立見席まで売り出し、どこにもチケットがない、と聞いていた『ファントム』のチケットが天から降ってきたので・・・思いきって、出かけてみました。
『ファントム』 2008.2.9(土) 18:00 青山劇場
ファントム(エリック) 大沢たかお
クリスティーン・ダーエ 徳永えり
フィリップ・シャンドン伯爵 ルカス・ペルマン
アラン・ショレー HISATO
ルドゥ警部 中村まこと
文化大臣 コング桑田
カルロッタ 大西ユカリ
ゲラール・キャリエール 伊藤ヨタロウ
ベラドーヴァ 姿月あさと(映像)
まず、『オペラ座の怪人』とはちがうのね・・・(宝塚版『ファントム』ってこれと同じ感じですか?)
大筋、似ているけどちょっとづつちがってる。
クリスティーンは町の楽譜売りで、その物売りの歌声に魅せられたシャルドン伯爵が、オペラ座に紹介。
そのオペラ座では支配人のキャリエールが解任され、新支配人のショレーとその妻でプリマドンナのカルロッタがやってくる・・・
えーーーーーーー。
・・・ごめんなさい。最初にお断りしておきます。
素朴な疑問=悪気のないツッコミだらけの感想となりますが、ご勘弁ください。(ネタばれあり)
大西カルロッタって、パンチの利いた量感のある歌声でしたが・・・あれは演歌?と思われるこぶしのきいた歌い方・・・“オペラ座のプリマドンナ”というのはちょっとちがうような・・・
徳永クリスティーン
・・・最初が田舎娘風なのは仕方がないけど、オペラ座へ来て、カルロッタの付き人になって、ファントムにその美声を見込まれて、レッスン受けて、コンテストで絶賛されて、シャルドン伯爵に求愛されて・・・って、こんなサクセスストーリーをたどってきたら、普通はその、もう少し、垢抜ける、というか・・・なんというか・・・
・・・確かに純真無垢なイメージはずっとキープしていた気がしますが・・・
コンテストで見事な歌・・・って、説得力がなさ過ぎます
劇中、“オペラ座のディーバ”といわれると姿月さんとそっくりの歌声、という設定らしいですが・・・無理あり過ぎ・・・
そして、クリスティーンはずっとファントムのことを“先生”と呼んで尊敬していますが、ファントムの気持ちには気づいていたのでしょうか?
もし気づいてないなら・・・それってファントムがかわいそう過ぎる・・・
ルカス伯爵
実はこの舞台で一番聴きたかった、ルカスの歌声(昨年行けなかった6月のアッキーxルカスのコンサート・・・)
・・・ああ、きれいなお声でもなぁ・・・
私はやっぱりルカスの声で「All Ask of You」が聴きたかったです・・・
それにセリフは全部日本語で、とってもがんばってくれていたけど・・・芝居としての緊張感が持続できないんだなーーー。ルカスのセリフの部分。
長めのコート姿が素敵でした。
でーーー、
大沢ファントムです。
・・・きゃーー!背が高い~衣装がふりふり~マントがバッサバッサ(途中から、ちょっとしつこくバッサバッサするのがウザくなったけど・・・)
えっ?・・・大沢たかおって、こんなにカッコよかったっけ?(ファンの方、ごめんなさい。褒めてます)
それになんといっても、渋めの低音でいいお声でした。(私は基本的に声フェチです)この声で「君だけだよ」「君なしでは生きていけない」「誰にも渡さない」などと囁かれた日にゃ・・・
・・・が・・・歌うとなぁ・・・。
決して下手だとは思いませんでしたが・・・とにかく高音部とロングトーンの部分になると、し、心臓が・・・
クリスティーンと二人で歌のレッスンをする場面は、“頼むから、もうやめてくれーっ”と心の声が・・・
でも、そんなこんなの不安だらけの1幕を終え、2幕に入ったら・・・その哀しいまでのファントムの人間としての苦悩に感情移入して、観るほどにうるうる
追い詰められ、絶望の中、苦しむファントムに目が釘付け。
ラストシーンでは、キャリエールとの心のやり取りに自然と涙が・・・
(ここでの長い脚を投げ出した崩れた座り方が色っぽくて・・・おい)
ファントムとしてでなく、一人の男・エリックとして死んでいく姿にただただ涙・・・
・・・ミュージカルでなく、ストプレだったらなあ・・・(爆)
アンサンブルさんには、久々のよしつぐさんや、角川さんがいて、ものすごく安定していました。
しっかし、大沢たかお氏の人気にはびっくり!!
