秋生のEtude

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『最貧前線』 8/29(木) マチネ

2019年08月31日 22時12分10秒 | 内野づくし
もうこの夏の間は、観劇はできないだろうと思っていたけれど・・・地元での公演となればこれはもう、行くっきゃない!!・・・というわけで、観てきました。

『最貧前線』 2019.8.29(木) 13:00開演 神奈川県立青少年センター 紅葉坂ホール

船長  菊池太平       内野聖陽
艇長  大塚少尉       風間俊介
通信長 柳准尉        溝端淳平
無線士 千田長政       佐藤 誓
賄い夫 上野寅蔵       加藤 啓
砲術長 大堀兵曹長      蕨野友也
水兵  上村二等水兵     福山康平
水兵  小野田一等水兵    浦上晟周
機関士 佐々木逸平      塩谷 亮
見習い 太田はじめ      前田旺志郎
漁労長 及川辰吉       ベンガル


【STORY】
物語の舞台は太平洋戦争末期の日本。ほとんどの軍艦を沈められた日本海軍は、来襲するアメリカ軍の動静をそれでも探ろうと、苦肉の策として漁船を特設監視艇として太平洋に送り出します。乗り込んだのは、元々の乗組員の漁師たちと海軍の兵士たち。海の最前線に送り込まれた男たちは、果たして無事に帰ってこられるのだろうか…。

船に見立てたセットは3階立て。シンプルに骨組だけの船に照明や音響を加え、嵐の海や、敵の爆撃を受けたりを表現。
すごく躍動感があって、よかったです。
大真面目でピリピリした軍人さんたちに比べて、どこかのんびりしてマイペースな漁師たちの対比がおもしろかった。
慣れない船の上で、最初から船酔いで吐きまくる軍人たちは、誤って海に落ちたり、クジラを敵の潜水艦と見間違えてしまったり、嵐を予期できずたいへんなことに・・・それに対して、何年も海の上で過ごしている漁師たちの長年の経験は侮れない。最終的には、軍人たちもその判断力には従わざるを得ない。(それさえも、上から命令を下すように言いかえるのが可笑しかったけど
そして、そこはやっぱり人と人。・・・それぞれに少しづつ信頼関係を持ち始めるのが、いい感じでした。
けれど、戦況はどんどん切迫してきて、こんな漁船でさえが南方の海に出航しなければならなくなり・・・


乙女なケンジでずっと観ていた内野さんは、ちょっとぽやっとした(?)でも男らしい海の漁師がよく似合う。
手ぬぐいの鉢巻にはんてん、舵を握る姿はすごくピタっとくる(笑)
漁労長のベンガルさんとの掛け合いはちょっと漫才っぽい。

そして、舞台でははじめましての風間くん、海軍さんの偉い人役だけあって、第一声から低くて男らしい!!元々、ドラマで見ていた時から、いい声だとずっと思ってたけど・・・いや~本当にいい声!!
見た目は本当に小さくて(←失礼)大きな人たちの中だと埋もれてしまいそうなんだけど、その、上から目線の命令口調のセリフがすごく威圧的で、堂々としていて。

見習いの旺志郎くん、大きくなったなぁ。本当に素直で真面目でいい子だ。(近所のおばちゃん目線)
若い水兵の二人とも、自然と仲良くなっていくのも微笑ましい。

大けがをした砲術長が死ななくてよかった・・・

戦争が終わって、船長を訪ねてくる大塚と船長が抱き合う姿は感動的だった。
久々にいい舞台に出会えたなぁ、と思いました。

コメント
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