ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

クライアントの話を聞くということ

2008-11-30 08:59:52 | オーラソーマ

コンサルテーションに当たって、「クライアントの話をよく聞きなさい」ということはさんざん授業でも言われました。

「9:1の割合でクライアントの方のほうが話すように」とまで!


実際にはなかなかそんな比率にはできませんが、人の話を聞く、ということは大切なことです。

でも、いくらこちらが「聞く姿勢」を持っていても、クライアントの方が「話す準備」が整っていなかったり、「ここまでは話してもいいけれど、ここから先に踏み込まれるのはイヤだから詳しく具体的なことまでは話さない」と決めていらっしゃるとしたら、プラクティショナーはそれをあえて「聞き出す」ということはできません。

例えば、「何か新しいことに踏みだそうと決めたところですか?」と尋ねたとします。

「あぁ、そうですね。心当たりはあります。」とだけおっしゃって、それ以上はおっしゃらない場合、「それはなんのことですか?」とは踏み込めません。

でも、ここが難しいところなんですよね~

クライアントの方もあえて秘密にしたい、と思ったわけではなくて、話の最初の段階のあたりであまりにも個人的なことをぺらぺらと話し始めるのもな~と思って、「心当たり」と言っただけで、別に話したっていいんだよ、というつもりなのかもしれない。

でも、こちらとしては「先ほどの『心当たり』とおっしゃったことを今後、さらに突き詰めて、『そのこと』で楽しくやっていきたいと考えてらっしゃるようですね?」などと、それ以降、その「心当たり」とおっしゃったことに対してはそのまま「心当たり」という仮の代名詞で話を進めるので、なんだかとても妙な感じの会話になってしまうことがあります。

そのうちクライアントの方が「それって、結婚のことなんですけれども」とかご自分で説明されることもありますが、こちらが「心当たり」で話を続けるものですからクライアントもそれで通したほうがいいのかしら、てな感じでずっとそれで話が進み、最後の最後になって「来週旅行に行こうかどうしようか迷ってたってことなんですけどね」なんて言われて、あ、そこ? それだけのことだったの? と拍子抜けするようなときもあります。

そんなときは遠慮しすぎて、かえってクライアントの方に話しづらい雰囲気を作ってしまっていたのかな~と反省するんですが、このように相手に話をしてもらう、ってとても難しいことですよね。

「人の話を聞く気」というのは誰にでもあると思うんですけれど、実際に人が「つい話したくなってしまう気」にさせる、というのは場づくり、雰囲気作り、会話術のほかにも、話の間とか目線の合わせ方とカなどの天性の才能があるんじゃないのかな、と思って私はもうこれ以上は無理、と半ばあきらめかけていました。

私は厚生省認定の財団法人の心理カウンセラーの資格も持っているんですけれど、「自分が鏡となってラポール(共感)をつくり、相手に話してもらう」ということは本当に難しい、と実感します。

こちらが親身になって、その人が体験したことや感じたことを追体験して感じすぎてしまってもいけないわけです。

でも、気の毒な話を聞けば、やはりこちらもぐっと涙をこらえるくらい感情がわきあがってきてしまうし、楽しい話なら話でこちらもうきうきしてきます。

「このことだ! これでいいんだ!」というのが目に見えることで判定できないし、ほかの人と比べたりも出来ないことなのでむずかしいんです。

そんな折り、ちょっとヒントになるようなものを見つけました。

オーラソーマタロットカードというものがあるんですが、買ったまま絵札のカードは時々見ているだけでも美しいので眺めたりはしていましたが、タロットとして使ったことはありませんでした。

その説明書の最後のページにタロットリーディングの方法について説明してあるページがあって、そこを読んでいたら次のような表現に出会いました。

1枚目をめくり解釈します。そのカードのリーディングが終わったと感じたら、次のカードをめくります。そして、そのカード自体の意味と、前のカードとの関連性を読んでいきます。

このようにして、カード11枚の意味と、それらがその周りのカードとどのように関連しているかを見ながら、全てのカードの意味がわかるまで順々にめくっていきます。

全てのカードを見たら、最終的な解釈をします。

そして、リーディングの間に沸きあがった問題について、質問者と話し合う時間をもちます。」

つまり、これを私はリーディングの間はとりあえずリーディングのみを推し進めて、最終的にそれが終わってから、質問者と話し合う時間をきちんと設ける、と言う風に解釈したんですが、そうだとすると、(これはたまたまタロットカードの例ではありますが、オーラソーマが認定して出しているオーラソーマタロットカードであることを考えるとオーラソーマのボトルリーディングの場合もそうだ、とするならば)ボトルを11本リーディングしていって、そして最後にさらに4本の関連性の総まとめをして、それからはい、何かご質問なり、感じることなり、言いたいことがあったらクライアントの話を聞きましょう、というようにしろ、ってこと?

そうだとすると、私は今まで「クライアントから話を聞く」と言うことを勘違いしていたことになります。

会話とはあくまでキャッチボールだから、11本こちらがリーディングしている間にも「どう? 心当たりはある?」「何か、これだ、と思うことに集約していっているかな?」などと聞いていました。

でも、とりあえずこちらの思い通りに、まずはプラクティショナーのインスピレーションで今回の4本はこうリーディングしましたけれど、はい、これから話し合いに入りましょう、って感じのほうがいいのかなあ・・?

なんかピンと来ない部分はあるけれど、確かにきちんとクライアントさんに話してもらう時間を取ってますよ、今がそれですよ、というふうにしたほうが、「どこまで話したほうがいいのかな?」と迷っている人や、隠すつもりもなかったのに人からよほど踏み込んで尋ねられないと口を開かないタイプの人には有効かも。

ひとまず、両刀使いでいこう、っと。

途中でも質問もするし、クライアントに話しに入ってもらってももちろんOKだけれど、あとできちんと最終リーディングについて話し合う時間ももつ、というように。


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