今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

バンドをやることは

2008年06月22日 | スペクトラム(ブラスロックバンド)
 昨日のライブはTENSAWのコピバンが2つと、カルメンマキのコピバンと、いろんな曲を自分達なりにアレンジしてやるバンドと、我々スペクトラムのコピーバンドReSPECTの計5組。

 私はTENSAWというバンドは名前しか知らず、カルメンマキもほとんど知らず、他のバンドの曲で知ってたのはカルメンマキ&OZの「私は風」だけでした。いやしかし世の中にはいろんなバンドがあるもんだと。

 昨日は世間一般で言う「オヤジバンド」ばかりだったので(女性ヴォーカルがいるバンドもあったのでオヤジというのもどうかとは思いますが)、どこも貫禄というか余裕というものがありました。もちろんやってる本人達が一番楽しんでるんだと思いますが、見せるというかお客を楽しませるというのが自然にできてるんですね。

 今回は幅広く告知してとにかく集客するという形ではなく、出演バンドとその友達が集まったライブパーティーという感じでした。他の4バンドは全然知らない人たちだったので最初から雰囲気に溶け込むのは無理でしたが、主催者の方がいい感じで進行してくれてたので結構楽しめました。タイムスケジュールがきつかったのと会場がちょっと狭かったので、席を自由に移動しながらあちこちで歓談や商談(?)ができなかったのは残念でしたが。

 で、感じたこと。HPを作ってるバンドもあったので見てみるとかれこれ10年ほど活動しているのだとか。社会人ともなれば家庭や仕事の都合とかメンバーの個人的な事情で活動に支障がでる場合も多いでしょうし、さらに方向性やモチベーションの違いなどで揉めることも多いと思います。アマチュアの場合、別にバンドやらなくても生きるのには困らないのが普通ですし、その辺いろいろ工夫しながらやってくのも大変だろうなぁと。

 それを考えると、うちのバンドの場合は8人いるので全員集まって練習するのが一種イベントのような要素があって、なおかつ8人集まらないと成立しない性質の音楽でもありますから私は全員で出した音を聞くこと自体がすごく楽しみなんですね。さらにいうとスペクトラムが好きで集まってるメンバーばかりだし、ホーンセクションであれを演奏できるレベルの人はそんじょそこらにいるもんじゃないし、私なんぞは相当幸せ者かもしれません。

 私はCCRとか好きなんですが、もしコピバンをやったとしてオヤジ4人で集まって演奏して、たまにライブやる程度だと煮詰まっちゃうんじゃないかなと思うわけです。最初の何回かは楽しいかもしれないけど、毎月練習してると1年もつかなぁとか。

 アントニオ猪木の風車の理論じゃないですけど風が無ければ回れないってことがあるので、バンド続けるのもお互いに刺激を与え合いながらでないと続かないんだろうなと。それを考えると、長年続けてるバンドというのは相当アイディア出し合ったり工夫したりしてるんでしょう。

 私の場合ギターしか弾けませんがギターさえ弾ければどんなバンドでもよいってわけではなくて、スペクトラム以外でやりたいのはやはり尾崎亜美さんのコピバン。ただしこの場合はヴォーカルが第一で次がキーボードで、バンド形式でやるならあとはドラムとベースで、次にギターという感じなので自分が主体となってやるのはまったく無理。なのでここ数年ご無沙汰だったり。

 いずれにしても、バンドやってること自体楽しいのは正直なところなので、今でもスタジオに入ってジャックにシールド突っ込んでアンプのスイッチ入れるときはワクワクしてます、実は。アマチュアで演奏を楽しむものとしては、この気持ちはいつまでも大事にしたいと思ってるんですけどね。