日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

新鮮なデニム    ーJhonbullー

2017-02-26 | Weblog
岡山は国産デニム王国でして、このデニムは果実王国 岡山よろしく果実のようなフレッシュ感という要素も大事にしているらしい。
おすすめをと試着室に持ち込んだ『生 』一本。


生デニム
生という字には物事が起こるという、新たなる誕生というフレッシュという意味があるけど生デニムの生とはこういうことなのであろうか、さすが 岡山!
それとも生粋という意味もあるけどどうだろう?
勿論、食品に火などを入れていないつまり加工していないという生モノという意味も持ち合わせている『生』。
ここでいうところの生というのは生ビールの生と同意だど解釈するけど合ってる?
えっ、もしかして生薬の生?
生鮮食品の生ではないし、先生の生ではないことは確かだけど。

まさか岡山で生デニムというものに出会うとは全く予想だにしておらず、いままでの生じゃないデニムはなんだったのかとも思うし、やっぱり国産!の強みとか思っちゃうわけで、まさかの国内旅行で洋服をバイイングすら楽しみがあろうとは。
デニムを買うなら児島ジーンズストリート。
でも、時間がないから岡山駅隣の北長瀬の問屋町エリアへ。
おしゃれカフェエリアなりつつあるらしいこの問屋町地区の一角Jhonbull( ジョンブル)へ行く。
お昼にカフェでフルーツタルトなんて頂いちゃって、やっぱフレッシュさ生鮮的なのはケーキに限らずデニムもよねーと浮かれて旅先でまさかのお召替え。


生地やら縫製のクオリティーの高さに海外からの評判も高い岡山デニムの実力にひれ伏して生粋のファッショニスタを気取る。
オリジナルやら買い付け品が品よくミックスされた品揃えで、こういうお店が近くにあるといいわなんて話していたら、お店は代官山と原宿にありますとのこと・・・・・。
うん、岡山来るより全然近いね!とちょっと肩を落としつつも来た時と違うお召しモノで帰る経験は新鮮で良い。




ハイライトは岩 ー偕楽園のー

2017-02-21 | Weblog
A
「おっ、これは良い!
気に入ったから庭におくことにする。」

B
「げっ、マジかよ
無茶振りきたよ
どうする?本当にやんのこれ?」

A
「あとは良きに計らえっ」

B
「・・・・・・・・・」


A岡山藩 第2代藩主 池田綱政
B石工達





日本三大庭園 後楽園で妄想力が全開。
後楽園というと、どうしても文京区の後楽園や、ラーメンの安いところ幸楽苑を思い浮かべちゃう関東在住なあたしが、後楽園の花葉の池 大立石を目の前にして、Aはいつも無茶振りのモンスター上司、Bは我ら下っ端 実働部隊の面々にして脳内で妄想寸劇を上演。



なになにこの大きすぎる石は解説によると巨大な花崗岩を九十個に割り、もとの形に組み上げたもので、築庭にあたり池田綱政が運ばせたのだそう。
見所は大名庭園ならではの豪快さと石の加工技術の高さなんだとさ。

するとだ
A岡山藩 第2代藩主 池田綱政
B石工
C石工棟梁とすると


A
「おっ、これは良い!
気に入ったから庭におくことにする。」


B
「げっ、マジかよ
無茶振りきたよ
どうする?本当にやんのこれ?」

A
「あとは良きに計らえっ」

C「はっ、かしこまりましてございます。私の責任において成功させてご覧に入れまするっ」
「お前達、これは一大プロジェクトである、心して取り掛かるように!」

B
「・・・・・・・・・」


というパターンも考えられるわけで、Cは絶対、あやつが適任だなと妄想寸劇はさらに大掛かりになっていき

B
「こんな大きいのどうしようもないから割って持っていきましょう」
C
「いや、それはダメだ」
B
「(じゃお前がやれよ) 他にどんな方法がありますか?」
C
「それを考えるのが職人であるお前達の仕事だろう」
B
「・・・・・・・」

場面転換 A殿の御前

A
「よくやった、あの巨石をまた組みあげるとは」
C
「私のアイデアで無事に運ぶことができました」
A
「流石、おぬしよ」
B
「・・・・・・」







という状況が繰り広げられたに違いない大岩を目の前にして、Bの面々にいたく同情と共感を覚えて勝手に岡山 後楽園のハイライトはこの大岩と認定させていただきます。









岡山旅に行きましたとさ

2017-02-21 | Weblog
お腰につけたキビ団子 一つ、私に下さいな。
あげましょう あげましょう ついてくるなら あげますよ!なノリで出かけた岡山旅。


鬼の成敗でも、鬼の酒宴にでもどこにでも行きますよ。
好奇心は身を滅ぼすか、身を立てるか?


いつものごとく、相方のキビ団子につられ、どこにどう行くかもわからず付いて回るだけの旅なのだけど、これがなかなかの旅となりまして岡山旅物語 はじめます。




油揚げの缶詰

2017-02-21 | トラットリア
おもちゃの缶詰もびっくり、油揚げの缶詰を手に入れたのだ!

