半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

おばあちゃんとシイの実

2012年10月25日 | 農的体験・生活
今日は「育自の魔法」の第2クールの2回目の日。

託児がちょっと足りないので、私は子供達と遊んでいました

地面に書いたドラえもん。上手でしょ


今日の会場は、神社の境内がお隣にありました。

1歳のお子ちゃまが、ママと離れさせられてエンエン泣いているので、抱っこしながらママがいるお部屋が見えないよう、お隣の境内の方に他の子と一緒に連れて行き、境内で裸足で遊んでいたところ、地元の方らしいおばあちゃんが声をかけてきてくれました


今時、裸足の子供を見るのが珍しいのでしょう

「あらまあ、裸足で元気だね~。裸足はいいっていうからね~」


お話しを聞くと、2年前に引っ越してきたおばあちゃんで、齢は八十八歳

毎日、この神社に家族の安全と健康を祈りに来て、手を合わせているそうです。


以前読んだ本に書いてあり、なるほど、と思ったのが「良く人が集まるパワースポットのようなところは、願いや欲望の念が残っていて、逆に良くない」ということ。


実際に私は、人がたくさん集まる神社・寺は好きではなく、人気のない、鎮守の森が残っている静かな神社が大好きです

そういったところで、静かに目を閉じ、手を合わせると、地域の神様や自然と対話しているようで、実際自分とも対話ができてとても清々しくなります。


今日お会いしたこのおばあちゃんは、いわゆる「パワースポット」という概念は知らず、「家族の健康と安全」を純粋な気持ちで祈るために、家の近くのこういった神社で毎日手をあわせています。

今で言えば「信心深い」のでしょうが、昔は、地域の神様を敬い、感謝し、ご奉仕としてお掃除をするなどは当たり前でした。

そしてそういった「感謝の気持ち」を持って毎日生きているからこそ、穏やかで見事な年の取り方ができるんだと思います。

そういった姿を見ていると「清楚な生き方」を感じ、こちらもとても気持ち良い刺激をうけます。

そんなおばあちゃんの魅力に惹かれて、ついつい話込んだのですが、そのおばあちゃんが見つけたのが「シイの実」。

「あれまあ、こんなところにシイの実があるなんて、知らなかったよ。もう何十年ぶりだね。小さい頃良く食べたよ。炒っても食べれるけど、このままも食べれるんだよ」

と教えてくれました。

おばあちゃんが、本当に生で食べているのを見て、真似をして食べてみました。

これがシイの実。


皮をむくと、白い綺麗な実がでてきます。これを食べると「あっ、甘い栗のようだ



子供もちょこっと食べて「美味しい


神社とおばあちゃんとシイの実。なんだか懐かしくとても清々しい気分になった時間でした


今日の会場は、普段は「もりのこびとたち」というサークルで「わらべ唄」がやっているところ。

おばあちゃんにも「是非、遊びにきてくださいね」と声をかけました。


おばあちゃんの健気なお姿、とても綺麗な生き方、見習いたいな~。また会えたらいいな~、と思いました
コメント
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