ドラマ『黒井戸殺し』

Photo by Prei's Wind
今回もまた、大変面白かったです!
三谷さんもクリスティーも好きで、大泉洋も大好きな人間には、
3時間があっという間でした。
今だから言えるけど、公式サイトのコピーがすごく秀逸だったんですよ!(笑)
最初に見た時からずっとにやにやしておりました。
『オリエント急行殺人事件』の時も書きましたが、
原作もデビッド・スーシェのドラマもまったく知らないで観た人が羨ましいなあ!
いやむしろ、スーシェさんのより一層原作に忠実で、
素晴らしかったんじゃないかとさえ思いました。
カボチャが飛んでくるところも、最後の独白も、まさに原作通り。のはず。
(スーシェさんのは、なぜか最後が活劇になってしまっていて、
脚色に苦労したんだろうなあ、と思ってしまったものでした…)
最後の真相解明の場面は、原作を読んでいたときも
「嘘でしょ!嘘でしょ!」と思いながら読んでいたのを思い出します。
夕暮れの光が部屋に差し込んで、逆光と陰影が美しく、
断罪の場面でありながら、叙情的で余韻があるなあと思いました。
【追記】
ネット上の感想で、まさにこの「嘘でしょ」という読後感を映像で表現していた、
と書かれていた方がいて、そうかー、キャスティングも演出もすべてその一点に
向かって作られていたのかー、と改めてうなりました。すごい。
そして、2回目だからか、そばに大泉さんがいたからか、
野村萬斎さん演じる勝呂さんが、それほど奇異に感じませんでした。
「悪魔的」と評されたアルバート・フィニーのポワロに近い感じ。
そして大泉さんは、こういう役やらせるとホントにうまいなあ。
ほかの登場人物も個性的で存在感があって、とても楽しかった。
多くの『真田丸』勢に一人だけ『直虎』(常慶さんv)が混ざっていたり。
個人的には、藤井隆さんがよかったです。
「全然気付かなかった」って、ショック受けるのそこ?(笑)
もう二大作品つくっちゃったから、3作目はないでしょうか。
『葬儀を終えて』とかもいいとは思うのですが、ちょっと小粒ですよね…
『ナイルに死す』は「鬼怒川下り殺人事件」として言及されちゃったので、
映像化はなさそうです(^^;
それにしても、1926年にこれを書いた(しかもポワロもの長編3作目)
アガサ・クリスティーってただ者じゃないですね! と改めて思いました。
なぜ創作ノートが残っていないんだ!

Photo by Prei's Wind
今回もまた、大変面白かったです!
三谷さんもクリスティーも好きで、大泉洋も大好きな人間には、
3時間があっという間でした。
今だから言えるけど、公式サイトのコピーがすごく秀逸だったんですよ!(笑)
最初に見た時からずっとにやにやしておりました。
『オリエント急行殺人事件』の時も書きましたが、
原作もデビッド・スーシェのドラマもまったく知らないで観た人が羨ましいなあ!
いやむしろ、スーシェさんのより一層原作に忠実で、
素晴らしかったんじゃないかとさえ思いました。
カボチャが飛んでくるところも、最後の独白も、まさに原作通り。のはず。
(スーシェさんのは、なぜか最後が活劇になってしまっていて、
脚色に苦労したんだろうなあ、と思ってしまったものでした…)
最後の真相解明の場面は、原作を読んでいたときも
「嘘でしょ!嘘でしょ!」と思いながら読んでいたのを思い出します。
夕暮れの光が部屋に差し込んで、逆光と陰影が美しく、
断罪の場面でありながら、叙情的で余韻があるなあと思いました。
【追記】
ネット上の感想で、まさにこの「嘘でしょ」という読後感を映像で表現していた、
と書かれていた方がいて、そうかー、キャスティングも演出もすべてその一点に
向かって作られていたのかー、と改めてうなりました。すごい。
そして、2回目だからか、そばに大泉さんがいたからか、
野村萬斎さん演じる勝呂さんが、それほど奇異に感じませんでした。
「悪魔的」と評されたアルバート・フィニーのポワロに近い感じ。
そして大泉さんは、こういう役やらせるとホントにうまいなあ。
ほかの登場人物も個性的で存在感があって、とても楽しかった。
多くの『真田丸』勢に一人だけ『直虎』(常慶さんv)が混ざっていたり。
個人的には、藤井隆さんがよかったです。
「全然気付かなかった」って、ショック受けるのそこ?(笑)
もう二大作品つくっちゃったから、3作目はないでしょうか。
『葬儀を終えて』とかもいいとは思うのですが、ちょっと小粒ですよね…
『ナイルに死す』は「鬼怒川下り殺人事件」として言及されちゃったので、
映像化はなさそうです(^^;
それにしても、1926年にこれを書いた(しかもポワロもの長編3作目)
アガサ・クリスティーってただ者じゃないですね! と改めて思いました。
なぜ創作ノートが残っていないんだ!
