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私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

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2006年6月10日(土)蒲生海岸

2006年06月11日 | 蒲生海岸
■2006/6/10(土)7:30-9:30【天気】晴れ
【場所】ビール工場・蒲生海岸
【種名】カワウ,ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,カワアイサ♀2,トビ,キジ♂,シロチドリ6,キアシシギ4,イソシギ2,ホウロクシギ1,ユリカモメ夏羽1,オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,ヒバリ,ツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,コヨシキリ,オオヨシキリ,カワラヒワ,ムクドリ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(19科30種)
【備考】6月に入ってからは仕事が一段と忙しくなり,今週は仕事で徹夜状態が続いたが,やっと金曜日に一区切りついて,土曜日は近場の蒲生に行ってみることにした。日曜日は仙台市中総体の応援にも行く予定なので,こちらはとても楽しみだ(結局,女子団体戦はいいところで負けてしまったが,とてもいい試合だった。子どもたちや顧問の先生,コーチに感謝だ!3年間みんなよくがんばったし,1,2年生はこれからだ。今日の悔しさをバネにがんばってもらいたい。男子は実力発揮でやたら強かった。感動的な試合だったので,本筋から外れてしまった)。というわけで,蒲生は干潮に向かって,どんどん潮が引いていた。七北田川の中州にホウロクシギ1羽,キアシシギ4羽とカワアイサ♀が2羽いた。今頃ここにいるようでは,繁殖はできない個体だろう。ホウロクシギは,導流堤脇の干潟にしきりにやってきては,あの大きなアシワラガニを食べていた。写真にあるように飲み込むにも一苦労なようだ(うーっごくりという感じ)。日和山下の池の杭の上にツバメの幼鳥がいて,狭い杭の上に4羽ツバメ押しで親の餌を待っていた。これもとても可愛い。空中給油ならぬ空中給餌(ヒナは杭の上だが)そのものだ。あまり飛べないのかと思ったら,鳴き声の合図で一斉に飛んではまたもとの杭に戻るのを繰り返していた。ハヤブサやチョウゲンボウもそうだが,「巣立ち」や「飛ぶ」のを教えるのは親にとって本当に大事な役目だ。サギのコロニーではアマサギがしきりに巣材を運んでいた。やはりアマサギが巣作りでは一番遅いようだ(蒲生の前の記事参照)。足や嘴,それに身体全体が繁殖期のエネルギーに満ちあふれているような感じだ。セサミストリートのビッグバードは黄色い大きなカナリヤだが,正面顔は今回撮影したアマサギ(色は違うが)そっくりだ。アマサギというと,トラクターの後をついて虫やカエルを食べている姿がイメージとして思い浮かぶが,繁殖地での姿はまた違っている。
【写真】
  
■巣材を運ぶアマサギ
  
■ホウロクシギの飛翔。いくつかの図鑑を見ると,上嘴が長い個体がほとんどだが,この個体は下嘴の方がかなり長いことがわかる。
  
■アシワラガニを何とか飲み込んだ。なかり苦しそう。/ウミネコより背が高い/蕪栗沼でホウロクシギが飛び回っていた時,カモたちがワシタカと思ったのか一斉に何度も飛んだのを観察したことがあるが,確かに迫力がある。
  
■干潟で一休み/ランディングするホウロクシギ。離陸するときも小走りに助走するが,ランディングもちょっと走る/ハマヒルガオ
  
■カワアイサ/コサギ/ハマナス
  
■給餌するツバメ/ツバメの幼鳥/ウミネコ


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