薬王院の正式名称は、高尾山薬王院有喜寺で、真言宗智山派の大本山の一つである。この寺にお参りする時、いつも迷うことがある。この寺が祀っているのは、神なのか仏なのかよくわからないのである。
薬師信仰の本堂と飯縄権現信仰の本社があり、手の平を擦り(合掌するだけか?)ながらお祈りしている隣で、2礼2拍1礼の神式のお参りをしている人もいる。明治初期の神仏分離以前は、みんなこんな状態だったのであろうか。
お待たせしましたキジョラン(鬼女蘭)の登場です。シモバシラ(霜柱)はまだ早かったので、キジョランの生えている所に向かったのであるが、途中でテイカカズラ(定家蔓)とオオカモメメズル(大鴎蔓)に出会うというおまけまで付いた。
飛び始めたキジョランの種子はまだ少ないが、実は割れて中から綿毛が飛び出し、種子がのぞいているものもある。これから高尾山の空を優雅に飛び回ることであろう。今年は例年にないほど、たくさんの鬼女に逢えて幸運であった。 (高尾山)
良い画像を撮るのには、何度も通う必要がありますね。薬王院の御利益有りでしたね。
やはり、これも1枚目の逆光の画像に拍手を送ります。
さすがですね!
怖いもの見たさにまた、会いに行ってこう・・・
キジョラン見たさにきょうは早いですね。
でも観察が鋭い。この男、そんなに背は小さくはありません。
取り出したのは札ではなかったかな。でもそのまま投げ入れないで、お守りを買いに行き、つり銭はバラでもらっていたような。
同行のoさんは、手をすり合わせてお参りしていました。
確か取り出したのは聖徳太子、いや福沢君
いつもは下の小さな画像が良いとのことですが、今回は1枚目に拍手をいただきました。
どこかで見たよう乱れた髪なのですが、何時だったか、どうしても思い出せません。
今晩じっくり考えて見ます。
一晩寝れば思い出す恐い髪
お待たせしました、これが高尾のキジョランです。やっと鬼女らしいものを撮ることができました。
数日後に、綿毛で飛ぶ種子の総集編で、画像にsakurasouさんに贈った句を文字で入れてお見せします。きょうはそちらのコメントに似た句になりました。
恐いもの 見たさに今朝も 霜を踏む(寅太)
鬼女は暗闇で見るのが一番迫力がありそうですね。
テイカカズラ、オオカモメズルの実は細長いのですが、キジョランは円盤状です。
これからの季節の高尾の登山道では、いたるところに毛の付いた種子が落ちています。
暗いところでは鬼女よりも星が見たい