高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

ナガエコミカンソウ

2019-10-25 04:56:31 | 山野草
コミカンソウ(小蜜柑草)の仲間はかなり種類があるようだが、先日のヒメミカンソウ(姫蜜柑草)に続いて道端でナガエコミカンソウ(長柄小蜜柑草)に出会った。


(長い花柄を持つナガエコミカンソウ)

 
(花は1~2mmでかなり小さい)

 
(同じ仲間のコミカンソウヒメミカンソウ

長柄小蜜柑草/トウダイグサ科/コミカンソウ属。
マスカリン諸島(インド洋)原産で帰化した一年草。別名ブラジルコミカンソウ。
茎は直立し水平方向に枝を出す。葉は全縁の卵形で互生する。
葉腋に雌雄とりまぜて複数の花を付け、雌花の花柄は長く上向きに咲き、雄花の花柄は短く下向きに咲く。果実は扁球形の蒴果。
名前の由来:日本在来のコミカンソウに似ているが、長い柄の先に花が付くことからこの名が付いた。
花期:8~10月。
(多摩丘陵)
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秋の高尾山・Ⅱ③

2019-10-17 04:55:26 | 山野草


(シロバナツルリンドウ)

 
オオニシキソウとコニシキソウ)

 
ミヤマタニソバとヤマミゾソバ)


(まだ咲いてるボタンクサギ)

(高尾山)
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ヒメミカンソウ

2019-10-16 00:01:51 | 山野草
畑や道ばたでよく見る小さなコミカンソウ(小蜜柑草)に似たヒメミカンソウ(姫蜜柑草)に出会った。コミカンソウの葉は枝を出して横に広がるが、ヒメミカンソウは枝をほとんど出さず茎がまっすぐに伸びている。果実を見れば容易に区別ができるが、コミカンソウは赤褐色で表面にシワがあるが、ヒメミカンソウの果実は表面がなめらかで淡黄色である。


(下部から花が咲き実になるヒメミカンソウ)

 
(葉腋に雄花と雌花が付き、果実はなめらかで淡黄色)


(こちらはコミカンソウで果実は赤褐色でシワがある)

姫蜜柑草/コミカンソウ科/コミカンソウ属。
畑や道ばたに生える1年草。雌雄同株。
コミカンソウの葉は横枝にも付くがヒメミカンソウは茎にも葉が付く。葉は長楕円形~披針形。葉腋に雄花と雌花が付く。蒴果はなめらかで淡黄色。
名前の由来:コミカンソウの果実より小さいのでこの名が付いた。
花期:8~10月。
(多摩丘陵)
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ホソバヘラオモダカ

2019-10-05 04:58:54 | 山野草
よく通る湿地に小さな花があるのに気付いた。ヘラオモダカ(箆面高)よりも葉が細いホソバヘラオモダカ(細葉箆面高)である。
午後に開花して夕方には閉じる一日花で、多摩丘陵ではめったに見ることがない。


(細長い葉のホソバヘラオモダカ。左にオモダカの葉が見える)

 
(花は3弁の一日花)

細葉箆面高/オモダカ科/サジオモダカ属。
湿地や水田などに生える多年草。
葉は線形~狭披針形で根生し、葉身はヘラオモダカよりも小型できわめて細長い。花は両性花で径約1cmで萼片3個。花弁も3個で白色~淡紅色、基部は黄色。雄蕊6個で雌蕊1個。
名前の由来:ヘラオモダカよりも葉が細いことからこの名が付いた。
花期:7~10月。
(多摩丘陵)
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ヒメシオン

2019-10-03 04:59:18 | 山野草
田んぼの近くを歩いていたらヒメシオン(姫紫苑)に出会った。なんだヒメジョオンのことかと勘違いしそうであるので、ここで整理をしておきたい。
全国にはびこっているヒメジョオン(姫女苑)は江戸時代の終わりころ北米からやってきた。よく似た花にハルジオンがあり別名ハルジョオンで漢字で表すとどちらも春紫苑である。ここで真ん中の漢字「女」と「紫」が違うのに気づく。またヒメジオンはネット検索でたくさん出てくるが間違いである。
今回出会ったのはヒメシオンで平安時代から観賞用に栽培されたシオン(紫苑)の仲間である。


