半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

今週のお手紙

2021年03月17日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の朝採り野菜ボックスのお手紙です。

やっぱり時代は変わったな~と思います。

 先日の日曜日は今年の大人向けの「食と命の教室」の2回目でした。以前も書きましたが、過去最速で満席になったので、その反応に「時代は変わったな~」と感じました。そして今回、2回目なのですが、参加者の雰囲気も変わったな~と感じました。


 というのも、昨年ぐらいはやはり環境問題や食の問題に強い問題意識を持っている人が多く参加していたと思うのです。つまり、世の中一般的には「環境問題」や「食べ物の問題」を口にするのはちょと変な人に見られてしまうという世の中でしたし、それを真面目に議論出来る相手は限られている、という感じだったと思います。


 なので、この教室に来た方は「ここでは安心して普段疑問に思っている事を話せます。それが嬉しいんです」と言う方が多かったのです。あるいはガンを患ったことがある方も結構参加していました。何かしら心に秘めるものがあり、探し求めてこの教室に参加した、という方が多かったのが今まででした。

 ところが今年はもうちょっと軽いというか、「環境にも意識を向けなくちゃと思ってきたんです」とか、「家庭菜園を始めたいので」という感じで、肩肘張らずに気楽に参加してみた、という方が多くなったという印象なのです。意識が高めというよりは、普通にコビニ弁当も食べ、環境問題に意識をしてこなかった方が、ここ数年の大型台風や昨年のコロナで「やっぱりこのままじゃいけないよね」という感じで参加している雰囲気です。

 これはとても凄い事だと思います。つまり、多くの人が「普通の事」として環境問題や食の問題など、色々考える時代に入った、という事だと思うんですね。

 まだ日本は野菜全体の内、有機農産物のシェアも1%にも満たないという時代で、無農薬、オーガニックというものを日常的に買う人はまだまだ少数です。しかし、今やベジタリアンはおろかヴィーガンと公言しても変な人に思われない時代になりました。

 宅配市場はこの1年で倍ぐらいになったでしょうし、国も外圧と環境問題から「有機農産物シェアを30%にする」と言い始めました。これまで「第○次農業ブーム」というのがありましたが、今回はもうブームではなく「新しい流れ」に入ったと感じざるを得ません。一部の人間にとってではなく多くの人々にとって農村の暮らしや農業が魅力的に映る時代に入ったように思います。

 これからネット社会が加速度を増し、2040年には6Gが始まり全てがネットに繋がる時代になります。車は自動運転で空を飛び荷物はドローンで運ばれ、全ての行動がデータで管理され、AIが人間の知能を超えている時代になります。無くなる職業も多くなりますが、第一次産業や職人のような仕事は「人間らしい仕事」として、残っていくんだろうな~と思います。

コメント
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