半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

子供について思うこと

2014年10月16日 | 自分の時間
私が親バカだから思うことか、みんな思っていることかわかりませんが、ふと畑仕事をしている時に思ったことがあります。

それは、「うちの子供は、とっても優しいから、大人になっても人に恵まれて生きていけるだろうな~。それで人生、十分幸せに生きていけるだろうな~」ということ。


自分の子供が何もかも万能であれば、運動ができなかったり、勉強ができなかったり、躾がされていなかったり、ハキハキしていなかったりしている子を見て「あの子は、ああだよな~。まったく」といったマイナスの評価をする目がついていたでしょう。

しかし、自分の2人の子供を見ても、絵や文字が無茶苦茶上手いけど運動はそんなに得意じゃなかったりするお兄ちゃんがいる一方で、運動がむちゃくちゃ得意な弟もいるわけです。

どちらも生まれつき持っている才能であって、もう赤ちゃんの時から今までず~っと同じなんです。


たった2人だけの子供ですが「あ~、子供にはそれぞれ天から与えられた才能がある、それぞれの天才なんだな~」と思うわけです。

坂本竜馬しかり、アインシュタインだって小さい頃は一般的にはダメな子と見られていたわけです。


そうすると、世の中で評価される項目なんて、人生でほとんど関係ない。


そんなことより、人に愛されて、社会のお役に立てて、立派に生きていける大人になってほしい、というただそれだけが親の願いであって、そう思うと、わが子の優しさは、色々な人に温かい気持ちを与えることになるだろうし、それだけで十分、この世を生きていける力だよな~と思ったのです。


経済一辺倒、お金は必要というのは、たばこと同じで中毒症状です。

老後は1ヶ月26万は平均で必要で、そうすると年間300万は必要で、老後20年間で2000万必要、とかいったキャッチフレーズは全部、保険を売る人やそういった洗脳をしたい人が作った計算です。

マイホーム、保険、ローンといった類はほとんどそう。


でも、そういった経済社会から一歩離れて、最低限のお金で2~3年暮らしてみると「なるほど、お金は大切だけど、あればこした事が無いというもので、お金が無かったときでも食ってはいける人間関係以上の宝は無いよね」という当たり前のことに気づきます。

あるいは、親と暮らしてみて初めて、「親子3代一緒に暮らすこと以上の親孝行や幸せは無いよね」ということに気づきます。


実際、家があって、食うものがあれば、あとはお金はボチボチあれば生きていける。

年々、無理にお金を追い求めなくても、自然に沿って生きる若者が増えていて、そういったナチュラルスタイルの人達の中には、見事に魅力的に幸せに生きている人もいます。


特に私みたいに農家さんとつきあって生きていると、「人柄」とか「優しさ」とか「まじめに働ける」ということが最大の信用であって、長く太くつきあうことで、長く太く生きていけるという安心感がある人生が送れると思うわけです。


そんな思いでふと「あ~、うちの子の優しさは人を将来幸せにするな~。それで人生、十分じゃないか」と思ったわけです。


小さいうちに頭ばっかり鍛えられてしまったり、私が子供の頃以上の商業主義が蔓延している世の中ですが、そういったものから守ってあげながら、今後もすくすくと大きく育ってもらいたいものです
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