2011年4月2日(土)釣師浜,新地漁港,新松川浦漁港

2011年04月02日 | 磯浜漁港
■2011/4/2(土)8:53-10:04【天気曇り,時々雨】
【場所】釣師浜,新地漁港,新松川浦漁港
【種名】ハジロカイツブリ夏羽,カンムリカイツブリ,ウミウ,カルガモ,スズガモ,クロガモ,シノリガモ,トビ,ノスリ,ハヤブサ,オオセグロカモメ,カモメ,ウミネコ,ツバメ,ハクセキレイ,ツグミ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(14科21種)
【メモ】いつものように山元ICで降りて海岸沿いのR38を行こうとしたが道路が寸断されて通行止めになっていたので引き返しがれきの間の細道を抜けてR6に出南下して新地駅近くから釣師浜へ出た。写真で見るように堤防も破壊され消波ブロックが海岸に打ち上げられ橋は落下して流され家々は流されかろうじて土台が残ってここに家があり人々の暮らしがあったことを証明している。またやや高い建物は津波に打ち壊され田圃は広い面積で冠水していた。砂浜に出ると消波ブロックが海岸に打ち寄せられ堤防が一部しかない。沖にはまだシノリガモやクロガモが若干残っていた。またこれは渡りの途中であったと思うがカワラヒワの40羽くらいの群れが次々に渡っていった。ツバメが1羽飛んでいた。ちなみに磯浜漁港の方は道路が寸断されていて行くことができなかった。
 新地漁港に行くと漁船が何艘か係留してあった。船揚場にはウミネコが1羽所在なげにしている。そこから新松川浦漁港に行こうとしたが道路が寸断されておりいったん国道R6に戻って相馬まで行き原釜に直接入った。漁港施設設備は完全なダメージを受けており魚市場の2階屋根部分に漁船が乗り上げており津波の高さと勢いが想像を絶するものだったことがわかる。船揚場にオオセグロカモメが1羽港内部に夏羽のハジロカイツブリがいた。帰りは松川浦沿いの道を通ってR6に出たが途中交差点の脇に大きな船が打ち上げられていた。ハヤブサが1羽セブンイレブンの上空を飛んでいった。
 釣師浜のラハイナには家内とこれまで何度も行った。海のすぐ脇に立つ喫茶店から見える景色は行くたびに違っていた。おいしいピザやトースト・コーヒーを飲んでマスターや奥様と話すのがとても楽しかった。自分が撮影した釣師浜のシギチやカモメ類の写真も飾ってもらっていた。いらなくなったスコープも三脚と一緒に置かせてもらった。いつか行った時に海がすぐ近くだから津波が怖いよねなどと言っていたがそれが2011年中にしかも歴史的な津波が襲うとは誰が予想をしただろうか。
【写真】
  
■釣師浜の前面にあった消波ブロックが,砂浜の中程まで打ち上げられていた。地区の家々を守っていた頑丈に見えた防波堤はほとんどが津波で破壊された。/釣師浜の橋は流され別の場所にあった。
  
■沖の防波堤は残っていて,いつものようにカモメ類やウミウが止まっていた。/なるだけ浜に近い所までと,がれきの間で通れる道を探して,ラハイナの近くまでいったが,あとで,この道路がいつも新地漁港に行く道と気づき唖然とした。
  
■新松川浦漁港の船揚場のオオセグロカモメ第2回冬羽/魚市場。いつもワシカモメやシロカモメが止まっている2階の屋根には漁船が乗っていた。/鵜ノ尾崎灯台付近


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