近くに鎌倉街道だった古道に七国峠という峠がある。峠の少し上の山の頂上には、小さなお堂と「七国山関七州見晴台跡」の石碑が建っている。
七国は「ななくに」と読み、武蔵、相模、下野、常陸、安房、伊豆、駿河の七つの国だとする説が多い。駿河は富士山のことであろうが、甲斐の山は見えそうだが伊豆はどこのことであろうか。また町田市の野津田の周辺にも七国山がある。
八王子の南野付近では今も多摩ニュータウンの建設が進んでいるが、新しい町名に「七国」が誕生している。
七国峠に近い公園では、縁起物でもあるナンテン（南天）の実が見事に赤くなっていた。我が家にもナンテンがあるが、とてもこれほど沢山の実を付けたことはない。
（七国峠のお堂の２００９賀正の文字とナンテンの実）
