半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

ケン・ロビンソン

2014年06月12日 | 自分の時間
私はテレビはいくつかのものを録画して見るだけで、あとはほとんど見ません。

その中でEテレ(NHK教育テレビ)の「スーパープレゼンテーション」はいつも見ています。

TEDという世界的な著名なスピーカーを呼んで、最先端の話を講演を聞くカンファレンスを流す番組です。

いくつも素晴らしい内容があって、子供達の教材としてもとても素晴らしいな、といつも思っているのですが、昨日、ケン・ロビンソンのスピーチを久々に見て、いいな~、と改めて思ったので、紹介します。

ケン・ロビンソンはイギリスの教育学者で、その業績から「ナイト(騎士)」の称号を与えられている人です。
彼のスピーチはTEDの動画の再生回数が圧倒的ナンバー1だそうです。

話が上手く、内容も含蓄に富んでいます。

具体的にはアート(演劇や音楽など)を通じて子供達に大きな教育成果を与えたそうです。


色々なキーワード、事例が出てきます。

TEDで彼のスピーチは2つありますが、そのうちの1つが→こちらです。


とても当たり前かもしれませんが、「教育とは、本来、1人1人の子供の才能を伸ばすためにある。それが良い大学に入るためのもの、になっており、敷かれたレールを歩かせる工業化されたものになってしまっている」と言います。

事例では、キャッツやオペラ座の怪人など名だたるミュージカルの振付師として有名な女性が、小さい頃、学校では学習障害がある子と見られていました。

親が医師の元に連れていった際、その医師は「お母さんと話があるから、ちょっと待っててね」と言って、音楽を流して席を外したそうです。

部屋で1人になった彼女を覘いてみると、彼女は音楽に合わせて踊っていたそうです。

そして医師が言ったのは「お母さん、彼女は病気なんかじゃないんです。彼女はダンサーなのです」という言葉。


それからダンススクールに通って友達をたくさん作り、ロイヤルバレエ団に入ったり、楽団を立ち上げたり、と彼女の道は開けていったそうです。


ケン・ロビンソンは言います。

「彼女はダンスをしながら考えるタイプなんです。考えるためにダンスをするタイプなんです」

「知性は学力ということになってしまっている。火星人がこの星の教育を観察したら『大学教授になるためにあるんだ』と言うでしょう」

「算数や国語より美術や体育は低く見られます。美術の中でもダンスなどはさらに低く見られます。そうなの?そんなことは無い」


面白く、かつ指摘が鋭いプレゼンです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