天草市に行ってきました。天草は熊本県ですよ。でも、すぐ海の向こうに長崎県の島原が見える場所もあって、切支丹の歴史も島のあちらこちらに残っているようです。
天草市は2市8町の合併でした。旧倉岳町、旧栖本町、旧天草町が、二段階方式を導入していて、その他は未導入。ボケ予防活動の進展具合はさまざまなレベルだったでしょう。
でも、新市としても、二段階方式を導入しましたので、今回の講演はその皮切りでした。
市民の方々にボケの正体を説明し、{ボケない地域づくりを、ほかならぬ皆さんがやるのです!」と発破をかけるのが私の役目です。
講演会は、いつものようにうまく運ぶことができました。講演の前に、手話つきの合唱や、倉岳町のもう数年続いているボケ予防教室の皆さんのイキイキとした活動発表が、花を添えてくれました。
でも、全国どこでも、保健師の皆さんが直面している問題は、ここ天草にだってあります。
合併だけでも「すり合わせ」が大変なのに、「地域包括支援センター」が大急ぎで動き始めたために「ボケ予防」が返ってやりにくくなってしまった・・・
ほんとに全国どこででも聞かれる言葉です。
私のつぶやき:「厚生労働省の願いは、ほかならぬ保健師さんたちにボケを予防してもらいたい。そのためには早く手を打ってほしい。正常者からのボケ予防という言葉はもう数年前から厚生労働省は言ってる・・・。」
(下手な写真!イルカがこのくらい近くに見えるということをアピールしているつもりです)
木崎さんのつぶやき①:「今ボケている人を地域で見守ることも大切だけど、だけど、ボケさせないようにすることはもっと大切・・・、天草らしい方法を考えて、『天草方式』でやればいいんだ!元気島、天草だものね」
木崎さんのつぶやき②:「天草は冬暖かくて、魚はもちろん天草大王とかおいしいものがたくさんあって、人情も豊かだし、どこか寒いところのお年寄りが遊びに来てくれたらいいのに」
確かに寒い地域のボケ予防教室の皆さんが、避寒をかねて交流会を楽しむというような事が実現できたら、今からの社会のモデルになるのですが。(港に咲いていたサクラです)
話は、またまた変わります。
本渡市で行われた講演会に出席された厚生部長さんが、ボケ予防活動における保健師・看護師さんの役割を非常によく理解してくださいました。
二段階方式の手技取得の必要性と緊急性もわかるとおっしゃって、来年度には天草市で、出張実務研修会を開くことができそうです(*^_^*)