私には2人の息子がいます。が、自称三男とか四男とか言ってくれる若者がいるんです。
その三男から「結婚しました!」の電話が。文字通り晴天の霹靂でした。
2人で顔見せに来てくれることになって、ワクワクしながら待っていました。暑い盛りですが、彼女にとっては初めての我が家、伊豆の良いところを味合わせてあげたいと、あれこれ計画を練りました。私の大好きな分野なのです。
彼らの2泊3日の伊豆の旅を記録してみましょう。それは、そのまま私たちの夏休みだったのです。
満面の笑みが二つ改札口に揃います。迎える私たちも嬉しさに包まれて、駅からそのままニューヨークランプミュージアムへ。
満開のひまわり畑と海に「うわー」と声をあげてくれた初々しいMrs.「おんなじ感性!」もう前からの知り合いの気分になりました。
遠慮勝ちに「写真撮りましょうか?」と言ったらなんとちゃんと受けてくれました。2泊3日でだんだん仲良しになっていくのが微笑ましい。
家に寄って、素敵なアルバムを見せてもらいながら、結婚への道のりやアットホームな素敵なお式のことやら聞きました。なんと言っても三男のことですから、一つ一つの話に一つ一つ納得しながら、4人で「それにしてもご縁ねえ。運命というか」と繰り返しました。
伊豆初日は熱川の伊豆ホテルのスイートルーム!
アプローチ
ロビー
大きな足湯
お部屋の露天風呂
実は「妻は町育ちのせいか、日の出とか夕焼けとか自然の中にいるのが大好きで…」と聞いていたので、私の予定では相模灘の日の出、天城山中からみる夕焼けの設定こそがプレゼントと決めていたのです。
夜は見事なムーンロードのシーンが繰り広げられたそうで、これは予定外のスペシャルプレゼント。
(Photo by Mika)
翌朝の相模灘の日の出。ふふふ。計画通りにお日さまが出てくれました。
(Photo by Mika)
(Photo by Mika)
翌日は、朝早くから伊豆ホテルへ迎えに行きます。伊豆高原には二つ吊り橋がありますが、観光地化していない橋立の吊り橋へ案内しました。
企画が良かった。喜んで写真をとってくれてます。
下の海も自然そのもの。
ランチは修善寺の松葉茶屋に鮎の釜飯を食べに行きました。
それから修禅寺へ
(Photo by Mika)
若い人たちなので「マツコデラックス!」も受けてくれます。
一方で歴史的なことにも興味があって、案内のしがいがあります。
竹林の小径
桂川の赤い橋
暑い日でしたが、「東京の暑さとは違う。木陰の風が気持ちいいです」というような言葉にも人柄を感じられて嬉しかったのですよ。
「じゃあ。ほんとに涼しいところへ」と旭滝へ。
竹林の小径
桂川の赤い橋
暑い日でしたが、「東京の暑さとは違う。木陰の風が気持ちいいです」というような言葉にも人柄を感じられて嬉しかったのですよ。
「じゃあ。ほんとに涼しいところへ」と旭滝へ。
柱状節理が横向きになっているのですが、丁寧に説明を読んでいました。そして虚無僧が吹く尺八の名曲「瀧落ちの曲」はこの滝でできたことなど一緒に学びました。
こういうシーンを、私が撮りました(笑)
2人は信心深いのか、ちゃんとお参りしてくれました。
2泊目の天城高原へ。夕焼けに間に合うかどうかとちょっと気を揉みました。
富士山が色づいて、最高!こんなにプラン通りに運ぶなんてことはなかなかありません。
2人の前途を祝してくれたのですね…お幸せに。
2人のおかげで、思いがけない楽しい夏休みを満喫できました。
また時間を作って帰ってきてください。
by 高槻絹子