電脳筆写『 心超臨界 』

忍耐は力だ! 忍耐の時が過ぎれば
桑の葉がやがてシルクのガウンになる
( 中国のことわざ )

向上心 《 自分を向上させる確かな「心眼」――サミュエル・スマイルズ 》

2024-03-09 | 03-自己・信念・努力
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
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結論を言えば、礼儀作法を養うことを無視してはいけないが、われわれが目指すのは楽しみ、芸術、富、権力、知性、才能などよりももっと崇高で偉大なものであることを忘れてはならない、ということだ。すなわちそれは純粋で卓越した人格である。個人の善意というしっかりとした基礎のうえに成り立っていなければ、いくら礼儀正しく上品であっても、そしてどんなにすばらしい芸術作品でも、われわれを向上させることはできないだろう。


『向上心』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房 (2011/5/21)、p185 )
第5章 よい人間関係をつくる――つき合う相手を糧に自分を成長させているか
3 相手の「人間性」をどのように見抜くか

◆自分を向上させる確かな「心眼」

気品のあるマナー、礼儀正しい行為、優雅な身のこなし、そして人生を美しく楽しくしてくれるすべての芸術は養成する価値はあるが、誠実さ、実直さ、正直などという、人間としてはもっと基本的なものを差しおいてまで身につける必要はない。

美の根源は目に映るものではなく心の中になければならないし、もし芸術が美しい人生を生み出さず人格を高揚させるものでもなければ、あまり役に立っているとは言えない。丁寧な礼儀作法は、心のこもった動作を伴わなければ意味がない。

芸術は素朴な喜びの源であり、高い教養を養うためには大切な手助けとなる。しかし教養を高めることにつながらなければ、ただ官能に訴えるだけであろう。そして芸術がただ官能的であるだけなら、それは人格を高めたり高揚させたりするよりも、むしろ弱め堕落させる役目しか果たさない。

誠実な勇気は、山ほどの優雅さにもまさる。純粋さは気品にまさり、心と身体の清潔さにはどんなにすぐれた芸術作品もかなわない。

結論を言えば、礼儀作法を養うことを無視してはいけないが、われわれが目指すのは楽しみ、芸術、富、権力、知性、才能などよりももっと崇高で偉大なものであることを忘れてはならない、ということだ。すなわちそれは純粋で卓越した人格である。個人の善意というしっかりとした基礎のうえに成り立っていなければ、いくら礼儀正しく上品であっても、そしてどんなにすばらしい芸術作品でも、われわれを向上させることはできないだろう。
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