こんばんは! 原作未読だったとは羨ましい!
私の母も未読で、「全員集めてさてと言い」の場面でもまだ真犯人がわからなかったそうで、
「すごく裏切られた気分」と言っていました(笑)
わかってから見ると、大泉さんがいかに素晴らしかったかが再認識できますよv
「だから、ここでこういう反応なのか!」みたいな。
ちょっと『アフタースクール』みたいですねv
見返すと印象が変わってびっくり!
そうかー、だからこの表情!とかたくさんあって。素晴らしいです。
でもこんなに重要な役をしてしまったら、今後のアガサクリスティー原作三谷脚本には大泉さん出られないんだろうなーと思うと寂しいです。
アフタースクール!あれも映画館でドキドキしました!途中まで(こんなに事件にかかわったら教師に戻れなくなっちゃう!)と心配しました。余計に最後のどんでん返しが痛快で可愛かった!最初に車の中で蔵之介さんから写真見せてもらった時に、動揺して鼓動が早くなり髪が逆立つ感じがすごくリアルに伝わって、大泉先生の芝居すごい!とびっくりしました。
こんばんは!
実は大泉さんは、ずっと不穏な動きをしていたんですよね(^^;
でも「大泉洋」であることと「ワトソン役」であることが、それをそうとは思わせない、という…
その計算ができるところが三谷さんの素晴らしさなのでしょうねえ。
ところで、CUEのフォトダイアリーによると、
このドラマと『探偵はBARにいる3』の撮影時期が
重なっていたそうじゃないですか!
『カルテット』と重なっていた松田さんと言い、俳優さんは大変ですね(^^;
先生すごいなー。撮影だって順番に撮るか分からないし気持ちのキープとか、…
探偵3は北川景子ちゃんが素晴らしかったです!続くといいなー!
今期のドラマ、コンフィデントマンJP良いです。
「スケジュールが凄いことになっていて」と大泉さんも書いていましたねv
娘さんに「もうパパしんどいわ」ってぼやくのもわかるなあ、と思いました(^^;
でも、今回は感想メールも物凄いことになっているようなので、ご苦労も報われたのではないでしょうか。
『コンフィデンスマンJP』、面白いですよね!
私は、『執事西園寺の名推理』も観ています。
上川隆也さんの執事姿が美しい上、奥様以外にはドSなところがまた良いです。
『正義のセ』も録画しています。こちらも楽しみです。
三谷さんからの信頼の厚さをひしひしと感じるものでした。
一つ質問なのですが、どうしてこの原作は、映像化不可能と言われていたのでしょうか。
お疲れ様です!年度始め、お忙しいことでしょう。
そんな中で3時間ものドラマは、ちょっと辛いですね。
でも、ネタバレを知っていても楽しめるドラマだったのではないでしょうか。
少なくとも(中学生の時に読んでいた)私でも、大変楽しかったですv
「映像化不可能」の件ですが、不可能というか「困難」という表現が正解なのでしょうね。
最大のトリックが、「犯人が捜査から逃れようとする」ところにあるのではなく、
「作者が読者を引っかけようとする」ところにあるからで、
それがなかったら割とよくあるオーソドックスなミステリだと思います。
その「作者が引っかけようとする」ところが一番の魅力なのに、その読後の驚きや困惑や興奮を
文字ではなく映像で再現するにはどうすればいいのか、というのが難しい。
今回のドラマは、脚本もキャスティングも演出も、とても成功していたと思います。
正直、スーシェさんの『名探偵ポワロ』より成功していたんじゃないかな、と個人的には思っています。
デビッド・スーシェ版『名探偵ポワロ』ですが、それでも「アクロイド殺害事件」については
いささか残念な出来であったことは否めません。
それが証拠に、私、全作品を見倒していた時期に、
この作品についてだけ感想書いていないんですよ(^^;
で、本日、感想を書いてらっしゃった方のブログを見つけたんですが、正直まったく同感です(笑)
>>> https://nowboarding.blog.fc2.com/blog-entry-875.html
「このドラマで初めてアクロイド知る人がいるかもしれないのに、何やってくれてるの?!」という…
本国イギリスでこの有様ですから、それだけ映像化の難しい作品だと言うことなんですね。
その点、三谷さんの『黒井戸殺し』は、そういう「初めての人」にも自信を持ってお勧めできる点からして
大成功、だと思っています。