秋生のEtude

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『スカーレット・ピンパーネル』  11/27(日) マチネ

2016年11月29日 21時16分31秒 | 舞台
先月の赤坂の公演は、仕事が忙しくて観劇できず
凱旋公演(?)であるこの公演を楽しみにしていました。


『スカーレット・ピンパーネル』 2016.11.27(日) 12:30開演 東京国際フォーラムホールC


パーシー・ブレイクニー: 石丸幹二
マルグリット・サン・ジュスト: 安蘭けい
ショーヴラン: 石井一孝
アルマン・サン・ジュスト: 矢崎広
プリンス・オブ・ウェールズ: 平方元基
ロベスピエール: 平方元基
ジェサップ: 川口竜也
デュハースト: 上口耕平
ファーレイ: 植原卓也
オジー: 駒木根隆介
ベン: 相葉裕樹
エルトン: 太田基裕
ハル: 廣瀬智紀


1789 年、王制に対する不満を爆発させた民衆が蜂起し、フランス革命が勃発。
その後、ロベスピエールを指導者とするジャコバン党が権力を振りかざし、元貴族らが次々と処刑される恐怖政治が続いた。
嵐が吹き荒れる混乱の中、無実の人々を断頭台から救おうと立ち上がったのは、イギリス貴族のパーシー・ブレイクニー。彼は仲間と共に「スカーレット・ピンパーネル」を結成し、知恵を絞った救出計画を秘密裏に敢行。その活躍ぶりは瞬く間に広まったが、女優を引退しパーシーの妻となったマルグリットでさえも正体を知らず、いつしか夫婦の間に大きな溝が生じていた。
フランス政府特命全権大使のショーヴランは元恋人であるマルグリットに接近。ある取引をチラつかせながら心のうちを熱く、甘く語りかけ、ピンパーネル団の素性を暴こうと執念を燃やす。
愛を疑うパーシー、愛を信じたいと願うマルグリット、愛を利用するショーヴラン。
恐怖政治の嵐の中で愛憎が交差し、物語はスリリングな展開をみせてゆく…。



私が初めて観た宝塚DVDであり、ショーヴラン役の柚希さんに〝落ちた”『スカーレット・ピンパーネル』。
話が面白いし、ドラマティックだし、なんと言っても、ワイルドホーンの曲がどれもこれも素晴らしい!!
このガブリエル・バリー版は、宝塚版とは歌詞も違うし、アルマンの恋模様もなく、フランス王太子の奪還劇もないけれど・・・それでもやっぱり非常に魅力的な舞台でした。

幕が開くと、そこはコメディフランスの舞台上。安蘭マルグリットがドレス姿で歌っている。ちょいとスカート丈が短めで、可愛らしいけど・・・ちょっとだけムリを感じる
上手には、部下を連れた重々しい雰囲気の石井ショーヴラン
対する下手には、ニコニコ顔(へらへら顔?)の石丸パーシー

おバカを演じるパーシーと正義のために行動するパーシー、そしてスパイのグラパンと、劇中何役もこなす石丸さん、かなり頑張っておられました。結婚したばかりのマルグリットに不信感を抱いたまま、悶々とするパーシーの苦悩。♪「祈り」はよかったなぁ。
ショーヴランをからかうように絡む石丸さんは、若干寒かった・・・
そして、ピンパーネル団の面々がかーなーりー若いので(20代後半くらい?)ちょっと年齢のギャップが・・・
(一緒に観劇した友人の情報によるとパーシーとデュハーストは33歳で、みんなよりちょっとだけ?年上とのこと

カズさんショーヴランは黒づくめの衣装がよく似合っていて、予想通り濃~い。
宝塚版では、マルグリットが自分に気があったと思い込んでる超勘違い野郎(?)だと思ってたけど、ここではマルグリットの口からはっきりと「恋人同士だった」とうーん。こっちではオトナな関係だったということね。
お歌はやっぱり、安定して迫力あり&聴きごたえあり。

ショーヴランに脅され、結果的にパーシーに秘密を持ってしまい、罪の意識にさいなまれ、その上、新婚なのに夫に置き去りにされる妻という立場に立たされるマルグリット。つらいなぁ。
それにしても弟・アルマンのために一晩でフランスに渡ってきてしまうマルグリットの行動力のすごいこと!!
しかも、ラストの剣の二刀流の立ち回り・・・一番強かったのは、まぎれもなく安蘭マルグリットだわ(笑)

ロベスピエールは平方くんかなり偉そう。嫌な感じで(ほめてます)ショーヴランを上から罵倒する。二役のプリンス・オブ・ウェールズは、おバカだけど平方くんだとカッコよすぎてあんまりおバカに見えない。
2幕冒頭には、ロベスピエールのソロまであって、なかなかおいしい役だったなぁ。

義理の兄となったパーシーをものすごく尊敬しあこがれてる矢崎アルマン、結構、出番が多い。でも、フランスに行ったらすぐ捕まっちゃうって・・・ドジ
そして、パーシーがスカーレット・ピンパーネルだと何気に連呼しているのに、気づかないマルグリット・・・おいおい

パーシーの片腕・上口デュハーストなかなか落ち着いてる。若いピンパーネル団と、パーシーを繋いでる感じ。
そして、ピンパーネル団で目立っていたのは、駒木根オジー(その体系といい、ちょっと着ぐるみのアイドルっぽい)そして、〝えっ!?なぜここに吉野さんが?”と思ってしまったのが槇原ファーレイセリフは少な目だけど、とにかく目が行く行く。
そして、セリフになると特徴的だった太田エルトン・・・でも、すみません。相葉ベン廣瀬ハルは・・・どっちがどっちかよくわからない(しかも存在感が薄い・・・
パーシーがおバカなことをやるたびに笑いをこらえながら控えている執事の川口ジュサップが私にはツボだった

舞踏会に行くためのオシャレは宝塚版がシマウマだったのに対して、石丸パーシーは孔雀!!
しかもバックスタイルが、あえての貴婦人のドレスのようなヒラヒラのスカート仕様(錦鯉、だそうです
全員でそろって並んでポーズをキメるシーンは圧巻!!イケメンぞろい~

歌ウマの3人がそろい踏みで歌う♪「謎~迷いのダンス」は迫力満点で素晴らしかった!!
・・・やっぱり、楽しかった!!
うーーん。来年の☆組の『スカピン』ちょっと観たくなってきた・・・



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