半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

今年は悪天候で、夏は大冷害!?

2023年05月10日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の朝採り野菜ボックスのお手紙です。

みなさん、GWは楽しみましたか?。私の方は週末3日間連続田植えで、(金)は夏日でしたが風もほどほどで気持ち良い時間が過ごせました。しかし、(土)は大風で砂嵐のよう、(日)は雨&風で冷たい中での田植えで大変でした

 稲作農家の根本さんとやっている「田んぼと畑の耕育教室」は今年で12年目。長いご家族は今年8年目で、年中さんだった子が今年はなんと中1になります

そういったお子さんの成長を毎年見る事が出来るのも私の楽しみ。そういった長く通っているご家族も「こんな田植えは初めてです」という程の悪天候でした。

特に(土)は風で飛んできた砂が顔に当たり痛く目が開けられないほど天気予報では風速6~8mでしたが、後でニュースで見たら瞬間最大風速は20mもあったそうです!。突風が来ると歩くのも大変でしたが、逆に多くの大人が風に向って倒れ込む姿勢で「タイタニック」の名場面を試していました


 (日)は雨と風でかなり冷え込み、予想通りキャンセルも多かったのですが、それでも来てくれた10家族はアカハライモリに目を輝かせ、外よりは暖かい田んぼの中を笑顔で走り回る子もいたり。やっぱり生き物や田んぼの力は偉大だな~と改めて思いました

 一方、あの大風で根本さんのビニールハウスは破られてしまいました。私の畑でも植えたばかりのカボチャが大変な事になっているだろうな~と、行ってみたら、案の定、マルチはほぼ剥がされカボチャの苗もズタボロになっていました。昨日、3時間ほどかけてマルチを張り直しましたが、カボチャの苗は復活するか心配です。

 こんな悪天候はなかなかありませんでしたが、そもそも今年は3月から夏日(25℃以上)があって、過去に無い異常さを感じています。ところで、先日頂いた農業誌「現代農業」に、昔の暦や予測法を含めて独自の民間予測が載っていたので読んでみたら驚きでした

「気象ものさし研究会」というところが出している予測なのですが、まず、「3月下旬~4月上旬に異常高温あり、4~5月は地温上昇傾向、5月上中旬は大気が不安定・遅霜・暖気あるも強風・突風に注意」とありました。お~、当たっている

 今後については「5月下旬は雨注意。6月中旬頃から地温低下が始まるものの気温は温暖傾向で大気不安定。雹、突風に注意、6月下旬~7月上旬は大気の不安定、長雨、風雨、集中豪雨、台風の可能性有り。7月下旬~8月上旬は地温低下顕著で異常低温が見込まれる」とのこと。農的には稲の開時期花前後が低温になり1993年並みの大冷害になる恐れがあるそうです。ここまで細かく予測が出せるなんて、凄いですよね

 国立天文台HPや神宮本暦などを参照しているそうですが、地球は月や惑星の位置関係で重力や太陽からの到達エネルギーに大きな差が出るとか。特に太陽と金星と地球の位置や運行の影響が大きく、今年はその位置関係から8月に地温が下がる一方で気温が上昇するので非常に不安定になるそうです。

 詳しくはわかりませんが、昔の人の方が自然を見る目が優れていましたし、過去何百年にも渡って編み出した気候予測法が各地の神社や地域にあったわけです。それはそうですよね。昔は今の私達より農作物が豊作かどうかが死活問題だったわけですし、神事の中心は五穀豊穣を願った占いだったわけですから。

 今年が本当に悪天候続きで冷害が来たら大変なことなのですが、本当にそうなるのか、今回出会ったこの昔の民間予測法に注目してみたいと思います。私達人間はお天道様に任せるしかないので、出来るだけ天気が安定し作物が元気に育つ事を願うばかりです。

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