日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

サステナブルバック

2023-07-24 | ドレステリア

どこもかしこもSDGSだのサステナブルだのしっかりと意味を理解していない流行語であふれかえっている。(←エラソーに言い切ったが、ワタシだけじゃないよね)

 

例えばアジェンダ・ノマド・・・・。
:北大路公子のエッセイの一文。
大きな声で言えないけど相変わらず北大路公子のエッセイが好き。

困った時の公子、ダメ人間のお手本であり言い訳の公子。
アジェンダもノマドも使えてる公子さんは実を言うともしかしてすごいんじゃないのかと思う。

 

これ見よがしに横文字をつかう人はダサいのではないのかと論議され、駆逐されつつあると思っていたのにやっぱり次から次へと流行りの横文字は生まれ続ける。
市民権を獲得できる言葉というのは生まれる言葉の何割であろうか?

 

久しぶりに開高建のエッセイを読んでいたら、その「メチエ」が顔にあふれとか、「リビドー」の行きつく様はと書かれていて久しぶりにお目見えする単語にちょっとドキドキする。
なんとなく、ふわっとした意味はわかるような、わからないようなで読み進めることもできるけど、いざ「メチエ」とは、「リビドー」とはと問われたら何人がこたえられるだろう。

 

 

メチエとは

 

リビドーとは

 

 

 

 

 

 

 

 

メチエはフランス語、リビドーは専門用語であって、日常の物事を考えるのに高度な単語を駆使して思考の深淵に沈む作家稼業は素直にすごいと思う。

そんな感じとか、だから、だって・・・とか拙い単語で妄想している人間には思考のベクトルが違い過ぎてあー、ほー、ヘーですよ。
日常でメチエやリビドーがでてくるってどんな感じなんだろうか?
作家の常で感情の起伏に苦労する人が多いのもやむなしと思えてくる。
こんな言葉が頭のなかで常時ぐるぐるしていたら疲れてしまう。

 

そしてノマド・アジャンダ・キアヌ・・・・・
:北大路公子のエッセイより
やっぱり公子は公子大先生なんだと思う!開高健のエッセイにかつてノマド、アジェンダ、キアヌなんれいうワードがなんて使われたことはなかった!
公子大先生のエッセイにメチエ、リビドーも使われたことないけど。

 

 

 

やっとここでサステナブル。

 

昨今、もてはやされている「サスタナブル」
日本語にすると、「もったいない!の精神で」ってことでいい?
世界を旋風した「MOTTAINAI」も日本には定着せず、やはり目新しい外来語の方がもてはやされる不思議な国 ニッポン。

 

 

最近通勤のバックは軽い、便利、軽い!Longchampの一択。
荷物が多いときは小さいサイズと大きいサイズの2つ持ち。
荷物が増えるであろう日には大きなバックに小さなバックをぶち込んでの見かけ1つの2つもち。TPOにあわせてフレッキシブルに持てるのがよい。
日本語のみで申し上げると状況に応じて便利で柔軟に対応できるというわけ。

 1点のいうなれば書類やパソコンがすんなり入る四角ではないことだけであったけどサステナブル!を銘打って限定販売されたこれが、これが!これが!!使い勝手№1

 

 

折りたためるLongchampの利点が最大限に生かされ、大きさも絶妙となれば定番化を望む!
というよりパーソナルオーダーができるようにしてほしい。
わかりやすくいうなれば定番化し、自分好みのものが手にはいるようにしてくれというお願いである。

 

廃盤になって残っていた生地、ハンドルをつかったというのこの限定のまさにサステナブルなバック。
言葉だけがやっぱり先行してるような気もするけど、色の組合せもなかなかで、ホント買えてよかったと思うのです。
サステナブルって大事!とちゃんと実感を持てるってことがきっと大事。
そんでもって個人注文に対応すれば在庫や廃棄のリスクもへらせるってことなのですよ。
これも大事!


あかべこE6系

2023-07-24 | ギャラリー

E6系

いわずと知れた赤い新幹線、東北方面。
雑な説明で申し訳ないのだが、門外漢なものですから多くは語るまい。
電車好きに語らせたら、それはそれは多くの謂れやら、エピソードがあるに違いないのだけど。

新幹線に乗った回数で言えば、圧倒的1位は東海道新幹線。
仕事でもプライベートでもお世話になっている。
だから新幹線といえば白とブルーの車体を思い浮かべる。
そして次に新幹線といえばこのカラー。

 

それがいつのまにか赤やら、青やら、エヴァンゲリオンカラーまでご登場。
車体カラーなんて気にしたことがなかったから、一口に新幹線といっても方面毎に色が違うなんて気づいているようで気がついておらず(つまり興味なし)だったけどこれを機に大いに気にしていこうと思っている。

 

これを機に。

 

コロナ明け、久しぶりに会津若松へ行った。
2019年9月 4年ぶりである。
前回の会津若松旅のハイライトは皆川精肉店の坦々麺。
かわいいブタのイラストとは対照的な刺激ある坦々麺を求めてでかけたのであった。


美味しかったなあ、また食べたいと2023年夏の会津旅行を計画したのにまさかの、閉店情報!

 

※写真は2019年のもの

よくよく調べてみれば移転で、現在は新店舗で華々しい営業とのこと。
この4年で閉店→移転→再開→変わらず大いに繁盛!
店名も皆川精肉店から「担々麺とお肉の会社みなかわ」へ変わっていた。

 

※2023年 今回行った新店舗

 

ああ、時の流れの早きことよ。
4年で変わったものと、変わらないもの。
店舗はピカピカで広くなり、雰囲気はかわっても味は変わらず、繁盛店なのも変わらず。

 

 

美味しいお店がコロナ禍を経て、なくなるのではなく進化して存在し続けるとことに安心してうっかり同じものを注文してしまった。 迂闊。
全メニュー制覇の野望は遠のくばかり。
何を食べたか忘れないうちに再訪するのが大事なのだと思い知る。
次回こそは夜の部にも行きたい!(←これも全く4年前と同じ感想を述べてしまった。)

 

いろいろ忘却な彼方の会津若松。
そして忘却の彼方に目をこらせば「あかべこ」のご登場である。

 

あかべこ

べことは東北の方言で牛のこと。
くびをゆらゆらと傾げる赤い牛。会津地方の張り子の郷土玩具。
体の黒い斑点は痘の治癒跡で病が重くならないよう疾病退散の意味もあるとか。
このご時世に見直され、注目されたみやげものでもある。

 

共通項は「赤」である。

新幹線E6系
みなかわの担々麺、麻婆麺
あかべこ

 

これを機にというのはつまりここへ通じていたのだ!
赤い新幹線にのって、会津若松へいって担々麺をたべ、あかべこを買うという機会のことである。


あかべこの家内安全・無病息災・疫病退散の効果に商売繁盛(みなかわの繁盛ぶりにあやかりたい!+JRの商魂の逞しさ!)のご利益も追加しつつここにあかべこE6系が誕生したに違いない。

 

きっと、そうだ!そうに違いないと買う人、ワタシ。
もちろんあかべこE6系の他にE5系、E7系もありますが、赤いべこだけに買うのならE6系が良い。黒い斑点は黒い窓、赤はまさに新幹線E6系のそれ。

 

 

思い起こせば、忘却の彼方のその向こうにあかべこ好きのワタシが見える。
まさかの2頭目。
あかべこ 一頭目はこちらから→会津若松七不思議 5の謎