さて、宇宙が「神界」「天使界」「星辰界」「四大界」というそれぞれの階層で成り立っており、星辰界にはそのなかにまた恒星天球、土星天球、木星天球、火星天球、太陽天球、金星天球、水星天球、月天球があり、四大界のなかにはまた風、火、水、地の天球があるのだ、ということまでが古代宇宙論、すなわちカバラ的見解です、というのが前日でした。
今日はそれを体感する方法です。
それはやはり、瞑想でした。
まず、自分の周りから一切のものを消してしまうように思い浮かべます。
目をつぶって、自分の前に情景を思い浮かべ、それが闇のかなたにすっと消えていくと考える。
次は自分の後ろに何があるかを想像し、それが闇のかなたにすっと消えていくと考える。
それから自分の右のほう、左のほう、上のほう、最後に自分の立っている地盤そのものがすっと消えていき、自分はこの虚空の真ん中にいる、と考える。
この闇を考えられる限り大きく膨張させ、想像できない限界まで広げます。
これが旧約聖書での創世記第一2節の「地は形なく、むなしく、闇が淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた」という状態だといいます。
次に、突然、天頂、つまり一番高いところから「光あれ!」という神の声が聞こえ、1点の光が出現したかと思うとたちまち真っ白な雲になり、そのなかから一羽の白い鳥があらわれて、大きな光の軌跡を描きながら、回り始めるのをイメージします。
第一回目には、白い鳥は天頂から右に向かって円形に下降し、地底、つまり地の一番低いところを抜けると左に向かって登り、再び天頂に達します。
2回目には、白い鳥が天頂から後ろに向かって円形を描きながら降り、地底からは前に向かって上昇し、再び天頂に達します。このふたつの輪は天頂と地底で交わっているはず、ということになります。
3回目は白い鳥はするするっと二つの輪の中央まで降りてきて、今度は赤道を描くように水平に回る。そしてこの3つの光の輪の中心に自分が居ると言うことを確認する。
この3つの円は、互いに3次元に直角的に交わっている。
そしてこれが「最高天球」だというのです。
これが燃えて輝くところを思い描く。
天球の内側と外側の闇の区別をきっちりとする。
すると、ここ! ここで私はコペルニクス的転換でびっくりしてしまったのですが、ここまでの瞑想ができると闇の塊の間から光がもれて見えるような感じになり、それはまさに満天に星空をちりばめた夜空のようになり、星というものが燃え盛る光の炎の一部が闇を通して透けて見えるものだった、と言うことに気づく、というのです!
これってびっくりじゃな~い!
星がひとつひとつの「星」という物体ではなくて、その向こうに燃え盛っている炎を闇がベールのように覆っていて、そのところどころのほころびのようなところからもれる光だったなんて!
つまり、星は1個1個の独立した存在ではなくて、その向こうにある巨大な燃え盛る光の穴だったってことなわけで・・・
これってこの通りだとするなら
ものすごい発想の転換を強いられるよね~
この瞑想が難しかったら、夜空をみあげて、恒星の光はこの最高天球から発した光が内側の闇をかいくぐっておりてきたものと考えるようにすると誰でも最高天球が実感でき、気が楽になるというんですが・・
私もこの瞑想をイメージしてやってみよう、と思ったのですが、もう本を読んじゃってどうなるといいのかがわかってやってもそういう結論を先にイメージしてしまう自分がいるだけで、ごく自然にそれがイメージされる、というか自分のなかの原始的感覚が呼び覚まされてそのほうが自然だ、とは思えなかったですね。
まだまだ修行が足りないんでしょうが。
この擬似体験的なものにキャンドルを利用したものがあります。
キャンドルの灯りの真ん中からちょっと焦点をずらして灯りの周りをよく見るととても淡いものだけれどうっすらと緑や青や紫の光が幾重にも同心円状に取り巻いているのがわかります。(これはすぐに誰でもわかると思います)
それを90度角度を変えたところから見てみます。やはり同じように光の同心円が見えます。
360度どこから見ても同じ立体的な同心円が確認できます。
つまり球がいくつも入れ子になっている状態。
そう、これこそが小型の天球宇宙だ、というのです。
キャンドルが単なる灯りではなく、それが天界の秩序を現す宇宙モデルだなんて、すごい発見です!
世界中どこでも死者に灯明をささげる習慣があるけれど、これも死後に赴く天界の構造を明示し、そこに無事にたどり着けるように導いているものだそうです。これもすごい発見!
モノには何でも深い意味があるなぁ、と感動しきりです。
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