半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

病気も生き方も十人十色

2023年02月15日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の朝採り野菜ボックスのお手紙です

 節分を過ぎた後はめっきり春めいてきましたね。農家のみなさんも「やっぱり立春を過ぎるとなんだか違うな」と言っています。実際は立春を過ぎた頃が一番寒い時期で雪が降る確率が高いそうですが、今年は千葉県に関しては暖かい日が多い気がします。


 さて、先日の土曜日は「食と命の教室」の11年目の第1回目でした

毎年、「自給生活をやりたくて」「無農薬で野菜作りを学びたくて」という方もいるのですが、今年は「身内がガンなどの病気になって、行き着いたのが食べ物だったんです」という方や、アトピー持ちの方などが多い印象でした。それぞれが西洋医学の限界に行き着き、ご自身で学ばれて「食は命」、つまり根本治療として食改善に辿りついたというお話でした。

 みなさんの自己紹介を受けて、高柳さんは「かつては成人病と呼ばれていた病気が、今は子ども達もかかる食源病になってしまったわけだけど、その原因を探らないで、症状を薬で抑えつけようとするだけ。農業と同じで対処療法ばかりするのがこの国なんだよ。根本原因を探ろう、といったことは教わっていないでしょ?教育の問題でもあるんだよ」というお話から、高柳さんが育った高度経済成長期に何があったか、どういった歴史背景があって今の日本の社会の問題や食の問題、病気が出てきているのかまで、多くのお話がありました。

 また、興味深かったのは栄養分析を仕事として来た方は、「5年前から農薬の基準値が10倍に緩和されたので、今まで例えば0.005ppm以上で残留農薬検出として出していたのが0.05ppm以下であれば、上司から『未検出にして良い』と言われてそうしてきたんです。」というお話も。

高度経済成長期から食品添加物、農薬などの化学物質が食に紛れ込む時代が今も続いていますが、今は「毒性が弱ければ安全だ」という論法で、食べ物はもちろん、洗剤、殺菌剤、殺虫剤など多数の化学物質が生活に入り込む時代です。

 うちの親父は肺ガンだった事もあり、私はアヒルの生命保険のCMを見るといつも「保険よりもガンにならないような努力をした方が良いのに」と思います。日本ではガンは3人に1人がなるといっていたのが、いつの間にか2人に1人がなり3人に1人がガンで死ぬ時代になりました。欧米ではガンの死亡率が下がっていて、先進国でガンの死亡率が上がっているのは日本だけなんですよね。

例えば、子ども達のクラスの半分の子が将来ガンになり、1/3がガンで死んでいく時代なのに、そういったことにあまり関心が無く、添加物や糖分過多のお菓子やほぼ100%農薬が残留している海外産小麦粉のパン食を続けている家庭が多いのです。

子ども達の命に関わる問題なのですから、知らない、興味が無いで本来は済まされる話では無いと個人的に思っているのですが、私もそうですが、いざ病気や体調を崩してどうにもならなくならないと、なかなか意識は変わらないのが人間なのですよね。

 

 話は変りまして、昨日は自然薯掘りだったのですが、参加者はどこかの社長さんで、とても自由で面白かったです

クルーザーを持っていて「お姉ちゃんと遊ぶためですよ」とか、タバコもプカプカ、昼休みにビールを飲んと、かなり自由奔放。それでも人生を楽しんいるオジサンという感じで、農家さんも「頭でっかちのやつより、ああいった素直な人の方が楽しいよな」と。

健康に注意していなくても自由にストレスフリーの暮らしをしている人の方が長生きというのも実際にあります。先ほど、ガンの事を書きましたが、まあ、DNAにもよるのでしょうが、何事もバランスが大切なのでしょうね~

コメント
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