脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

続 久しぶりの東京国立博物館

2022年06月17日 | 私の右脳ライフ
今回の上京は、半年に一度の歯科検診が第一目的でした。
今までも、歯科検診のたびにたくさん楽しんでいます。こういう生き方もあることをおしらせしたいと思いますので、お時間がある方は目を通してみてください。
たまたま今日FBからお知らせが来ました。東京に行くと「ついでに」よく遊んでいます(笑)

今回も楽しみました!
東京国立博物館は創立150周年を迎えるということで、今年は記念企画がいくつもあるようです。もちろんネットでたくさん情報を得ることができますから、今回はトーハクでの時間をたくさん用意しました。

だいたい特別展が開催される平成館(左上)だけで時間切れということが多いのですが、本館の常設展にもさすがの展示物が揃っていますし、東洋館(右下)も仏像から織物まで興味惹かれるもののオンパレード。法隆寺宝物館(左下)は小規模ながら、落ち着いて見学できます。おしゃれなレストランもあります。
平成館の本館側にも興味深い企画がありました。

考古展示室もあって、旧石器時代からの展示物がありますが、まずは縄文時代の土偶や古墳時代の埴輪が出迎えてくれます。「あっ!知ってる」ものに出会うことはちょっと興奮を呼び起こします。
重要文化財「埴輪盛装女子」群馬県古墳時代6世紀
女性埴輪の代表的なもので絶妙なバランスと細部への心配り、そのうえ保存状態が良いので、たしかに重文と納得です。入口にありました。

続けて、かわいい「遮光器土偶」
たまたまFBの友人が遮光器土偶の記事を掲載したばかりだったので「なんというタイミングの良さ」と一人で悦に入ってしまいました。
これは国宝でした。

たくさんの埴輪がまとめて展示されている中を歩くと、そこここから物語が語られてくるようでした。

大学で教育学の先生をしている友人が、いつも言うのです。
「いつの間にか子どもと移動するときには抱っこになってしまったけど、どう考えてもおんぶの方が優れている。安定して移動できる。両手が自由に動かせる。荷物を持つことも容易。母子の視線が同一方向。密着性が高い。特に非常時の移動に関しては、おんぶに勝るものはないことをもっと啓蒙しなくては!持ち運べる簡便なおんぶ紐の開発も必要ね」
おんぶ姿の埴輪を見つけましたよ!
「埴輪 子を背負う女子」栃木県鶏塚古墳6世紀

歴史を振り返ると、母が子をおんぶした時間の長さに比べて、抱っこした時間はほんの一瞬ということですね。

国宝「扁平紐式銅鐸」弥生時代
これは結構大きいもので、1メートルはあったと思います。文様が見事に残っていて当時の生活を垣間見るようでした。祭祀に用いられたそうです。あとで調べた範囲では国宝の銅鐸は、これだけでした。

本館は文字通り宝の山ですが、今回はいくら何でも時間切れ。国宝一点だけが展示されていて、静謐の中で鑑賞できる国宝室だけ行きました。
10月から特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」が予定されていて、トーハク所蔵の国宝89件すべて展示されます。そのため今年の国宝室の企画は、重文指定も受けていないものの、学芸員一押しの作品を「未来の国宝」として展示するのですって。
春日宮曼荼羅

さあ、いくらなんでもおなかがすきました。東洋館の横にレストランがあります。

ゆりの木膳

「ゆりの木」という名前の由来も今回知りました。本館の前に巨木があって、博物館の雰囲気を高めるのに一役買っているのですが、初めて近寄ってしげしげと眺めました。この木がゆりの木でした。花が咲いたときに来たことがなかったので、ゆりの木と気が付かなかったのです。

お庭を散策して、もう一つの目的ミュージアムシアターへ。
「トーハクのミイラ デジタル解剖室へようこそ」一度は行ってみたかったところです。

バーチャルリアリティによるデジタルならではの新しい鑑賞方式といわれています。超高精細4K映像の説明を、係の人が実際に登場して肉声で行なうというアナログな解説方法を取り入れていることに、ちょっと心動かされました。
ミイラは明治37年にエジプトから寄贈された「パシェリエンプタハ」MRIなど駆使して解説をしてくれました。
東洋館の地下にシアターはありますが、そのミイラは同じ東洋館の2階にありました。

東洋館へはあまり行ったことはないのですが、行くたびに修学旅行生と出会うことが多いです。今回もたくさんの生徒さんが居ました。

東洋館にも心惹かれるものはたくさんあるのです。でも、ここで時間切れ。東京駅まで戻って歯科検診へ。特別の異常はなく(これが一番の目的だったので、一安心)お台場のホテルに孫娘とチェックイン。

夜は銀座の毛利バーに孫娘がデビューしました。毛利さんは中学高校の同窓生で世界的なバーテンダー。元気そうでよかったです。



認知症に関して理論的に詳しく知りたい方は、以下のブログもお読みください。



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。