半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

我が家だけのお米&お月様

2009年10月04日 | 農的体験・生活
 昨日は、15夜お月様、中秋の名月でした

 旧暦の8月15日も、今の暦では、9月になったり、10月になるそうです。

 そして、それに気づいた我が妻が、月見用のイモ団子を作ってくれました



 我が家では、ヨモギ団子など、今年の春から手作りで作るようになったので、子供は、何でも「つくろうよ!」といって参加してくるわけです なので、我が子のコネコネしたものも入っているわけですが、これはこれで、楽しい行事になりますよね~


 さてさて、イモ団子と一緒に、我が家で作ったお米も食べようということになりました

 5月末に引っ越してきて、今年は、田んぼは当然借りておらず、発砲スチロールの箱を3つ使って、ミニ田んぼで、米を作りました。収穫は、9月15日にしました

⇒http://blog.goo.ne.jp/atsu1234/d/20090915



 そして、そのお米を、物干しにかけ、乾燥させた後、いよいよ、「脱穀・籾摺り・精米」という作業が待っているわけです。

 「で、どうやんの?」というのが、まず、頭にくるわけで、何人かに聞いてみても、あんまり、手作業ではやっていないようで、知らない様子。そこで、ネットで調べたところ、北陸農政局、というところの解説が、わかりやすかったので、ここのやり方にしたがって、10日ほど前に、脱穀、籾摺りをやってみました

http://www.maff.go.jp/hokuriku/kids/pot/index.html

 
 脱穀は、ちょっとの量なら、ビニール袋の中に入れて、手でつかんで、茎を引っ張れば、ピピッピ、と、籾殻が簡単に取れました

 ちなみに、布にはさんで、棒で叩く、、、というのは、全く、取れませんでした



 次に、籾摺り。これが、結構、難儀だった

 たまたま、軟式野球ボールが我が家にあったので、これで、ゴリゴリ、ゴリゴリ、すり鉢で摺ってみました。



 最初は、米がわれないかな?と思いながら、恐る恐るやっていたんですが、なかなかとれない

 なので、遠慮なしに、ゴリゴリやり、また、大きくまわすんじゃなくて、1箇所に、こすり付けるようにして、籾殻を割る感じで取ると、結構取れました

 でも、以下のように、籾殻が混じってしまって、どれだけ脱穀できたのかわかりにく。。。なので、少し摺っては、「ふ~っ」と息を吹きかけて、籾殻を飛ばし、また、少し摺っては「ふ~っ」と吹く作業を繰り返ししながらやりました

 まあ、大量にあるなら、脱穀機+唐箕(とうみ)なんでしょうが、この量なら、このやり方で、良いんじゃないですかね。



 そして、2時間ぐらいかけて、大体、取れました


 
 正直、疲れた。。。でも、これだけ手をかけ、時間をかけて脱穀したわけだから、思い入れも一入(ひとしお)

 そして、このお米と、イモ団子と、近くで取ったススキを一緒に、実家の仏壇の前&窓際=お月様が見えるところ、にお供えしました

 



 イモ団子は、手作りだけど、良く出来ていて、サツマイモの甘みと、モチモチした感じが、とっても美味しかったですよ

 そして、今朝、昨日、お供えした我が家で作ったお米=約1合の玄米を炊いて、家族で分け合って食べました。

 1合と、量が少ないので上手く炊けるか、ちょっと心配しましたが、柔らかく美味しく炊け、みなで、少しですが、我が家で作った少量の米を、「美味しいね~」といって、頂きましたよ



 昔の人が、五穀豊穣を祈り、収穫祭をやったのも、こういった体験をすると、その心境が、なんとなくわかってくるようになりますよね。

 自分の生活の糧であり、数ヶ月かけて作ったお米が採れたら、お日様や、お月様や、その地域の神様に、お供えをして、「有難う」と言いたくし、「来年も、よろしくお願いします。」という気持になりますよね
 
 今年は、満月ではない15夜でしたが、家族みんなで、素敵な夜、そして、美味しいご飯を頂く事ができました
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