最近、いろいろ疲れていて・・・
とてもこのままでは・・・GW開けまでこのテンションでは持たないだろう・・・と、思い切って帝劇に!!
あらー今年初の帝劇でした。
『レベッカ』 2010.4.25(日) 12:30開演 帝国劇場
マキシム:山口祐一郎 「わたし」:大塚ちひろ
ダンヴァース夫人:シルビア・グラブ
フランク:石川禅 ファヴェル:吉野圭吾
ベン:tekkan ジュリアン大佐:阿部裕
ジャイルズ:KENTARO ベアトリス:伊東弘美
ヴァン・ホッパー夫人:寿ひずる
ほぼ、2年前の初演時と同じキャストですが、あの余りに印象的なダンヴァース夫人・シルビアの役はWキャストで、涼風さんが登場。
でも、娘その2が選んだのは・・・シルビア・ダンヴァースでした。
なんといってもあの“クリエ”の舞台が“帝劇”という箱でどんなふうに映るのか・・・
冒頭のモンテカルロのホテルのロビーは、広々としたスペースでフロントも常設。エレベーターボーイもいます。クリエ版ではリゾート風だったのが、高級な5つ星風に?
マンダレイのお屋敷もなにげに豪華で広々した感じ
屋敷のレベッカのベットルームのカーテンが、すごく上の方から下がっているのが、よかったかな(2幕では、ここに度々白いドレスの女性らしき影が映し出され・・・ああ、こんな“手”もありか、と)
ただ、どのシーンも主要なキャストの演技は、わりと接近しているので・・・舞台が広くなってもあんまり意味はない?(爆)
背景にスクリーン仕様で、空が映ったり、海が映ったり。
でも一番の迫力は、ラストの炎が燃え盛る(?)シーンかなぁ・・・
しかも、それが最初のマンダレイの廃墟にラップするのが後から“おおっ”と思ったり。
ちーちゃん「わたし」
さらに上手くなったな~と
恋する女の子の「わたし」の純情な感情(?)には充分同意できます。
その想いが、かわいすぎて胸がきゅーんとなりマキシムに応える「愛してます!世界中の誰よりも!!」も以前よりは自然な気が
マキシムの告白を受けて、マキシムを守ろうと強くなる「わたし」・・・「それは私よ」で、前妻レベッカ=“ミセス・ド・ウインター”と主張するダンヴァース夫人の言葉を遮り、「ミセス・ド・ウインターは、私!!」と言い切る力強い態度。迫力でしたね
山口マキシム
「マキシム、と呼んでください。」・・・あああ~ダメだ~クラクラする・・・成長してない私・・・
・・・またもや、この一言で惚れてしまいそうになりました
そして周囲からは“まるでメイド”と噂される「わたし」と時を過ごすマキシム・・・
新曲が増えてました。「幸せの風景」
う~ん、以前はマキシムがなぜ「わたし」にプロポーズするのか、憶測するしかなかったけど、“安らぐ”のね。“慰められる”のね。・・・で、“君が愛しい”のね・・・(ちょっとだけ、男の結婚の理想を見たような気が)
ニューヨークに帰る、と泣いてる「わたし」の部屋のドアをノックもせずに入ってこようとするマキシムって・・・これって、いいのか?
その割には、結婚してからはなにかと怒ってばかりな印象ですが、やっぱりこれってマンダレイ(旅先の気楽さがないから?)だからなのか・・・?
「わたし」と歌う「夜を越えて」が予想外に良かったです
女性とのデュエットは井上くんが一番、と勝手に思っていたのですが・・・山口さんとちーちゃんは相性がいいのか、息が合っていて良かったです。
ちーちゃんの透明感のある歌声を包み込むような、包容力のある山口さんの歌声・・・好きですわ~
あいかわらず甘々な歌声と、オーバーアクションな迫力ある歌声を、惜しげなく聴かせていただきました。
シルビアダンヴァース夫人
冷たい硬質な声は変わらず健在。
「わたし」の落とした手袋を拾うシーンから・・・上から目線がやっぱり怖いです
でも、少しだけ髪の結い方がやさしめで(?)「仮装舞踏会のドレスは・・・」と「わたし」に提案するところはあくまで冷静で「わたし」がまんまとだまされるのを喜んでいるようにも見えて。
ラストのマンダレイの炎上シーン。
どんな時もまばたきひとつせず、レベッカ~ぁと歌いあげ、黒いオーラに包まれていたダンヴァース夫人が・・・一瞬、笑ってるぅ???キレちゃったのか、壊れたのか・・・
怖いよ・・・その顔がめちゃめちゃ怖かったんですけどっ!?
ただね~箱が大きくなった分、迫力もさぞや、と思っていたけれど・・・どちらかといえば、あの狭いクリエいっぱいに響き渡る♪レベッカ~ぁ~の方が迫力があったように思うのは・・・私だけ?
