高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

カジカエデ

2009-04-29 06:56:56 | 樹木
旧甲州街道の駒木野宿の小仏関所跡に隣接している公園内で、イロハモミジ(いろは紅葉)に似た大きな木を見つけた。谷間の傾斜地にあり、樹高が20mほどの巨木であるが、周りの樹木には表示があるのに、この木だけは見あたらない。
運よく、八王子市役所の関係者と思われる数人が、公園の視察に訪れた。質問するとカジカエデ(梶楓)で表示はあるはずだという。傾斜地を降りて見ると、春先から延びたクマザサ(隈笹)に隠れるように表示があった。そこで、みなさんの前で見える位置に標識をうごかしてやった。
カエデは、葉の形がカエルの手→カエルデ→カエデと なったのどと言われ、カナダの国旗でお馴染みである。カジカエデと聞いた時は、空を覆いつくす赤い花の様子から「火事カエデ」と思ったが、帰ってから調べるとカジノキ(梶木)からきている事がわかった。この花は雄花のようである。

 
(カジカエデと駒木野宿の碑)

梶楓/カエデ科/カエデ属。
カエデ科の落葉高木。別名オニモミジ(鬼紅葉)、オニカエデ(鬼楓)。
葉は掌状に5中裂し、縁に粗い鋸歯があり、対生する。雄花は総状花序で下垂する。雌雄異株。
名前の由来:クワ科のカジノキに葉っぱが似ているところからこの名が付いた。
花期:4~5月。
(裏高尾)
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コメント (6)
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