一心大切に忠勤に存ずべしからの悲劇

胸がぐうとつぶされるいたたまれなさ。
どうしようもない焦慮感と敗北感の中で輝く思いは何だったんだろう。
散り際の有終さと覚悟。

ＮＨＫ　八重の桜　



回をかさねるごとにつきすすむ悲劇はとめようがなく
歴史の結果としてその結末を知る故にどうしようもない寂寥感と焦慮感におそわれる
会津戦争の悲劇さはその会津藩の正義さと清廉さが生み出したものだからやりきれないね。
敗者の記録は壮絶だ。
一心大切に忠勤に存ずべしからの悲劇。
討たれても討たれれても必死に立ち上がっていくその会津魂は震災の復興とも重ねてあって
もう週末ごとに涙がとまらない。




そして来週も泣く予定。

Ｉ ＭＥＡＴ ＹＯＵ

肉を食べにＩ ＭＥＡＴ ＹＯＵ．

　


The Tastemakers & Co.のフードイベント
肉肉ルンルンと出かけていく。

イベントに誘われ出掛けるもこういうのは勝手知ったる好きな店だからこそ
楽しめるものであっていきなり一見のゲストが飛び込むもんじゃないと痛感しました。
だって、どうして、何していいか分からない。
それでも手始めにBar TRENCHのカクテルを一杯。


てけてけと蒸し暑い中、歩いて行った甲斐あるカクテルで
思わず、



「ウマイ！　もう一杯！」




おしゃれ空間から浮きまくりのセリフをはくところであった。
お気に入りのタイ料理やでランチからしこたま飲んでいたのにこの有様。
そそのくさと退散。




逃げるようにタクシーで帰る。



あれ、ところであたし何しにいったんだったけか？

たまには針のムシロに座ってみようじゃないか

自分に甘い生活をおくっている。


努力＝針のムシロ


あえて茨の道を選びとることもしないし、
大変そうなものには首をつっこまない。
面倒くさそうなことは匂いでわかる。

 

　
人生は損得で割り切れるほど簡単ではないし
どうしても目の前に出現した落とし穴にははまらねばならないことも多いもの。
匂いでわかるなんて偉そうにいってはみたもののさっくり撤回。
分かっていれば苦労はしないよ。

 

　
　
それでいてより高みを目指して努力するなんて・・・
　
　
思うだけでギブアップ。
　

 

　
　
鈍った体をどうにかしようと腹筋ぐらいしようと心に誓う、いや思いついたけど
10回で諦めました。諦めは肝心。

　
仕事のスキルを磨くべく参考書を買うが
買っただけでやりきった感。

　
カモーン　不摂生とばかりに
相方実家に行かねばならない日に大二日酔い。
嫁、失格。
よりによってこんなに日に。
嫁失格、人間失格、大人失格。
二日酔いで失格三重苦の烙印を押されました。

　
やっぱり日々、コツコツと努力をできる人は尊敬に値するのだとあらためて熱いまなざしで
イチローをみている。
努力＝針のムシロになってしまっている人間にとって
あの若かりし頃（学生時代）なんてなんの感慨もないわ。

 

 

　
　
それでもたまには針のムシロに座ってみようじゃないかと奮い立つ。
　
　
　
残念ながら平成のご時世、ムシロは欲しくても手に入らないから
サボテンソファーに。
イタリア人デザイナー、Maurizio Galante






ぶっとい針が目にもつきささるサボテンがソファーになりました。
サボテンソファー
針のムシロには座れない、座る気もならならないけど
サボテンソファーなら座りたい。
座るだけでは何の進歩もないことは分かっている。
きっとこの上でヨダレ垂らしながら昼寝するんだろう。

 

　
廃人丸出しではあるが
心苦しさを少しでも感じているうちはまだ大丈夫。

 

　
ダイジョウブ？
ダイジョウブ！

イケレスでガラスの仮面ですが

　月影先生、ホラーの形相。
「おそろしい子！」

　　


今夜、あたしはまさにこの形相
「おそろしいこと！」
そう、「おそろしい」とつぶやかずにはいられない状況







その１
どこまで続くか分からない少女漫画の伝説　あの『ガラスの仮面』が
「秘密結社 鷹の爪」のアニメスタジオDLEの手にかかりギャグマンガになる。
あのガラスの仮面がですよ！


　　『ガラスの仮面ですが』

ガラスの仮面がひらきなおって、エライことになってます。



　　









その2
さらになぜかこの「ガラスの仮面ですが」がルミネ池袋のレストランフロアとタイアップ。
『ガラスの仮面ですが』とコラボ　「イケレス8＆9 一周年ですが」開催！


　　



