半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

もちきび

2015年07月16日 | 食べもの
みなさん、モチキビって知っていますか?

キビはトウモロコシのことで、もちもちした食感の昔のトウモロコシのことです。

先日、おかげさま農場の直売所で「モチキビ」が売っていたので「おっ、これがモチキビか~」と買いました。
いつかは食べてみたいな~と思っていたからです。

というのも、数年前に読んだ「限界集落株式会社」という小説にこの「モチキビ」が出ていたのです。
この小説はつい最近、テレビドラマ化したので、知っているかもしれませんが、東京のエリートが田舎に行って、その魅力にはまり、限界集落の農産物などの魅力を上手くPRして、直売所を作ったりしながら、発展させていくというストーリーです。

その小説の中で、「昔のもちきびは美味かったぞ。今のトウモロコシなんかと違って、焼きトウモロコシに最高だったんだ」という挿話があったのです。
そのモチキビは、一般流中をもうしなくなっていたのですが、ご年配の方は味を忘れられず、それがヒット商品に育っていく、という話があったのですが、そのくだりを読んで「へ~、モチキビか~。食べてみたいな~」と思っていたのです。


そして、今回初めて「モチキビ」なるものを見つけたので、早速買って焼きトウモロコシで食べてみました。

見た目は、一般的なスイートコーンよりも細く、硬そうな感じ。
ハケで醤油を塗り塗りしながら焼いてみると、最初は「ん?」と思うほど、硬いんです。
ただ、粒の中がぐにゅっとした食感があって、言われてみると確かにモチっぽい

硬いから、噛み締めて食べるので、逆にじわじわと旨味も出てくるので、しつこい甘みもなく、じわじわと甘みと旨味が出てくるので、私はとても美味しかったです

でも、子供は食べませんでした

好きな人は好きだ、ということが確かにわかる品種でした。

ちなみに、今回のは黒モチキビという品種らしく、色々な色のモチキビがあるそうです。

今度売っていたら、種取りしてみようかな?

今の私の畑だと、普通のトウモロコシはハクビシンという獣がかじりに来るので収穫前にやられちゃうのですが、このモチキビは硬いから狙われないそうです。

そしたら、毎年モチキビが食える
まあ、多分食べるのは私だけですけどね
コメント
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