私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

2018年、2022年と見に行き、2023年は巣が崩れてしまったらしく、今年は隣の岩で抱卵中だった。

2009年4月29日(水)金華山桟橋付近

2009年04月29日 | 金華山・航路
■2009/4/29(水)9:18-9:32【天気】晴れ
【場所】金華山桟橋付近
【種名】モンゴルセグロカモメ1,オオセグロカモメ,ワシカモメ1,シロカモメ1(1科4種)
【メモ】金華山のカモメの写真を見ていたら,当初はセグロカモメ2W→2Sと考えていたものをよく見ると,どうもモンゴルセグロカモメの第2回に似ていると思い,図鑑等を見て特徴をチェックした結果,おそらくモンゴルセグロカモメであるということで,再掲した。他の写真を見るとシロカモメの他にワシカモメも撮影していたので4種掲載した。
【写真】
  
 
■この個体は船が鮎川行き桟橋に着く時に,隣の女川行き桟橋にいたのを見つけた。一見2Wから夏羽への移行個体とわかったものの,白さが際立っていた。神社から戻った参拝客がそこに行かないうちにと,下船してから急いでそこに行った。この時点では背の羽毛の色からセグロカモメとしておいたが,後で見直して次の点でモンゴルセグロではないかと判断した。
①まず足の色だが,セグロやオオセグロのやや濃いピンクとは違ってやや薄い色。(これでは決め手にはならない)②頭部から胸部にかけて白さが際立つ。擦れて白くなったのとは違う白さ。③肩羽根の色が薄い灰色なのでオオセグロではない。 ④雨覆の褐色と白のコントラストが明瞭。⑤初列風切りは黒褐色。⑥飛んだ時の(5枚目の写真)初列風切りの内側が白い。⑦尾羽の基部に班が少なく,全体的に白っぽい。⑧顔がモンゴルっぽい(主観的)。
以上から総合的に判断してモンゴルセグロカモメではないかと思う。
  
■シロカモメ第1回冬羽から夏羽移行個体/ワシカモメ第1回冬羽から夏羽移行個体。


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