そうだね、紅天女になるより美食家になる方がいいよね。



楽しんじゃっていいのか
ワルノリじゃないのか
本当になんでなのか
ガラスの仮面は完結する気があんのかと
疑問がぐーる、ぐーるしちゃう。
それでもせっかくですからタイアップメニューをね。
頂いてみることにしました。


ガラスの仮面風 夏野菜の冷製スパゲティセット　１２８０円










その3
紫のバラをイメージしたスペシャルスパゲティ。
いつものメニュー　夏野菜の冷製スパゲティをベースにサーモンのバラが付け足されました。



　　



通常とスペシャルの違いはこのバラ　一輪。

おーこれだけかい！
恐ろしいメニュー。







「ガラスの仮面」とのコラボではありません。
「ガラスの仮面ですが」とのコラボでした。
シュールでゆるいのがウリのギャグがちりばめられってことでいいんですよね。

ねー、ねー。

プレゼン成功されました

イマドキの女子会はアウトドア。
女子会って言葉も
アウトドアっていう響きも頑張り過ぎている気がしてイマイチしっくりこないけど。

女同志、ワイワイと飲めばうまかろう。
外でうわっーと飲めばそりゃうまかろう。


ＢＢＱの楽しさを知ってしまうと
晴天の空を見上げては飲みたくなり
梅雨の晴れ間には焼きたくなり
雨の日には週末を楽しみに何かを仕込みたくなる。


そそのかされている気もするけど
プレゼンは成功です！

ＣＯＬＥＭＡＮ　アウトドアリゾートをつくろう

絶景を前に食べるのはおにぎりだってごちそうだけど



シャレオツナイトＢＢＱ　但し虫に泣かされる予定。




無理やりアウトドアを乙女チックにする必要はどこにあるんだろうか。





それでもこんなシチュエーションに憧れない訳ではない。


・・・・・・・・・


はっきり言う！　
わかりやすーく、単純にいいと思う。
やってみたいと思う。
楽して絶景
虫もいない
アウトドア


そんなの無理、無理。
写真のようにはいかないのよね。
現実はもっと楽しい。　うふ。
アウトドアで缶ビール　ぷしゅとするだけでリゾート気分。
立ち飲み、ヤンキー座りでも十分、リゾートですもん。
それでもせっかくコールマンのおしゃれアウトドアに触発されたから、
ビールじゃなくてワインぐらい飲んでみよーと思ってる。

Ｔｕｌｉｐ　Ｗｉｎｅ





公園で缶ビールじゃあやしい人だけど
公園でワインはありなんじゃないかと期待している。
理想は河原でワンカップ。

白と黒のコム・デ・ギャルソン

白のコム・デ・ギャルソンをまだ肌寒い春先に買った。→過去ログ

あれから数か月

　　

　　

　　

また大友克洋×コム・デ・ギャルソンのＤＭが届いた。
表紙は緑
モノトーンに差し込まれた彩色。
相変わらず斬新で物欲を刺激してくれるね。
「2013年　春夏コレクションがそろいます。　どうぞおでかけください。」




そこから数か月・
もう６月も後半。
出掛けてきました。
白のスカートと同じデザイン。
黒のシフォン素材。
もう別物。
黒のコム・デ・ギャルソンを買う。

　　






白と黒のコムデギャルソンそして差し色
着るだけで様になる服、装いコム・デ・ギャルソン
これを大人買いという。

幸せとはこういうことをいう

和菓子は季節を切り取り、思い起こさせ、日々の煩いごとの一服。
お菓子は生きるためではなく幸せになるための食べ物だというのは名言だと思う。


幸せはきっとこういうカタチ。





梅雨の幸せ。　甘い幸せ。
先のeverlasting sproutのワンピースもそうだけど
梅雨時の植物は得も言えぬ風情があるのだ。
来るべき日差しで輝くための準備。

７月中頃、紫陽花と共に去りぬ。
京都　伊藤久右衛門　茶房の限定　紫陽花パフェ。
ああ、幸せになりたい。（食べたい！）

everlasting sprout のおしゃべりワンピース

みちくさ。

ミチクサ。

草の道。

道の草。

青い空。白い雲の下を

ぼーっと歩く。





こんな気分になれたらいいのに。
連日のむわっとする梅雨の湿気にのみこまれている。
カビそう。


梅雨の唯一の愉しみはしっとりと潤った紫陽花。
やはり紫陽花が紫陽花たるには雨がないとね。

熱気にさらされた草木が雨を得て、一息付く様は
それはそれで雄弁でおしゃべりまで聞こえてきそうな嬉しがり。


「あれ、なんだか化粧のノリよくない？」

「分かる?SKⅡのマスク奮発しました！ 今日も飲み会だからね。」

「気合はいってんね。 誰、来るの？」

「よくわかんないけど、先行投資ってやつ。」

「そこ、大事ー。」

「はずしたら飲みまくって元とるよー。」

「確かにー。」

といういかにもランチのOL談義みたいのもきこえてくるかも。
楽しげにざわざわとおしゃべりの気配。
道端の雑草も萎れて見えたアジサイも生き生きと雑談。

ナーバスな話題でもない、
大した内容でもないでもないけど楽しい会話。
どこまでも軽く、差し障りなく流れて行く話題。
あっちにそれて、こっちにそれて、
そこに繋がって、最初に戻って、いきなり結論。

