ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

「明朗快活」ということ

2008-11-19 07:46:14 | 身辺雑事

「明朗快活」。

人の性格となりをあらわすのに良く使われる言葉です。


私の若い頃には「自己紹介してみなさい。」と言われて、自分で自分をアピールすることがヘタな世代ですので、大概の子が

「私は、明るいだけがとりえです。」だのと言っていました。

今の若い人はもっと自己アピールが得意かもしれませんが、この「明るいだけがとりえです。」と言う言い方には多分に自虐的な物言いがこめられていると思います。

つまり、「特に取り柄らしい取り柄はありませんが」「まあ、強いて言えば明るいってだけのことですかね」「それも、取り柄になるほどのことではないとはわかってるんですがね」みたいな感じ。

この言い方のなかには、「明るい」ということは生来うまれもってのものであり、大して努力をして勝ち取った能力でもなんでもないので、まあ、これくらいのことを取り柄だっていうふうに自己紹介するしかない私って言う人間は、つまるところ、何にもアピールするようなことはないってことですよ、っていう意味が暗に含まれているような気がして仕方がありません。

でも、ほんとうにそうでしょうか?

「明るくて、ほがらかで、活き活きとしていて、見ていても快い」というのが、「そんだけのもん」であるはずがありません。


「明朗快活」というのは、十二分に「立派な能力」だと言いたい。

私の友人に、御主人のDVにあって頭を何針も縫ったことのある女性がいます。

それでも彼女は何十年も我慢しました。その後、離婚しましたが、女手ひとつで子供を育て上げ、今はいきいきと仕事をしています。

また、御主人がうつ病にかかってしまい、いつ終わりがくるともわからない病気のなかに希望を見出して一緒に病気に立ち向かっている友人もいます。

夫婦なんだから、お互いが病めるときには助け合うのが当たり前でしょ、と言ってしまえばそれまでですが、鬱というやつは、人格が変わってしまうんです。

そんな御主人を見て「これはほんとうのこの人じゃない。病気がさせてるだけなんだ。」と思いたくても、傍目からみると肉体的にはほとんど問題がないように元気に見えるだけに、なかなか病気がさせている、とは認識できず、人が変わってしまった・・と思っても、そう思った人を責められないでしょう。でも、彼女はけなげに戦っています。私なら耐えられないかも・・・

御主人以外に好きになってしまった人が出来て、苦しんでいる人もいます。

共通していえることは、みんな、自分の人生に真っ向から取り組んでいて、とても明るい。

楽しいことばかりあって明るくしていられるのは当たり前です。

でも、つらいことや苦しいことがいっぱいあるのにそれを他人には見せずに一生懸命「明朗快活」でいることは、これを一種の能力といわずして何と言おう。

その意味で、「明朗快活」とは小学生くらいの自己紹介で使われても何の意味もない。

そもそも児童や幼い人間の「純粋」というのは「無垢」というのであって、文字どおり手垢がついていないだけのこと。まださほどの人生の辛酸をなめるような経験もしていない純粋培養された人間が純粋性を保っているのは当たり前のことであって、年を重ねて色々な経験をしたあとでも「純粋」というのは一種の能力と言っても良いと思うのです。

同様に、人生の酸いも甘いもかぎわけて機微がわかるようになった年齢になって言う「明朗快活」は重いものがあると思います。

「明朗快活なんかでいられっか」という状況であろうとも明朗快活でいる、ことを「選択」するにいたったわけです。そこにいたるまでにはいろいろな逡巡があったことでしょう。

ひょっとすると、周囲の人に自分のつらく悲しい感情をぶつけたこともあったかもしれない。

これではいけない、と人に会わないようにした日々もあったかもしれない。

そんなこんなを乗り越えて、一定の安定した感情で常に「明朗快活」でいることを選択し、事実そうありつづけている、ということは素晴らしいことだと思います。


私もぜひ、そうありたいと思います。

そのためにも、いろいろなつらいこともあるかもしれないけれど、常にバランスの取れた自分でいつづけるために、オーラソーマに常に親しんでいきたいと思っております。


なんでこんなことを言うかと申しますと、ダーリンのお父さん(つまり、私にとっては義父ですわな)にいつも「おまえは明るいな~」と言われるんです。

最初の頃はうれしくて、その次に内心、「お父さん、私にはそれ以外に長所ってないと思ってるのかなあ・・」と疑心暗鬼になり、明朗快活をいうことをつらつらと考えるにいたったからです。

というわけで、私は堂々と「明朗快活はひとつの能力だ」と胸をはってお父さんにも「そうよ、私は明るいからね~」と言おうと思ってます。





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