半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

小中学生のスマフォトラブル対策教室

2018年10月29日 | 仕事の中で
先日、この辺の小学校3校と中学校1校の「合同教育ミニ集会」なるものがありました。

先生向けに研修は沢山開催されているそうなのですが、保護者も参加可能で、かつ、地域合同でやる初めての研修とのこと。

9割学校の先生が参加者で、保護者は1割ぐらいだったと思いますが、私は学校評議員というものになっていて、その流れで参加してきました。

内容は「スマフォ、snsトラブル」について。


講師の先生は、初音ミクの産みの親の1人だった人だそうで、今は千葉大とかの先生をやったり、全国で講演をしたり、スマフォの対策アプリの販売をする会社を運営もしているそうです。

ちなみに、初音ミクというのはボーカロイド、人口音声とアニメで作られた架空のアイドルとでも言えば良いのでしょうか?
私にはもはやついていけませんが、最初はオタク(もはや死語?)相手のものと思っていましたが、どうやら一般アイドルなみにファンがいて、経済効果も凄いらしく、今の若者には当たり前の存在なのでしょうね


さて、研修の内容ですが、SNSトラブルというのは、ラインなどで誹謗中傷などがあったり、1人を招待して徹底的に叩いて仲間から外す、とか、まあ酷いのがあります。

自分撮りした横に、たまたま変な顔をしている友達が写っていた場合、その変な顔の子のことがつっこまれて拡散して、その子がいじめられたり。


ただ、それだけではなく、可愛い女の子はストーカーのようなことが簡単に起きてしまうということ。

例えば、ある女の子が家でカップラーメンを食べている写真をアップした。

すると、その子がかわいいので、そういうのをウォッチしているおじさんが、その子の過去の写真を徹底的に調べたら、制服を着ている写真があった。

その制服とアップされている写真から日常行動を調べて、どこの電車で通勤しているか、まであぶりだした。

そして、ある時、「いつも君を見ているよ」というコメントと一緒に、その子が電車でスマフォをいじっているところを撮影した写真が送られてきた、、、とか。

お~、怖い

講師の先生からいえば、自分の身元が特定される制服を着たまま自画撮りしてアップするのは無謀極まりないもので、スマフォの情報リテラシーが無いのと同然で、今の子供はジャングルを自分を守る武器を持たずに歩いているのと同じだ、と言います。

「でも、そういった意識は子供には無いんです」とのこと。

例えば、メールのように1対1でクローズドのやり取りと思っても、そんなものはあっという間に広がるのがsnsの世界。

「本人たちは秘密のやりとり」と思っているのを、簡単にアクセスできる人たちが沢山いるという前提をわかっていない。

また、相手がプリントスクリーンで写真にしてしまえば、それがあっという間に拡散されてしまう、ということもわかっていない。


最近は小中学生のあこがれの仕事№1が「YOU TUBER」で、ある低学年の可愛い女の子の小学生が「いいね!」やチャンネル登録が欲しいばかりに、「自分の住んでいるところは」と言いながら、「ヒント」としてマンションの外観の写真をアップしちゃったり、そして「次はもっと具体的なことをおしえま~す」みたいな動画をあげていると、もうその時点で調べられる人は調べられていて、玄関を出たら4~5人の男の人がたむろしていた、とか。

お~、怖い


講師の先生の方の結論は「入口で防ぐしかない」というもの。
一度入ったら、もう解決できる出口が無い、というのがsnsの問題というところ。

ということで、フィルタリング機能や充電器を管理するとか、色々ありますが、「親子でルールを決めていますか?」という事に関しては、今回、合同教育集会に参加した中学校では、新任の校長が「スマフォ持ち込み禁止」にしたらしく、また、親にもルール作りを促したそう。

とはいっても、親の方から「ルール作りって?」という反応もあったので、例えば「1日〇時間」とか「〇時まで」とか「宿題が終わってから」とか、「メールの内容は見せる」とか、色々な事例として10か条を提示し、その後、1年経った今年に「アンケート」を取った結果が、今回の研修で発表されました。

そうすると、時間を守るとか、そういったルールを作れているのが6割いて、その他を抜かすと2割ぐらいはルールが作れていない、守れていないそうんですね~。

まあ、親が子供に言う以上はきちんとすべきですが、今は親の方が日々スマフォやってますからね~。

ある教頭先生が「子に対するルールなのか。家の中での全員のルールなのか」と言っていましたが、まさにその通りだと思いました。

親がろくに守れていないのに子に言っても説得力無いですからね~。


実際、知り合いの子はスマフォが手放せなくて、夜もずっとピコピコやっていて問題になっていました。
返信が気になって夜も手放せないんですって。
そんなスマフォを取り上げることが親にも簡単に出来ない時代なのでしょうかね?

まあ、色々話がありましたが、結局は親のしつけの問題、親がどれだけ自らきちんとルールを家で守れて、渡す最初の時に約束をし、その約束が守れない時には毅然とした態度が取れるかどうか、次第、ということ。

スマフォはダメ、と言っている時代ではないですが、世の中、良い大人がゲームやったり漫画読んだりしている時代で、タバコによるちょっとした時間つぶしが、今はスマフォになってしまっている時代ですから、まあ私が子供の頃に比べて変わりましたよね~。

ゲームも面白いし、漫画も面白いけど、それにず~っと時間を費やしているのが「なんだか無駄だな~」と思わないのでしょうかね~?

まあとにもかくにも、我が子にもいずれスマフォを渡す時が来るわけで、それまでに、食べ物と同じで、家庭教育をしっかりしておかないとね。
コメント
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