そんな他愛もない軽やかな刺繍。
でも実はいろいろ考えてるんです、繊細なんですのお洋服。
everlasting sproutのワンピース。
道草、脇道、散歩道。
着ているだけで気分もちょっと軽くなる。





一つ一つ丁寧にミシンで刺繍された草花。
道草道と名付けられたコレクション。
梅雨を吹き飛ばしてぼーっと歩きたい。

夏は鳥 Alice Mccall （枕草子）

年々、坂を転げ落ちるように年をとっていくことを感じる時間。

自分の誕生日
セールの案内(年、２回)
最低でも年、３回は自分の立ち位置について非常にナーバスになるのである。
梅雨がくる前に夏のセールのご案内が届き、
何も成し遂げてないのにきっちり年ばかり重ね、
冬物、どうしようと悩んでいる間にもう冬物セール。－そして夏がくる前に夏物セール。


ああ、無常！（レ・ミゼラブル）


人の命とはいとも儚きものよ。
セールに踊らされるあたしは偏に風の前の塵に同じ。（平家物語）
ついでに我が欲の権化たる洋服も
よどみに浮かぶうたかたのよう。
そのうたかたはかつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。（方丈記）



生きるってこういうことよねと達観の境地に達したところで本日のワンピース。
夏は鳥　
春は曙（枕草子）の流れでalice McCall（アリス　マッコール）
今季は鳥ガラが秀逸。
グラフィカルでオリエンタルな孔雀。

　　

そしてカラフルな熱帯のジャングルと真っ赤なオウム。


　
　

げにや安楽の世界より　今この娑婆に示現して我のためのワンピース（曽根崎心中）

スカート丈も短いし、もう少し落ち着いたものをとも思ったけど、
セールにかかってしまったら仕方がない。
あたしが買わずに誰が買う？
セールになる度思い出すはこの名言。


あやまちも失敗も多かった。だが、後悔する余地はない　ｂｙヘルマン・ヘッセ



本日はこの名文でお別れです。

つれづれなるままに、日ぐらしぱそこんにむかひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしいほどにものがほしけれ。（徒然草もとい日々草）

熊を被ったMatina Amanita

一気に大人気のＳＲＥＴＳＩＳ（スレトシス）
３姉妹が手掛けるタイ発の今をトキメクお洋服たち。










わざわざタイに行ったのもＳＲＥＴＳＩＳのせい。
行って惨敗だったけど・・・。→惨敗の結果


ちょっとラブリーすぎるかと二の足を踏むも
後からじんわりと気になる、欲しくなる。
買い逃したチェリーのワンピースもハート柄のワンピースも
う～む、買えばよかったか・・。
迷ったが最後、即完売！
2013　SSも迷って買えなかったから、2013　AWは受注会にて確実に手に入れる。




2013　AW　ＳＲＥＴＳＩＳのテーマはメキシコの死者の祭り
チャリーやソフトクリーム・ペガサス・ハートよりハードなイメージですが
そこはちゃんとＳＲＥＴＳＩＳ。
カラフルなお花と繊細な蝶そしてスカルの組み合わせをロマンチックにラブリーに仕立ててありました。
追加オーダーも入れちゃった。
だってアクセサリーもすごくステキで夢にまででてきちゃいそうだったから。
今季はびしっと買います宣言。


ＳＲＥＴＳＩＳの世界観にかかせないアクセサリーは
３女のＭａｔｉｎａが担当。
このアクセサリー　Matina Amanitaが洋服に劣らずかわいいの。
アニマルモチーフが多いんだけどLes Nereides（レネレイド）とも違うし
もうちょっとダークでハードな一面が魅力的。


中世の騎士のヘルメットを被ったターコイズのリング。
しかもこのヘルメットは熊型です。
日本の武将の甲冑でも愛だのうさみみだのサザエ型の兜もあるわけで。
ヨーロッパでも強いであろう熊とかは意匠として人気だったんでしょうか？
相方にはプロレスの人みたいと言われちゃったけど。









サザエ型兜やお椀型兜よりはセンスがいいよねと信じて嬉々としてつけている。→おもしろい兜