ガンクビソウ(雁首草)の変種のノッポロガンクビソウ(野幌雁首草)はノーマークだった。名前のノッポロは札幌郊外の現江別市野幌のことである。幕末の戊辰戦争で敗れた長岡藩は極度に困窮し、北越殖民社を設立して北海道の原野の開拓をはじめた。昨年「北海道越後村開拓団北越殖民社設立150周年記念式典」があり、長岡からは旧長岡藩主牧野忠昌さまが出席され、開拓団の末裔と交流された。野幌雁首草/キク科/ヤブタバコ属。山地の木陰に生える多年草。下部および中部の葉は広卵形で、上部の葉はしだいに小型となり広披針形となる。頭花は上部の枝に頂生し、総苞は半球形。名前の由来:ガンクビソウの変種で、北海道の野幌で見つかったのでこの名が付いた。花期:8~10月。(高尾山)【山野草の索引(2)へ】
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