私が買ったわけではありませんが家にあったので読んでみました。結構スイスイ読める本で面白かったです。何よりも辞書を作る過程というのが垣間見られて興味深かったと。その着眼点というか、これで一本小説を書き上げるのが偉いです。アッパレ。
三浦しをんは前に「まほろ駅前多田便利軒」を読んだことがあって面白いとは思ったのですが、その後特にこの人の本を読もうとは思わず。今回たまたまでした。これはいいですね。ただ、この本の事を調べて初めて作者が女性だと知りました。まぁ下宿での二人の恋のエピソードとかは、女性が書いたと言われれば納得しますけど。
結構売れた本だと思うので読んだ人は多いでしょうが、まだの方は是非どうぞ。タイトルの意味は知らずまったく予備知識無しで読んだのですが、それも良かったかも。私としては辞書作りの人たちがもっとコテコテに妙な日本語に取り組むディープな話でも全然オッケーです。辞書の編集はやってみたいとは思いませんが、自分が学生だったとしたらバイトはやってみたかったり。
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