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Digital Barometerの校正について

2012年08月08日 | astronomical
astronomicalとしましたが,気圧の校正のお話です。
前橋地方気象台のデータから現地(渋川市)の気圧を想定します。気圧については,現地気圧と海上気圧とがあり,天気図や各地の比較には標高を捨象した海上気圧換算値を使います。ここで,現地気圧を海上気圧で校正してしまうと,別な土地の現地気圧が測れなくなりますので,気圧計のデーターを換算して使うことにします。大まかには,10mの標高差で1hPa違うといわれているようですが,前橋地方気象台のデータから

前橋地方気象台の標高 113.3m
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/hourly_s1.php?prec_no=42&block_no=47624&year=2012&month=07&day=29&view=p1
①現地気圧(7/29 11:00) 995.8hPa
②海上気圧       1008.5hPa
③差          約13 hPa(標高差からの換算値11hPa)


同時間の我が家の気圧
標高 222.3m 前橋地方気象台との標高差110m
④現地気圧(7/29 11:02) 983.7hPa
⑤前橋①の値       995.8hPa
⑥前橋-渋川の気圧差    12.1hPa
1hPa/10mとすると11hPaとなるはずだが,同時間の気圧差が12なので,
⑦現地の海上気圧換算値は,校正値を25hPa(③+⑥)と見て
⑧1008hPa・・・・・と前橋地方気象台データとほぼ一致します。
ということで,単純には標高差を1hPA/10mで換算してもよいですが,(つまり,我が家は現地気圧+22~23hPA),家で測る限り25hPaを換算値として使えるようです。これで,しばらくデータを取ってみて,より正確を期したいと思います。
というか,一階から二階へ上がっても0.4hPa位は変わるわけですから,あまり神経質にならない方がいいようです。百葉箱ではないんで・・・

さて,しばらく今日も動かしてみました。


トレンド表示はこのようになります。海上気圧換算では,1006hPa。

標高はここでチェック。http://wisteriahill.sakura.ne.jp/GMAP/GMAP_ALTITUDE_II/index.php


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