5月の伊豆高原は緑が滴るようです。
その緑も日々に色を変えてくれて、散歩の時も車に乗る時も木々の緑を見るのが楽しみという時期が続きます。
伊豆高原にすむ芸術家や趣味でものづくりを楽しむ人たちが、自宅を会場にして住民による地域芸術祭とでもいう「伊豆高原アートフェスティバル」という催しを始めて今年で20周年だそうです。(詳しくは↑をクリックしてください。会場の様子や作品などが楽しめます)
スタートするときに「この素晴らしい季節を味わってもらいたい」という考えがあったそうですが、ほんとにその気持ちがよくわかります。
今年は、ひとあじ違ったフェスティバルでした。というのは、私の友人が絵画展を開いたのです。(2年間教えていただいた水彩画教室の仲間。それにしてもいろいろなレベルの生徒たちで、先生はご苦労なさったことでしょう!ありがとうございました)
「内山洋子作品展 庭でみつけた草花や昆虫たち」
水彩画、鉛筆画、油絵など多彩な技法で表現されていますが、やさしさと愛情がたっぷり。
去年末、ふとしたはずみで骨折してしまったのにもかかわらず、ギプスの足を投げ出してまで制作に没頭したというのですから、右脳がらみの「楽しめるもの」を持っている人は人生の危機を乗り越えやすいですよね。中には左脳主体の「読書(や勉強)」で骨折の困難を乗り越える人もいるでしょうが、どう考えてもちょっとお気の毒・・・(笑)
おもしろいものですね。いままでのお客さん気分から一転。「たくさんの人が見てくれたらいいのに」とか「お天気が悪くて残念」とか、「伊豆高原アートフェスティバル」の中から世間を見ているような気になりました。
油絵の大作も2点
コンドミニアムの伊豆高原シーズンズが会場です。(ここも↑是非クリックしてみてください。作品展ととてもマッチしていますから!)
天気がいいと林の向こうに海が開けて、その向こうには大島が一望という景色のよさ。
「いいなあ」と感じる心は右脳の豊かさから生まれます。
制作までできなくても、鑑賞や感動のように受け身の状態であっても、脳が働いていることを忘れないで、いろいろなチャンスを見つけては右脳訓練を楽しんでください。
こういう友人がいるのもいいものでしょ!
今年の伊豆高原アートフェスティバルは20周年記念ということで、珍しい展覧会もあります。独学で、20年以上も同じ場所を描き続けた作品が並びます。
「描きたいもの(色?心象風景?)がまだある!」という思いが痛切に伝わってくる不思議な展覧会でした。これは感動的でしたよ。