ひずるさんバンホッパー夫人
嫌味なおばちゃん度は高いです。でも、「アメリカンウーマン」は、アメリカの象徴に扮して、お歌もダンスも艶やかで、さすがの迫力。上手いな~と唸ってしまいました。
禅さんフランク
たった一曲ですが、暖かく誠実で、やっぱり余韻を残す禅さんの歌声・・・こうして直に聴くと“ああ、やっぱり『エリザ』観に行こう!!”と思ってしまうのです
吉野ファヴェル
ピチッとしたスーツ姿&オールバックがキザでキマッてます
もちろん、トレンチコート姿も
「流れ着いたもの」でコートの裾を翻して去る吉野ファヴェル・・・エポニーヌのようです
「わたし」の手を取り、音を立ててのキス(しかも2度も!!)・・・この辺もいやらしげで吉野ファヴェルっぽい(笑)
でも、やっぱり「持ちつ持たれつ」のダンスシーン!!
やっと広い舞台で伸び伸び(?)吉野さんの持ち味が発揮された感じ。長い手足がうれしいほど弾けて
tekkanベン
前任の治田さんが、知的障害者ぽかったのに比べ、こちらは小さい子供のような印象でした。ただ、ちょっと怖い印象があったのは、目線が鋭いからかな??
それから・・・レベッカのモーニングルームの壁にはカトレアのレリーフがあちこちにあって、それだけでも威圧的。
レベッカのベットルームの枕カバーの“R”の文字が、ああ、映画と一緒だと思ったり(クリエ版はどうだったか、覚えてない・・・)
ガラスケースに入った、あのカトレアは白かったはずなのに、2幕では赤に
セットが豪華になったことと合わせて、照明がすごく効果的でした。
シルビア・ダンヴァース夫人が♪レベッカ~ぁと歌い出すと、舞台のあちこちに無数の白い光線が交差し、まるでレベッカがここにも、あそこにも、屋敷の至るところに存在しているようで・・・怖い~
白く浮き上がるドレス姿のレベッカ?の姿も心霊写真っぽくて・・・
最後に・・・
ラストには髪も白く、杖をついて登場の山口マキシム。
・・・いやっ、そのっ、なんか・・・弱々しくて、ステキなんですけど~
隣の席で観ていた娘その2は「ただの○ーさんじゃイヤだけど・・・あんな山口さんなら、○ーさんになっても介護してあげたい」と・・・あらら
とてもこのままでは・・・GW開けまでこのテンションでは持たないだろう・・・と、思い切って帝劇に!!
あらー今年初の帝劇でした。
『レベッカ』 2010.4.25(日) 12:30開演 帝国劇場
マキシム:山口祐一郎 「わたし」:大塚ちひろ
ダンヴァース夫人:シルビア・グラブ
フランク:石川禅 ファヴェル:吉野圭吾
ベン:tekkan ジュリアン大佐:阿部裕
ジャイルズ:KENTARO ベアトリス:伊東弘美
ヴァン・ホッパー夫人:寿ひずる
ほぼ、2年前の初演時と同じキャストですが、あの余りに印象的なダンヴァース夫人・シルビアの役はWキャストで、涼風さんが登場。
でも、娘その2が選んだのは・・・シルビア・ダンヴァースでした。
なんといってもあの“クリエ”の舞台が“帝劇”という箱でどんなふうに映るのか・・・
冒頭のモンテカルロのホテルのロビーは、広々としたスペースでフロントも常設。エレベーターボーイもいます。クリエ版ではリゾート風だったのが、高級な5つ星風に?
マンダレイのお屋敷もなにげに豪華で広々した感じ
屋敷のレベッカのベットルームのカーテンが、すごく上の方から下がっているのが、よかったかな(2幕では、ここに度々白いドレスの女性らしき影が映し出され・・・ああ、こんな“手”もありか、と)
ただ、どのシーンも主要なキャストの演技は、わりと接近しているので・・・舞台が広くなってもあんまり意味はない?(爆)
背景にスクリーン仕様で、空が映ったり、海が映ったり。
でも一番の迫力は、ラストの炎が燃え盛る(?)シーンかなぁ・・・
しかも、それが最初のマンダレイの廃墟にラップするのが後から“おおっ”と思ったり。
ちーちゃん「わたし」
さらに上手くなったな~と
恋する女の子の「わたし」の純情な感情(?)には充分同意できます。
その想いが、かわいすぎて胸がきゅーんとなりマキシムに応える「愛してます!世界中の誰よりも!!」も以前よりは自然な気が
マキシムの告白を受けて、マキシムを守ろうと強くなる「わたし」・・・「それは私よ」で、前妻レベッカ=“ミセス・ド・ウインター”と主張するダンヴァース夫人の言葉を遮り、「ミセス・ド・ウインターは、私!!」と言い切る力強い態度。迫力でしたね
山口マキシム
「マキシム、と呼んでください。」・・・あああ~ダメだ~クラクラする・・・成長してない私・・・
・・・またもや、この一言で惚れてしまいそうになりました
そして周囲からは“まるでメイド”と噂される「わたし」と時を過ごすマキシム・・・
新曲が増えてました。「幸せの風景」
う~ん、以前はマキシムがなぜ「わたし」にプロポーズするのか、憶測するしかなかったけど、“安らぐ”のね。“慰められる”のね。・・・で、“君が愛しい”のね・・・(ちょっとだけ、男の結婚の理想を見たような気が)
ニューヨークに帰る、と泣いてる「わたし」の部屋のドアをノックもせずに入ってこようとするマキシムって・・・これって、いいのか?
