オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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壮絶な拙攻合戦を制して逆王手

2007-10-16 23:29:56 | 千葉ロッテ

投手戦と貧打戦、粘り強い投球と貧打戦は紙一重と言いますか見る側の見方にもよるとは思いますが、今日の試合は両チームとも拙攻の嵐であったことは間違いないと思います。
両チームで25安打7四死球で6得点、バント失敗あり併殺あり走塁ミスありのオンパレードでした。
そんな中でワンチャンスをものにしたロッテが、日本シリーズ出場に逆王手をかけました。

里崎凄すぎ。

ポストシーズンに入ってからの里崎のバッティングは鬼神のような凄さです。
まさに狙っているかのようなピンポイントの迷いのないスイングが壺にはまった感じで、打った瞬間入ったとわかるような豪快なホームランがチームを救いました。
先制された後の効果的なアーチは間違いなくCS第2ステージを勝ち抜けばMVPもので、思い切りの良い里崎の面目躍如でしょう。
チームの雰囲気を一変させる活躍を明後日も期待します。

小野も良く投げました。
ヒットは打たれましたが、カットボールを巧みに使ってピンチを凌ぎました。
このプレッシャーのかかる試合で4回途中まで1失点で切り抜けてくれたことで試合が壊れずに済みましたので、合格点をあげてもよいと思います。
リリーフした川崎は犠牲フライを打たれたものの、後は彼らしい安定した投球を見せてくれました。
怖かったのは藪田ですが、いきなり迎えた無死一二塁のピンチを何とか気合いで凌ぎました。
おまけの小林雅は引き続き日本ハムの陰謀・・・(以下自粛)

それにしても今日は良くも悪くも今年のロッテを象徴するかのような試合でした。
ランナーを溜めても犠牲フライも打てない、バントをしない、しても失敗する、そして残塁の山を築いていくといった、まさにロッテらしい攻撃でした。
結局得点したのはホームランとバント失敗の挙げ句の5連打でしたから、今日はことごとく采配が思い通りにいかなかった試合だったとも言えます。
これがロッテと言ってしまえばそれまでですが、明後日の決戦は相手が中4日と言えどもダルビッシュだけに不安が残ります。

成瀬とダルビッシュの最終決戦!

まさにシナリオライターでもいるかのような最終戦でのリーグを代表する両投手の激突は、日本中の注目を集めることは間違いありません。
今年の躍進を支えた成瀬とダルビッシュにチームの命運を託すのは当然と言えば当然の話ですから、どういう結果になろうとも最後まで応援し続けたいと思います。
パリーグの正真正銘の最終戦、お互い悔いの残らない試合をしてくれればと思います。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 2 0 0 3 5 14 0
日本ハム 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 11 0


◆10月16日(火) 日本ハム-千葉ロッテCS第2S第4戦(2勝2敗、18時、札幌ドーム、42,222人)
▽勝 川崎 2試合1勝
▽敗 武田勝 2試合2敗
▽本塁打 里崎3号(武田勝)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小野、川崎、薮田、小林雅―里崎
日本ハム スウィーニー、武田勝、萩原、山本、武田久、MICHEAL、菊池―高橋、中嶋

 

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打線沈黙で崖っぷち

2007-10-16 00:46:37 | 千葉ロッテ

今日は午前様、ですので試合は携帯メールで追っていただけです。
緊迫した投手戦が結果的に大差で終わるとは、この信じられない展開に茫然自失です。

心配していた通り、グリンを打てなかったことが最大の敗因でしょう。
中盤以降のチャンスに福浦と橋本、序盤にヒットを打っていた打者に回ったところまでは巡り合わせが良かったのですが、ここでタイムリーが出なかったことで結果的に零封されてしまいました。
携帯メールで「チョロチョロ」と評されたようにTSUYOSHIがグリンを苛立たせるべく動き回ったようですが、その苛立ちにつけ込むような攻撃が残念ながらできなかったようです。
昨日とは逆のようなスコア、まさに打線は水ものでした。

渡辺俊は好投していたようですが、味方打線の援護なく悔しい敗戦となりました。
7回のピンチは球数的にも交代は仕方がなかったと思います。
もっともあそこで藤田が出てきたのには驚きで、川崎がくるものだとばかり思っていました。
昨日の展開で2イニングを投げさせたツケが出た感じでしょうか。
まあ次の久保も打ち込まれましたので、グリンの出来からしても2点目を失った時点で既に試合は決していたのかもしれません。

レギュラーシーズンでもそうでしたが、日本ハムとロッテの大きな違いは守備力の差でしょう。
一昨年に日本一になった時には堅実な守備がチームの勝利に貢献していたロッテですが、昨年以降はむしろ拙守が目立っています。
逆に今日の工藤や昨日の稲葉の例を取るまでもなく、投手陣の優秀さに加えて守備力の高さが日本ハムの大きなアドバンテージであることは間違いありません。
ここのところに気がついていてくれているのかどうか、来季の守備に注目したいです。

明日は小野、シリーズ前のローテーション予想が全て当たりました。
小野は負ければ今年が終わるというものに加えて、成瀬に繋げなかった男と言われるプレッシャーがのしかかる厳しい登板になります。
飄々と投げてくれればいいのですが、とにかく彼に言えることは「平常心で頑張れ」だけです。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6 0
日本ハム 0 0 0 1 0 0 6 0 7 13 0


◆10月15日(月) 日本ハム-千葉ロッテCS第2S第3戦(日本ハム2勝1敗、18時、札幌ドーム、42,222人)
▽勝 グリン 1試合1勝
▽敗 渡辺俊 1試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、藤田、久保、荻野―里崎
日本ハム グリン、武田久、MICHEAL―高橋、中嶋

 

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