半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

地震のお話

2023年02月08日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の朝採り野菜ボックスのお手紙です

 トルコの大地震、びっくりですね阪神淡路大震災を思い出しました。あの時は私は大学生で、ボランティアに行く人もいる一方で、自分は重い腰が上がらず、悶々としていた事を覚えています。それがたまって東日本大震災の時に吹き出し、会社員生活に終止符を打ったのかもしれませんね。それにしても、年に1回ぐらいは世界の大地震がニュースで流れるのを見ている気がしています。地震は大自然の営みとはいえ、やはり悲惨としか言い様がないですし、どうか1日でも早く日常が戻ってくることを願うばかりです。

 日本では地震が多発しているので、世界の中でトップクラスで地震に慣れている国民かと思います。私の大学の時に外国人の先生が日本で地震を始めて体験した時に、「何が起こっているかわからなかった。とにかく棚が倒れてこない事を意識していた」と言っていました。逆に自身の安全を守るという発想そのものが無かったそうです。そう思うと、避難訓練を子どもの頃からしている地震が日常という国は珍しいのでしょう。

 地震はみなさんが知っているとおり、大陸プレートとプレートの間の境界のひずみの反動や地殻の崩壊で起きます。日本は4つのプレートが混じり合う事で盛り上がった火山帯の島国で、世界の地震(マグニチュード6以上)の20%以上が日本で起きていると言います。小さな国土で世界の1/5以上の大きな地震が起きている、つまり、大地震大国、ということですね。地震が起きやすいところはマントルが重なり合う場所ですが、そこは地殻が盛り上がり、急峻な山を抱え平地が少ない場所、ということです。

 余談ですが、この前、たまたまテレビを見ていたら、南米のアマゾン川の特集をしていました。プレートの狭間で盛り上がったことでアンデス山脈が出来、溶岩が冷えて割れて出来た無数の亀裂に水が染みこみ、さらに山脈の東は地殻の盛り上がりの反動で窪地になり水が溜まり、その結果、あのアマゾン大河の水源が出来たとのことです。ただ、マントルの狭間で盛り上がって出来た山脈沿いは地震の巣窟。ペルーなどで大地震が起きるのも日本と同じなわけですよね。

 東日本大震災が起きたとき、「地殻が大規模で崩れたので、そのより戻しの余震は30年は続く。また首都圏直下型地震が3年以内に起こる確率は75%」と新聞には載っていました。また、南海トラフ巨大地震はいつ起きてもおかしくないと言われ続けています。私が子どもの頃はノストラダムスの大予言が流行っていたせいか、関東大震災が来るぞ、とずっと言われていました。そして富士山の爆発もそろそろ起きる、なんていう事を言っている人もいます。

 何か重大な事態にならないと、なかなか社会の枠組みを変える動きは起きません。阪神淡路大震災で建築基準法が改定され、地球温暖化対策が待ったなしになってからようやく国連がSDG'sを叫びだし、環境問題を誰もが語る時代が来ました。地震そのものは防げませんが、インフラが破壊された後に生きていくためには、やっぱり衣食住なのでしょう。何があっても生きて行ける、そういった住む場所、そして衣類と食料の自給が出来る生活が必要になってくるのかも知れませんね。

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