高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

甲州街道の小原宿(後編)

2013-02-17 06:11:49 | 歴史
照手姫と小栗判官(おぐりほうがん)の伝説は各地にありますが、その中でも相模原市にはゆかりの場所が点在し、市内の横山と美女谷が生誕の地を争っています。
甲州古道の小原宿から北に入った谷合に「七ツ淵」があり、絶世の美女の照手姫が髪を洗った場所と伝わっています。


(今回は相模湖駅から高尾駅まで歩きました)


(甲州街道の宿場)


(美女谷の照手姫ものがたり)


(相模原市杜のホールの照手姫像)

 
(美女谷から少し奥地に入ります)

 
(「七ツ淵」と髪を洗う照手姫の木像)

美女谷から甲州古道に戻り、いよいよ小仏峠の難所を越えます。小原宿の方向からは初めて登りましたが、小仏峠から小仏宿、駒木野宿方向へは何度も通った道です。
今回、峠で古い高尾山道の石碑をじっくり見ました。「高尾山道」と「甲州郡内領下谷村中」の文字は、この峠を越えた将軍家献上のお茶壺道中に関係あるかもしれません。谷村(現都留市)では夏の間、富士山の冷気にあててお茶を熟成したといいます。今年は御三家でも籠から降りたという格式高いお茶壺道中を、研究したいと思いました。

 
(いよいよ本格的な峠道です)   (約1時間で小仏峠に着きます)

 
(小仏峠の標識と右端は明治天皇の小野立記念碑)

 
(「高尾山道」と「甲州郡内領下谷村中」の謎の文字)


(小仏峠は雪が積もっていました)

(甲州古道付近 2013.02.11)     (おわり)


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