久々のTSミュージカルでした。
『タン・ビエットの唄』 2008.2.17(日) 13:00 東京芸術劇場
中ホール
フェイ 安寿ミラ
ティエン 土居裕子
トアン 畠中洋
ハイン 吉野圭吾
ビン 駒田一
ミン 宮川洋
ゴク 戸井勝海
タン・ビエット(さよなら)の唄を残し離ればなれになった姉妹
そして、ひとつの命を守りぬいた男たち・・・
20世紀のベトナムを舞台に繰り広げられる再会の喜びと哀しみ
ベトナム戦争という激動の時代を生き抜いた人々が歌い継ぐ
「果てしない苦しみの中 また会おうねという言葉は消えた・・・・・」(チラシより)
白い蓮の精?のダンスからはじまり、平和だった村が戦争によって変わっていく・・・舞台の上は、すでにベトナムです。
けっして乱雑にならない美しい踊りの中でも、その戦禍の激しさが伝わってきて、奪われた幸せ、引き裂かれた家族の哀しみ、苦しみがじわじわと押し寄せてきます。
20年後のベトナムに帰ってくるフェイ。
姉のティエンを探す彼女は、トアンに再会。
幼い日に姉妹を助けてくれた、5人の男たち。トアンはフェイに多くを語りたがらない・・・
怪しい店を仕切る、変わり果てたミン。
ビンの父親の記憶の中で知る、在りし日のビン。
俗世を捨て僧侶となったゴク。
そして、悪に手を染めやさぐれたハイン。
それぞれが、過去に苦しみ、忘れようとバランスを保って生きている。
それがフェイの出現で、苦しんだ過去を思い出し、話をつないでいきます。
5人の中で語られるティエン。
運命を受け入れ、それでも希望を捨てずに生きていこうとする強い信念のティエン。その純真で澄んだ心は、そのままティエンの唄声となって・・・
タン・ビエット
また会う日のために
寂しさを心に刻み 再び巡り会うため さよなら
愛するあなたに逢える きっと逢える
・・・このティエンの歌声が聴こえてくる度に、自然と涙がこぼれました。
まるで天使のような声。・・・“天から授かった声”です。
そして、5人の男たちが少しづつ歌っていく
もしも自由を手にしたなら・・・
心の底に響きました。
それぞれの思いが本当に歌にこめられていて切なくて。
純な気持ちを持ったそれぞれの5人がよかったのですが、
2幕のラストに続く、ハインとトアンの言い争い(歌合戦?)
すごく印象に残りました。
・・・吉野さんの白熱の演技、あの目線・・・惹きこまれてしまいました。
千秋楽、ということで15人の出演者からそれぞれに短い挨拶があって、
それを聞いていたらまた泣いてしまった・・・
♪タン・ビエット~また会う日のために~
美しい歌声が胸の中に深く深く浸み込んで・・・忘れられない舞台になりました。
『タン・ビエットの唄』 2008.2.17(日) 13:00 東京芸術劇場
中ホール
フェイ 安寿ミラ
ティエン 土居裕子
トアン 畠中洋
ハイン 吉野圭吾
ビン 駒田一
ミン 宮川洋
ゴク 戸井勝海
タン・ビエット(さよなら)の唄を残し離ればなれになった姉妹
そして、ひとつの命を守りぬいた男たち・・・
20世紀のベトナムを舞台に繰り広げられる再会の喜びと哀しみ
ベトナム戦争という激動の時代を生き抜いた人々が歌い継ぐ
「果てしない苦しみの中 また会おうねという言葉は消えた・・・・・」(チラシより)
白い蓮の精?のダンスからはじまり、平和だった村が戦争によって変わっていく・・・舞台の上は、すでにベトナムです。
けっして乱雑にならない美しい踊りの中でも、その戦禍の激しさが伝わってきて、奪われた幸せ、引き裂かれた家族の哀しみ、苦しみがじわじわと押し寄せてきます。
20年後のベトナムに帰ってくるフェイ。
姉のティエンを探す彼女は、トアンに再会。
幼い日に姉妹を助けてくれた、5人の男たち。トアンはフェイに多くを語りたがらない・・・
怪しい店を仕切る、変わり果てたミン。
ビンの父親の記憶の中で知る、在りし日のビン。
俗世を捨て僧侶となったゴク。
そして、悪に手を染めやさぐれたハイン。
それぞれが、過去に苦しみ、忘れようとバランスを保って生きている。
それがフェイの出現で、苦しんだ過去を思い出し、話をつないでいきます。
5人の中で語られるティエン。
運命を受け入れ、それでも希望を捨てずに生きていこうとする強い信念のティエン。その純真で澄んだ心は、そのままティエンの唄声となって・・・
タン・ビエット
また会う日のために
寂しさを心に刻み 再び巡り会うため さよなら
愛するあなたに逢える きっと逢える
・・・このティエンの歌声が聴こえてくる度に、自然と涙がこぼれました。
まるで天使のような声。・・・“天から授かった声”です。
そして、5人の男たちが少しづつ歌っていく
もしも自由を手にしたなら・・・
心の底に響きました。
それぞれの思いが本当に歌にこめられていて切なくて。
純な気持ちを持ったそれぞれの5人がよかったのですが、
2幕のラストに続く、ハインとトアンの言い争い(歌合戦?)
すごく印象に残りました。
・・・吉野さんの白熱の演技、あの目線・・・惹きこまれてしまいました。
千秋楽、ということで15人の出演者からそれぞれに短い挨拶があって、
それを聞いていたらまた泣いてしまった・・・
♪タン・ビエット~また会う日のために~
美しい歌声が胸の中に深く深く浸み込んで・・・忘れられない舞台になりました。