その割には、結婚してからはなにかと怒ってばかりな印象ですが、やっぱりこれってマンダレイ(旅先の気楽さがないから?)だからなのか・・・?
「わたし」と歌う「夜を越えて」が予想外に良かったです
女性とのデュエットは井上くんが一番、と勝手に思っていたのですが・・・山口さんとちーちゃんは相性がいいのか、息が合っていて良かったです。
ちーちゃんの透明感のある歌声を包み込むような、包容力のある山口さんの歌声・・・好きですわ~
あいかわらず甘々な歌声と、オーバーアクションな迫力ある歌声を、惜しげなく聴かせていただきました。
シルビアダンヴァース夫人
冷たい硬質な声は変わらず健在。
「わたし」の落とした手袋を拾うシーンから・・・上から目線がやっぱり怖いです
でも、少しだけ髪の結い方がやさしめで(?)「仮装舞踏会のドレスは・・・」と「わたし」に提案するところはあくまで冷静で「わたし」がまんまとだまされるのを喜んでいるようにも見えて。
ラストのマンダレイの炎上シーン。
どんな時もまばたきひとつせず、レベッカ~ぁと歌いあげ、黒いオーラに包まれていたダンヴァース夫人が・・・一瞬、笑ってるぅ???キレちゃったのか、壊れたのか・・・
怖いよ・・・その顔がめちゃめちゃ怖かったんですけどっ!?
ただね~箱が大きくなった分、迫力もさぞや、と思っていたけれど・・・どちらかといえば、あの狭いクリエいっぱいに響き渡る♪レベッカ~ぁ~の方が迫力があったように思うのは・・・私だけ?
ひずるさんバンホッパー夫人
嫌味なおばちゃん度は高いです。でも、「アメリカンウーマン」は、アメリカの象徴に扮して、お歌もダンスも艶やかで、さすがの迫力。上手いな~と唸ってしまいました。
禅さんフランク
たった一曲ですが、暖かく誠実で、やっぱり余韻を残す禅さんの歌声・・・こうして直に聴くと“ああ、やっぱり『エリザ』観に行こう!!”と思ってしまうのです
吉野ファヴェル
ピチッとしたスーツ姿&オールバックがキザでキマッてます
もちろん、トレンチコート姿も
「流れ着いたもの」でコートの裾を翻して去る吉野ファヴェル・・・エポニーヌのようです
「わたし」の手を取り、音を立ててのキス(しかも2度も!!)・・・この辺もいやらしげで吉野ファヴェルっぽい(笑)
でも、やっぱり「持ちつ持たれつ」のダンスシーン!!
やっと広い舞台で伸び伸び(?)吉野さんの持ち味が発揮された感じ。長い手足がうれしいほど弾けて
tekkanベン
前任の治田さんが、知的障害者ぽかったのに比べ、こちらは小さい子供のような印象でした。ただ、ちょっと怖い印象があったのは、目線が鋭いからかな??
それから・・・レベッカのモーニングルームの壁にはカトレアのレリーフがあちこちにあって、それだけでも威圧的。
レベッカのベットルームの枕カバーの“R”の文字が、ああ、映画と一緒だと思ったり(クリエ版はどうだったか、覚えてない・・・)
ガラスケースに入った、あのカトレアは白かったはずなのに、2幕では赤に
セットが豪華になったことと合わせて、照明がすごく効果的でした。
シルビア・ダンヴァース夫人が♪レベッカ~ぁと歌い出すと、舞台のあちこちに無数の白い光線が交差し、まるでレベッカがここにも、あそこにも、屋敷の至るところに存在しているようで・・・怖い~
白く浮き上がるドレス姿のレベッカ?の姿も心霊写真っぽくて・・・
最後に・・・
ラストには髪も白く、杖をついて登場の山口マキシム。
・・・いやっ、そのっ、なんか・・・弱々しくて、ステキなんですけど~
隣の席で観ていた娘その2は「ただの○ーさんじゃイヤだけど・・・あんな山口さんなら、○ーさんになっても介護してあげたい」と・・・あらら