オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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大嶺プロ初先発

2007-04-30 16:34:00 | 千葉ロッテ

大嶺のプロ初登板・初先発が終わりました。
結果は残念ながら5回持たずにノックアウト、プロ初黒星は免れたものの苦いデビューとなりました。

4回0/3イニング 78球 21打者 7被安打 1被本塁打 4奪三振 2四死球 5失点

一軍と二軍の違いはあるものの、投球内容は先日の親子ゲームで観戦したものと変わりませんでした。
ストレートはMAX151キロを記録しましたが、なかなか空振りが取れません。
ボールに伸びが感じられましたし、さすがに競合でドラフト1位だったことのある投手だとの印象は残してくれました。
しかし2回までほとんどがストレート、これでは細かな制球が伴わなければ一軍の打者は抑えられません。

3回からフォーク、スライダーを使い始めましたが、確かにこちらも大きく外れることが多かったので、変化球自体が武器になったかは微妙なところではあります。
とは言え、仮にストライクが入らなくても見せるだけで打者には効果があるはずで、実際3回以降は三振を4つ奪うなど意味があったと思います。
何より、78球のうち空振りを取れたのは僅か10球ですが、2回までは2球、変化球を使い始めた3回以降で8球です。
ストレートしかこないと決め込んでいれば150キロ近いストレートでも当てることが出来るのがプロの一軍で、変化球を交えることで打者に迷いが出てこその空振りだと思います。
変化球を要求してもストライクが入らないから、ではなく、最初からストレートで押すと決めていたとしか思えない里崎のリードでしたので、ストレートだけでは抑えられないということを体で経験させることを目的としていた、という教育的な方針があったのかもしれません。

大嶺にはいい勉強になったと思います。
いくら150キロ近いストレートを投げ込んでも、ボール1つ内側に入れば詰まってもスタンドに持っていかれますし、バットを折っても外野深くまで飛ばされることを身をもって知ることができました。
本来であれば2回で交代の場面でも続投させてもらい、変化球を交えることでピッチングの幅が広がることも理解してくれたはずです。
同様に初先発で味方の援護をもらいながら失点を重ねた田中や手嶌は早々に交代されられ、今日に至るまで次のチャンスが巡ってきていません。
それだけ期待されている証左であり、小野が登録抹消にならなかったので次の機会がすぐにくるかどうかはわかりませんが、もう1度見てみたいと思わせる今日の投球でした。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 1 2 0 0 1 0 1 1 0 6 10 0
西武 0 5 0 0 0 1 0 1 X 7 11 0


◆4月30日(月) 西武-千葉ロッテ8回戦(西武4勝3敗1分、13時、グッドウィルドーム、25,696人)
▽勝 三井 10試合2勝
▽S 小野寺 14試合1敗7S
▽敗 荻野 6試合1敗
▽本塁打 カブレラ5号(大嶺)、青野6号(三井)、リーファー4号(荻野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 大嶺、小宮山、荻野―里崎
西武 グラマン、岩崎、長田、星野、三井、小野寺―細川

 

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