私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

10/1でアトリやマヒワ、イワヒバリを探しに蔵王に行ったが、彗星教えてもらって見たが、鳥はだめだった。また、行かねば。

2011年5月15日(日)田尻

2011年05月15日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2011/5/15(日)15:12-15:13【天気】晴れ
【場所】田尻実家近くの遊水池
【種名】ツバメ(1科1種)
【メモ】実家にタケノコをもらいに行った帰り,自宅近くの遊水池にツバメが1羽止まっていたので撮影した。今日は蕪栗沼は土手に上がって眺めただけで帰ってきた。
【写真】
  
  
■ツバメが1羽遊水池に張り出した枝に1羽だけぽつんと止まっていた。近づいても逃げず,首を回転させて上を見たり,羽繕いをしたり,こっちを見つめたりしていた。


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2011年4月29日(日)南三陸コース

2011年05月15日 | 南三陸漁港
■2011/4/29(日)6:37-8:20【天気】晴れ
【場所】南三陸(戸倉海岸~波伝谷漁港~相川漁港~十三浜)
【種名】(科種)
【メモ】ハジロカイツブリ夏羽1,ウミウ,カワウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,コクガン(波伝谷漁港:成鳥4幼鳥2計6,相川漁港:成鳥4幼鳥11計15),マガモ,カルガモ,コガモ,スズガモ,トビ,キアシシギ(戸倉1,波伝谷1),イソシギ(波伝谷漁港3・同海岸1),チュウシャクシギ(戸倉2,波伝谷2 おそらく別個体),ユリカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,カモメ,ウミネコ,キジバト,ヒバリ,ツバメ,イワツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,イソヒヨドリ,ツグミ,ホオジロ,アオジ,カワラヒワ,ムクドリ,スズメ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス(20科37種)
【メモ】今回はいつものコースとは逆コースで回った桃生津山ICで降り,国道45を戸倉へ向かった。戸倉海岸へ下る坂道の途中から風景は一変し,茶色の瓦礫がどんどん増えていった。よく昼食を買っていたセブンイレブンは跡形もなく,地形そのものが変形していた戸倉海岸に出るとチュウシャクシギのペアがいた。この時期これまで探鳥に訪れたことがなかったので,シギチの渡りのシーズンで当たり前といえば当たり前かもしれないが,海岸沿いを北上している個体の一部だろう。波伝谷漁港周辺も惨憺たる状況だった。漁港内には何とか入れたが,漁協の建物は破壊され,港内いたるところが津波でアスファルト道路がえぐり取られていた。漁船が数隻係留されていた。いつもカモメ類を見に行く場所へ行ってみると,すぐ近くにコクガンの群れがいる。岸壁に付着している海草を群れで食べているのだった。漁港常連のイソシギは3羽いておそらく同じ個体と思われる。そこから波伝谷の海岸に行ってみるとやはりここにもチュウシャクシギのペアがいた。キアシシギが海岸の岩礁で波を浴びながらもしきりに採餌していた。この周辺は高台にあった家は外見上は以前のままだったが,とにかく浜に近い集落はあらゆるところが壊滅状態だった。
相川に着くとあの立派な橋がない。完全に落橋していた。旧道は何とか通れるため,いつもアメヒを見ている船揚場に行ってみると,コクガンの群れがいた。これについてもこの時期今まで来ていなかったので,地震・津波にかかわらず,この時期はコクガンが残っているのかもしれないと思った。いつもいるイカルチドリは1羽もいなかったので,どこか近くの繁殖できる場所に行っているのかもしれない。
十三浜は通行できるとは思っていなかったので,最初から引き返すつもりでいたのだが,仮設道路が少しずつできていて何とか通ることができた。このあたりの被害も想像を絶するもので,以前の風景は跡形もなかった。吉浜小あたりからは冠水がずっと続いており,北上川の対岸の堤防は一部消失していた。至る所で重機が堤防の補修工事を急ピッチで行っていた。
【写真】
  
■戸倉海岸のチュウシャクシギのペア/波伝谷漁港から志津川方面を望む
  
■波伝谷漁港の水門。津波はこの水門をやすやすと越えて行った。/波伝谷漁港の岸壁に付着する海草を食べていたコクガンの小群
  
■ワシカモメ第一回夏羽移行個体/コクガン成鳥 幼羽ではこの時期肩羽や雨覆に白い羽縁は見られないが,次列,三列にまだ白い羽縁が残っている。/オオセグロカモメ成鳥夏羽
  
■イソシギ夏羽移行個体/キアシシギ夏羽移行個体
  
■キアシシギ夏羽移行個体/完全に落橋した新相川橋。旧道は通ることができた。/コクガンの群れ
  
■相川漁港のコクガンの群れは成鳥2,幼鳥7だった。
  
■コクガンの群れ/漁港のカモメ類の群れ。岸壁は被害があまりなかったようだが,浜沿いの家々は土台しか残っていなかった。/新北上大橋


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