(田んぼの近くで見たヒメシオン)

 


(こちらは道端にあったシオン)

姫紫苑/キク科/シオン属。
湿った草地や田のあぜなどに生える多年草。
高さ0.3~1mで上部で枝分れする。葉は線状披針形~披針形で互生する。茎の上部に密な散房花序をつくり、小さな頭花を多数付ける。舌状花は白色で中央は黄色。
名前の由来:同属のシオン(紫苑)に似ていて全体に小さく優しい感じからこの名が付いた。
花期:8~10月。
(多摩丘陵)
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アブノメ

2019-10-01 22:02:35 | 山野草

 

虻の目/ゴマノハグサ科/アブノメ属。
水田や湿地に生える1年草。
葉は無柄で対生し、狭長楕円形または披針形で先端は鈍く縁に鋸歯はない。葉腋に淡紫色の唇形花を付ける。さく果は球形で、下部の葉腋には閉鎖花が付くことが多い。
名前の由来:葉腋に付く丸い実をアブの目に見立てこの名が付いた。
花期:8~10月。
(多摩丘陵)
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初秋の高尾山・Ⅰ⑧

2019-09-15 04:56:47 | 山野草


アズマヤマアザミ

 
(ダンドボロギクとベニバナボロギク)

 
(ヤクシソウ)


フシグロセンノウ

(高尾山)

おまけは昨晩の「満月」です。旧暦では7~9月を秋とし、その真ん中の8月15日を中秋とよび、その晩に上がる月のことを「中秋の月」と言っていたようです。中秋の名月は必ずしも満月になるとは限らず、今年は9月13日が「中秋の名月」で、満月は1日遅れた14日でした。


(昨晩の満月)

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夏の高尾山Ⅲ⑦

2019-08-06 04:52:49 | 山野草


シラヤマギクが咲きました)

 
(艶やかなヒオウギ

 
(ウツボグサとウツボグサの白花)


(針葉樹に寄生するマツグミ

(高尾山)
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ジョウシュウカモメヅル

2019-07-25 04:55:39 | 山野草
高尾山や多摩丘陵でクロムヨウラン(黒無葉蘭)とよんでいたものが、近年トサノクロムヨウラン(土佐の黒無葉蘭)とよぶ人が増えてきた。
これと同じように従来コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓)としていたものを、花の直径が7~9mmはコバノカモメヅルで、15~20mmのものを群馬県榛名山で見つけ発表したことからジョウシュウカモメヅル(上州鴎蔓)とする説が広まっている。
そこで高尾山や多摩丘陵の花を調べたがほとんどが10mm以上で、コバノカモメヅルに近いものは1本しかなかった。
引き続きスケール片手に、従来のコバノカモメヅルと言われていた花を観察したい。


(ジョウシュウカモメヅルと思われる個体)

 
(この花の直径は22mmでかなり大きい)


(やっと見つけた花の直径10mmのコバノカモメヅル)

上州鴨蔓/キョウチクトウ科/カモメヅル属。
山野に生える蔓性の多年草。
コバノカモメヅルの変種で花の直径が15~20mm。
名前の由来:上州(群馬県)で発見されたことからこの名が付いた。
花期:7~9月。
(高尾山、多摩丘陵)
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明日から所用があって外出し、数日間ブログを休みます。またコメント欄も閉じさせていただきます。
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シロバナアキノタムラソウ

2019-07-15 21:25:25 | 山野草
今までアキノタムラソウ(白花)としてきたが、「植物和名ー学名インデックス YList」によれば、アキノタムラソウ(秋の田村草)とは別に登録されていることがわかった。


(シロバナアキノタムラソウ)

 
(シロバナアキノタムラソウとアキノタムラソウ)

アキノタムラソウ(秋の田村草)の白花種。
(高尾山)
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