電脳筆写『 心超臨界 』

人格は自らを守る守護神
( ヘラクリトス )

お金の量が幸せの量ではない――石沢良昭

2024-07-15 | 06-愛・家族・幸福
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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現地人の給与は日当で約1㌦。日本では缶ジュース代程度ですが、彼らには十分すぎる額です。ある日、使い道を尋ねると、子供の学費とわずかな洋服を買ったら残りは寺に寄付するというのです。田畑も家畜もあるので食料には困りません。彼らにとってのぜいたくは、より多くを仏にささげ、涅槃(ねはん)の境地を目指すこと。お金の量が幸せの量ではないのだと、気づかされました。


◆お金の量が幸せの量ではない――石沢良昭

「アンコールワット修復に45年。お金で量れぬ幸せ知る」上智大学学長・石沢良昭さん
( 2006.06.04 日経新聞 「マイバランス」)

アンコールワット遺跡の保存、修復に携わって45年たちます。大学卒業後すぐ、ホテルを経営する親の資金援助で、研究のためカンボジアへ渡りました。親には苦労をかけましたね。長男の私がすねをかじるばかりで跡を継がなかったためホテルは倒産してしまったんです。

カンボジアでは1970年にクーデターが起こり、外国人の私は退去させられました。10年後に再訪しましたが、生きて会えた研究仲間は30数人のうち3人。皆、ポル・ポト派に思想犯として捕まり、虐殺されたのです。私にできる唯一の鎮魂は、荒廃した遺跡を修復し、「守り人」を育てることと感じて人材育成に取り組んでいます。

活動の工面は大変でした。寄付を集めに企業を渡り歩き、テレビ番組で出演料を稼ぎました。現地では観光客を案内し、ツアー代金のほかに一人当たり70㌦の支援金をもらいました。帰国した後も寄付をくれる人がいて、助けられています。

現地人の給与は日当で約1㌦。日本では缶ジュース代程度ですが、彼らには十分すぎる額です。ある日、使い道を尋ねると、子供の学費とわずかな洋服を買ったら残りは寺に寄付するというのです。田畑も家畜もあるので食料には困りません。彼らにとってのぜいたくは、より多くを仏にささげ、涅槃(ねはん)の境地を目指すこと。お金の量が幸せの量ではないのだと、気づかされました。(談)
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