秋生のEtude

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『マーダー・バラッド』 11/24(木) マチネ

2016年11月25日 22時48分21秒 | 舞台
思いもかけない11月の大雪予報に、かーなーりー早めに家を出て、天王洲アイルに向かいました。
とにかく寒い!!


『マーダー・バラッド』 2016.11.24(木) 14:30開演 天王洲銀河劇場

トム       中川晃教
サラ       平野 綾
マイケル     橋本さとし
ナレーター    濱田めぐみ


ニューヨークに住むサラ(平野綾)とトム(中川晃教)は、幼いころに出会い、燃え上がるような恋をする。
サラは歌手を、トムは俳優を夢見ていた。
だが、あまりに熱い恋は時がたてば冷めるもの。トムはサラに飽き別れを告げる。
失恋したサラは傷をいやそうとダウンタウンのバーで酒におぼれる日々。
そんなある日、酒に酔いふらつきながら帰える途中、詩の博士号を持つマイケル(橋本さとし)と出会う。
マイケルは傷つきボロボロになっていたサラを抱きしめ、二人は恋に落ち、結婚する。

アッパーサイドに家を買い、家庭を築き、娘のフランキーが産まれる。
だが、サラはいつしか、毎日同じことの繰り返しの日々にうんざりとしていた。
育児と家事に疲れたサラは、かつて燃え上がる恋をしたトムを懐かしく思い出し、
トムがダウンタウンに新しくオープンしたクラブ<キングズ・クラブ>を訪ねてしまう。

トム、マイケル、サラ・・・・ついにキングズ・クラブに3人が揃う。

ナレーターが歌う。「クラブ、ダイヤ、スペード、ハート 勝負の決め手は自らの選択と、運命!」。
そして、キングズ・クラブで未解決殺人事件が起きた。殺したのは誰か?



舞台はバーのカウンター風。最初から最後までなんとなく暗い。
キャストは誰もがパワフルで歌ウマで、でもノンストップで歌いあげる90分は、1度だけではよく聴き取れない部分もあって???

うーーん。

要は、若さに任せて愛し合った二人が破局、フラれた女は優しい男に癒され家庭を持つけど、やがて平穏で退屈な毎日に飽きて、モトザヤに。優しい夫はそれに気づいて、そのあとには修羅場が待っている・・・って話?

うーーーーん。

私は〝昼顔妻”にはあこがれがないので・・・話としては、共感できるとこはあんまりない。
むしろ優しい夫に一番同情する。
育児と家事に疲れたって、昔の男にいっちゃう女って、短絡的だし、自分にすごい自信がなきゃできないよね。
昔の男にしても、自分から捨てたくせに、あとでその女に未練があったって気づいたのか、それとも人妻になった女がいいのか、かなりな自信家だわ。400人の女がどうとか歌ってたけど、数にこだわる男って、私的には、はぁ?と。
こういう男は本当の意味で誰かを愛せないんじゃないかな。(やっぱ、この二人は〝チームクズ”だと思う
そして、男と女の情事を知りながら、密かに男を想ってるもう一人の女って・・・本当は切ないはずなのに、最後にああなると、もうただただ怖い。

と、まあ、話にツッコんでしまうとミもフタもないので・・・
見たままの感想を。



アッキー演じるトムは、低音の歌声がセクシー。スレンダーであくまで強気で、脚の上げ方やキメポーズがいちいちカッコいい(こんなカッコいいアッキー初めてかも?)
綾ちゃんサラは、結構攻め気味(?)で艶めかしくて、でも子供が生まれて母親になっても衣装が替わらないので、ちょっと混乱したかな。
さとしさんがノートを派手にやぶるシーン、『レミゼ』のバルジャンを思いだし、安定の歌唱力を実感しながら『レント』のコリンズで観てみたいな、なんてね
めぐさんは、強くも弱くも聴かせてくれる確かな歌唱力。
どの歌声にも不安もなければ、不満もない。
そして全編に流れる、あのガサっとした乾いたドラムとギターの音が、ライブ感を高める。

ステージシート(昔の『ベガーズ』みたいなの)で目の前で聴ける(見れる?)お客さんがうらやましい!!
トムとサラが、ビリヤード盤をベット代わりに絡むシーンは上から撮ってて、エロくてキレイだった。
バーテンダーは所々で、男にちょっかい出してて、それをまったく男はかわしてるから、彼女はむしろ燃え上がっちゃったのかしら。
なかなかロックな舞台だった。


家に帰ってきたら、娘その2が言った。
「誰が誰を殺したの?」
「だって、マーダーって殺人って意味でしょ?」

英語が全く弱い私は、題名の意味するところもわかってなかった・・・

コメント
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