半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

シカさんの家へ訪問パート2

2009年06月13日 | 農的体験・生活
 ADSLのモデムが届いたものの、、、ネットが繋がらず、不便を感じている今日この頃です。

 さて、土曜日は、シカさんのお宅へ訪問してきました

 シカさん、とは、4月19日のブログにも書きましたが、働きながら、土日で農的生活を営んでいる素敵な方。

 こちらを参照→http://blog.goo.ne.jp/atsu1234/d/20090419

 この土曜日は「小麦の収穫と聞いて、家族でお邪魔しました

 米・大豆・小麦が取れたら、基本的な食は抑えたことになるわけで、米の収穫は体験はあるけど、小麦の収穫は、ぜひ今後の為にやっておこう と思って参加しました


 朝、8時から、収穫をしている、ということですが、ぼちぼち何時に来ても良い、ということだったので、11時前に到着。

 小麦畑は、ご自宅の敷地の畑ではなく、少し離れたところに借りてある、ということで、行ってみると、もう、8割が刈り終わっていた、、、!前回と同じで、10人近くのお仲間が早くから来て働いていらっしゃったわけ。。。みなさん、凄い

 100坪近いほどの畑には、小麦・大麦の両方がびっしり植えてあった様子。風の影響か、ちょっと収穫が遅かったのかわからないが、そのほとんどが、倒れてしまっていました。また、穂も出来ていましたが、ちょっと実りが少ないご様子。畝を作って育ていたそうですが、麦は本来雑草のようなもので、畝を作るというのは、過保護すぎるらしい。収穫は、根っこごと引っこ抜いて、土を落としてミニバンに積むという流れ。根っこは結構少なく、簡単に引っこ抜ける。う~ん、雑草のススキの方が圧倒的に生命力はあるわけだな。

 で、収穫して、シカさんのご自宅の庭に積み上げたのがコレ



結構なボリュームになりました。

 お昼をはさんで、子供とちょっと、鶏さんのところでふれあいタ~イムシカさんが、その辺の雑草をエサとして引き抜いて、子供達に渡してくれる。鶏にエサを与えられて、うちの子供もご満悦



ちなみに、前回行った時に、10羽以上はいた雛鳥はたった2羽になっていました。シカさんいわく「イタチにやられてしまったらしい」とのこと



この子達は、ウコッケイの雛だそうで、他の鶏は襲われず、ウコッケイの雛だけやられてしまったそう。ウコッケイの肉の方が美味しいのか、やっぱり雛鳥の方が狙いやすいのか、いずれにしろ、残念。。。

 で、午後の作業は、収穫物を束ね、「はさかけ」作業。去年、デコ三のところでやった時に、ワラで縛る方法を教えてもらっていたのでできましたが、ブチブチ切れてしまう。。。麦って稲より弱いんすかね? 束ねるのに一苦労。みなさんは、紐で結んでいました。

 梅雨でやられないよう、シカさんが建てられた小屋に3段ぐらいで干していったのですが、入りきらず、また、麦も大体乾燥していたので、半分以上は、そのまま脱穀へ。

 脱穀は、頂いた足踏み式(?)の脱穀機を、これまた知り合いで電気・機械に詳しい方に直してもらい、昔ながらの脱穀機が電動式で登場 
 
 よく、「昔の農器具」として展示されているのは見たことあったけど、現役で動いているのは初めて見ました。もちろん、ちょっとやらせてもらいました



昔の人は、これでやっていたんですね~。まあ、大抵の農家には、昔はあったそうですが。そしてそして、とうみ(唐箕)の登場

 とうみは、原理は簡単で、レバーを回転させることで中に風を起こし、重いものは手前、中くらいの重さのものは真ん中、軽いものは一番奥の穴へ入り、更に軽いものは外へ飛び出していく、という「重さ」で、ゴミと収穫物を分けるもの。上の方から麦を入れるんですが、その穴も角度がつけることができて、投下量も調整できるわけ。



 そして、まわすと、ほんとに、葉っぱや籾殻などはバンバン外へ飛び出し、手前の方には、収穫物がどんどん出てくるじゃあ~りませんか



 いや~、面白いっすね。こういうのは 昔の人の知恵を知ることが出来るし、その原理も、今の電動機械とは違って、見れば誰でもわかるので、自分で作ってみたいという欲求も沸くし、壊れても、誰でも再生したり、修理が出来たんでしょうね。
 今の専業農家がこんなことはアホらしくてやっていられないんでしょうが、趣味的な範疇でやっているレベルなら、むしろ、こういった機械を使った方が、収穫している感じがでて、面白いよね~。

 そんなこんなで、大量にあった収穫物のほとんどが脱稿されました。我が家は乳幼児がいるので、夕方早めに先に帰りましたが、最後に、シカさんの古民家の居間においてあった本に注目。

 建築関係の本がびっちり置いてあり、シカさんと20年以上のお付き合いのある方にお聞きすると、

 「古民家を改築するために、最初数冊だったのが、どんどん増えて、こんなに(30~40冊)なっちゃたんですよ。うちの子供も、そこの壁をぬらせて貰ったんですよ」

 と教えていただく。う~ん、やっぱり、知識習得のために本を読んでも面白いけど、必要に迫られると、違うよね~。

 確かに、シカさんの古民家は、黒く塗られて、かつ、まだ、漆喰をこれから塗るようなところもあったり、手作りで物干しのようなつっかえ棒が廊下にあったり、と色々、手を加えているのがわかる。ちなみに、シカさんは、「田舎暮らしの本」という、田舎暮らしの為の色々な情報が載っている月刊誌にも載ったことがあるんですよ。

 シカさんの奥さんに「一番わかりやすかった本」として「100万円の家づくり」を借りてしまいました 千葉の田舎に引っ越して、自分で家を建てて、自給生活を始めて、鶏舎も建てて、、、という小笠原さん、という方が、体験を通じた家作りなどがまとまっている本。こういうのを読むと、やっぱり、家は自分で作りたいな~、という欲求が沸いてくるよね~うちのウッドデッキがぼろぼろなので、その改築のために読もうっと

 あと、もう1冊借りたのが「菜園王」という雑誌。名前が凄い 「王」という名を雑誌につけるそのセンス、やたら、ツボに入りました

 で、ちょっと前の号なのですが、「トマト特集」が組んである。おっ、私にぴったりじゃん!ということで、ペラペラめくると、

 「家庭菜園で圧倒的に人気№1がトマト。でも、トマトは難しい。ならば、総力をあげて、特集を組まねばならない」

 みたいな事が前書きに書いてあって、超細かく書いてある むっちゃ面白い

 今まで、図書館で借りていた本は「家庭菜園」の本で、大体、似たり寄ったりだったのが、これは、「トマト」について、初級者向け、中級者向け、上級者向け、の分かれて細かく書いてある。その薀蓄も面白しろく、これもお願いして借りてしまいました

 うちのトマト君達、梅雨に打たれて、大丈夫かな~、と思っていましたが、やっぱり、本当はビニールをかけたり、マルチをはったりして、湿気対策をした方が良いみたい。きちんと管理して、また、時期もずらして植えると、11月ぐらいまで本当はトマトって収穫できるんだって。でも、大体が、梅雨で苗が弱り、夏の暑さにやられてしまって、8月には、収穫を終えてしまうのが一般的なんだんって。

 我が家のトマトの中には、摘んだ芽を再度植えたもののうち、しっかり根をつけて苗になったものがいくつかあるので、彼らは、もしかしたら、9月も収穫できるかも?

 「菜園王」、熟読させてもらいますよ目指せ、トマト名人

コメント
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