くも悪くも今年のロッテを象徴するかのような試合でした。
ランナーを溜めても犠牲フライも打てない、バントをしない、しても失敗する、そして残塁の山を築いていくといった、まさにロッテらしい攻撃でした。
結局得点したのはホームランとバント失敗の挙げ句の5連打でしたから、今日はことごとく采配が思い通りにいかなかった試合だったとも言えます。
これがロッテと言ってしまえばそれまでですが、明後日の決戦は相手が中4日と言えどもダルビッシュだけに不安が残ります。
成瀬とダルビッシュの最終決戦!
まさにシナリオライターでもいるかのような最終戦でのリーグを代表する両投手の激突は、日本中の注目を集めることは間違いありません。
今年の躍進を支えた成瀬とダルビッシュにチームの命運を託すのは当然と言えば当然の話ですから、どういう結果になろうとも最後まで応援し続けたいと思います。
パリーグの正真正銘の最終戦、お互い悔いの残らない試合をしてくれればと思います。
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