カテコは、はなっからスタオペで「たかおーっ」と黄色い声が飛ぶし。
でも、たしかにカッコよかった。美しかった。演技力もあったと思います。
・・・初期の内野さんのお歌も“椅子から転げ落ちるほど”と言われてたくらいだから・・・
あと何年かしたら、彼はすっごいミュージカルスターになっているかもしれない・・・と思いながら、その夜、雪の降る渋谷の町を後にした私でした・・・。
『ファントム』 2008.2.9(土) 18:00 青山劇場
ファントム(エリック) 大沢たかお
クリスティーン・ダーエ 徳永えり
フィリップ・シャンドン伯爵 ルカス・ペルマン
アラン・ショレー HISATO
ルドゥ警部 中村まこと
文化大臣 コング桑田
カルロッタ 大西ユカリ
ゲラール・キャリエール 伊藤ヨタロウ
ベラドーヴァ 姿月あさと(映像)
まず、『オペラ座の怪人』とはちがうのね・・・(宝塚版『ファントム』ってこれと同じ感じですか?)
大筋、似ているけどちょっとづつちがってる。
クリスティーンは町の楽譜売りで、その物売りの歌声に魅せられたシャルドン伯爵が、オペラ座に紹介。
そのオペラ座では支配人のキャリエールが解任され、新支配人のショレーとその妻でプリマドンナのカルロッタがやってくる・・・
えーーーーーーー。
・・・ごめんなさい。最初にお断りしておきます。
素朴な疑問=悪気のないツッコミだらけの感想となりますが、ご勘弁ください。(ネタばれあり)
大西カルロッタって、パンチの利いた量感のある歌声でしたが・・・あれは演歌?と思われるこぶしのきいた歌い方・・・“オペラ座のプリマドンナ”というのはちょっとちがうような・・・
徳永クリスティーン
・・・最初が田舎娘風なのは仕方がないけど、オペラ座へ来て、カルロッタの付き人になって、ファントムにその美声を見込まれて、レッスン受けて、コンテストで絶賛されて、シャルドン伯爵に求愛されて・・・って、こんなサクセスストーリーをたどってきたら、普通はその、もう少し、垢抜ける、というか・・・なんというか・・・
・・・確かに純真無垢なイメージはずっとキープしていた気がしますが・・・
コンテストで見事な歌・・・って、説得力がなさ過ぎます
劇中、“オペラ座のディーバ”といわれると姿月さんとそっくりの歌声、という設定らしいですが・・・無理あり過ぎ・・・
そして、クリスティーンはずっとファントムのことを“先生”と呼んで尊敬していますが、ファントムの気持ちには気づいていたのでしょうか?
もし気づいてないなら・・・それってファントムがかわいそう過ぎる・・・
ルカス伯爵
実はこの舞台で一番聴きたかった、ルカスの歌声(昨年行けなかった6月のアッキーxルカスのコンサート・・・)
・・・ああ、きれいなお声でもなぁ・・・
私はやっぱりルカスの声で「All Ask of You」が聴きたかったです・・・
それにセリフは全部日本語で、とってもがんばってくれていたけど・・・芝居としての緊張感が持続できないんだなーーー。ルカスのセリフの部分。
長めのコート姿が素敵でした。
でーーー、
大沢ファントムです。
・・・きゃーー!背が高い~衣装がふりふり~マントがバッサバッサ(途中から、ちょっとしつこくバッサバッサするのがウザくなったけど・・・)
えっ?・・・大沢たかおって、こんなにカッコよかったっけ?(ファンの方、ごめんなさい。褒めてます)
それになんといっても、渋めの低音でいいお声でした。(私は基本的に声フェチです)この声で「君だけだよ」「君なしでは生きていけない」「誰にも渡さない」などと囁かれた日にゃ・・・
・・・が・・・歌うとなぁ・・・。
決して下手だとは思いませんでしたが・・・とにかく高音部とロングトーンの部分になると、し、心臓が・・・
クリスティーンと二人で歌のレッスンをする場面は、“頼むから、もうやめてくれーっ”と心の声が・・・
でも、そんなこんなの不安だらけの1幕を終え、2幕に入ったら・・・その哀しいまでのファントムの人間としての苦悩に感情移入して、観るほどにうるうる
追い詰められ、絶望の中、苦しむファントムに目が釘付け。
ラストシーンでは、キャリエールとの心のやり取りに自然と涙が・・・
(ここでの長い脚を投げ出した崩れた座り方が色っぽくて・・・おい)
ファントムとしてでなく、一人の男・エリックとして死んでいく姿にただただ涙・・・
・・・ミュージカルでなく、ストプレだったらなあ・・・(爆)
アンサンブルさんには、久々のよしつぐさんや、角川さんがいて、ものすごく安定していました。
しっかし、大沢たかお氏の人気にはびっくり!!
カテコは、はなっからスタオペで「たかおーっ」と黄色い声が飛ぶし。
でも、たしかにカッコよかった。美しかった。演技力もあったと思います。
・・・初期の内野さんのお歌も“椅子から転げ落ちるほど”と言われてたくらいだから・・・
あと何年かしたら、彼はすっごいミュージカルスターになっているかもしれない・・・と思いながら、その夜、雪の降る渋谷の町を後にした私でした・・・。