AND SO ON

世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

『夢幻紳士 新・怪奇篇』

2013年02月10日 | 高橋葉介『夢幻紳士』
ハヤカワミステリマガジン最新号は、特集が「私が愛した007」。
ベスト3の1位が最新作『スカイフォール』だったのにはびっくりですが
(『ロシアより愛をこめて』だろうと勝手に思っていました)
レビューしている女性陣が、結構口をそろえて
「Qが若返った!」「Qがかわいい!」
とおっしゃっていて、あ、私と一緒(笑)と思いました。
(テレビCMでQを見た時の衝撃といったら!)
その割りには、まだ映画館に行っていないんですが、
最高傑作らしいですね『スカイフォール』は。


さて、そんな中に掲載されている『夢幻紳士 新・怪奇篇』は「隠れ鬼」。


これは、泣けます(断言)


『幻想篇』好きにはさらに泣ける気がします。


それにしても魔実也さん、年取らないな、と思いますが、
那美子ちゃんが最初に会った時がアラサーで、
再会した時がアラフォーだとしたら、計算は合うかな(笑)
(最近のアラフォー男性は若いしねえ)
(あ、最近じゃないか昭和初期か)
 



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『上意討ち~拝領妻始末』

2013年02月10日 | TVドラマ
会津藩士の伊三郎は、藩主がお払い箱にした
側室のいちを長男の嫁に押しつけられる。
不承不承受け入れた伊三郎だが、
意外にも若い夫婦は仲むつまじくなる。
ところが、孫娘が生まれて間もなく、
今度はいちを藩主の側室に戻せと命が下り…というお話。
1967年の映画のリメイクだそうです。


小学生の頃に見た『鳴門秘帖』の法月弦之丞さま以来、
田村正和氏は私にとってのヒーローの一人なので、
時代劇をやるといったら絶対見ることにしているんですv
この方の殺陣は、流れるように美しい。
でも、今日拝見した伊三郎はかなり枯れた風情で、
そうね、だって私がこの歳だもの、としみじみ。
でも、後半の殺陣の場面はさすがにさすがで、
なんかぼろぼろ泣きながら見ていました。


家でも職場でも、ずーっと大過なく生きてきたお父さんが、
息子とその嫁のために意地を貫き通すんですよね。
そして、息子と二人、淡々と戦の支度をしながら、
「いまが一番生きているって感じがする」みたいなことを言うんですよ(涙)
一族から責められても己を貫き通す息子とお嫁さんが、
緒形直人さんと仲間由紀恵さんだというのも、ぴったりだと思いました。


映画版の伊三郎は、三船敏郎さんだったらしいですよ。
そちらの方も観てみたい、ですが、かなり印象が違いそう。


【追記その1】
 母によると、『徹子の部屋』にご出演された田村さんがこのドラマについて
 「殺陣は着流しでやることが多かったのに、今回は袴をはいていたから
  動きが違って結構難しかった」
 というようなことをおっしゃっていたそうです。
 (確かに源之丞さまも眠狂四郎も着流しだし)
 大ベテランにして、新しいことに挑戦しようとされるところが素晴らしい。


【追記その2】
 今日(2/10)の『八重の桜』では、会津藩そのものが
 この伊三郎のような立場に追い込まれていて、
 武家社会の不条理をここでも感じました。

  

コメント (2)
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