讃岐罐詰株式会社
いなり 寿司の素 田舎風味





油揚げの防災意識が高くなっていて驚く。
味付けいなりの缶詰 16枚 280g入
油揚げですらこのような危機管理をしているのにあたしときたら・・・・・あれ?
地震やら天災は忘れた頃にやってくるという言葉を思い出して防災用品のチェックと非常時における心得を復唱する。油揚げの缶詰を非常食として備蓄すると共に。



油揚げ好きが油揚げが手に入らないなんていう状況におかれても、これさえ確保してあれば油揚げを欲する如何なる時でも大丈夫という画期的なものをみつけてウホウホ。
常温で製造から3年の賞味期限
問題はこんな緊急事態に油揚げを欲するかということであるが・・・・。
パーティーや行楽のお弁当にも是非ご利用下さいとのことだから、保存食的常備菜いや常備菜的備蓄食として油揚げマニア宅には買い置き決定品。

あそうそう、防災グッツの中に缶切り入れとかねば!

ラスコー展でビーフを観る

2017-02-13 | ギャラリー
うってかわって、めちゃ混みのラスコー展@上野。

世界遺産にもなっているラスコー洞窟の壁画。
今では保全の為に研究者ですら入れないラスコー洞窟を再現して展示したこの展覧会、出会う機会がなんて皆無とおもわれていたクロマニョン人の描いた絵をまさかこの目で見られるなんて奇跡である。
そう思う人が多いからこその人出。
それでも原寸大で再現された2mの雌牛、背中あわせのバイソン、不思議な鳥人間。
展示の仕方が秀逸でデジタルアートにはまけない臨場感と躍動感があって、太古の人々の息吹に魅入る。





高松塚古墳の壁画も劣化がひどいようで、自然と一体なった遺産の保存には苦労と技術進歩が必要なのだろうと思うが結局はそうっと歴史の秘密として封印しておくのが一番の保存方法だったりするのだろう。

ひそっりとそうっと。



洞窟ちらばっていた洞窟にいないはずのトナカイの骨はクロマニョン人のお弁当だったという衝撃の事実。
骨格から再現されたクロマニョン人の姿があまりにも現代のあたし達に近くて、着る物さえ同じようにしたら電車に乗っていてもおかしくないという不思議に身をつまされる思い。
きっと、奥さんの尻にひかれてツライとか、浮気して大げんかとかどこにでもあるような光景を同じように味わっていたに違いないと思うとなんだか可笑しくて妙に親近感が湧く。
絵の上手い人が手慰みに描き始めたものがスゴイという口コミで大掛かりになって、もしかしたらチケット代ならぬ、チケット骨をとるような観光地になっていたかもしれない。
骨一本で観覧可みたいな。
もちろんグッツもあって毛皮の切れ端やらトナカイ肉のジャーキーもご用意とか・・・・・・とか?


平成の上野のラスコー展では




大作 2mの黒い雌牛をモチーフにまさかのビーフカレーを発売中。
ラスコー展オリジナル ビーフカレー 540円


まさかラスコー展で牛ならぬビーフに出会う羽目になるとはクロマニョン人もビックリなのである。
どうくつをぬけてカレーにまみれた黒いビーフに会えるのも
2mのラスコー洞窟と等大の黒いビーフが見られるのもあと少し。








食神さまの不思議なレストラン

2017-02-12 | ギャラリー
日本橋にて「食神(たべがみ)さまの不思議なレストラン」展。
和食とデジタルアートが融合した五感を刺激されるであろう展覧会。
お狐様が案内する不思議なデジタルの世界でに迷い込んで和食の素晴らしさを「おいなりさん」で確認するという流れ。
「神様のおいなり」300円相当が一個ついて1800円也。
 

油揚げ好きとしては絶対に行かなくてはいけない展覧会だーと日本橋まで。
小さなビルを丸ごと一つ使って、トコトコ階段を昇りフロアを移動するとそれぞれに広がる世界。
狐に誘われて四季が移り変わるプロローグ。
素材、器、調理を視覚的に魅せ、米を用いて触感を刺激して、最後に神様のおいなりで味覚を堪能させてエピローグ。 








お稲荷さんを3口で食べ終わってハイ、終了。







空いていたので、とてもよい展覧会なのでした。
スタッフも手持ち無沙汰ぐらいがちょうどいい・・・・。
神さまたちが集う食の桃源郷 夢まぼろしか、あやかしかの世界と現世の日本橋にある老舗の味をハシゴしてはじめて1800円の価値が生まれるともいえよう。


帰りににんべんでお稲荷さんを買う。
鰹節を買う。
アンテナショップを巡って日本各地の美味を買う。
確かに日本橋には間違いなく食神さまがおわすなあ。






売り文句、買うこととしたり

2017-02-07 | トラットリア
基本、売り文句はすべて買うことをスタンスに生きている。
まるっと受けてたつ覚悟。
真っ向勝負の上段の構えでゆくのか、声高に名乗りあげて肩透かし、売られたなんとやらに、瞬時に作戦を練るの一興であるが、逃げるは恥だか役に立つからの恋ダンスも一手だから、血の気が多いはずのあたしにむやみやたらに売り文句、云わないでよね。恋ダンスしだすよ!

さて、今日の売り文句、
売られたら、そりゃあ勿論、買います!買わせて頂きますとも。
ワイン売場にてのシーン。


「ロマネコンティの比ではないほど、希少です。」


いやあ、こんなこと言われたら買うしかないだろう。
ここで買わねば、女がすたるってなもんで、ていっと、買ってやったわ。
ワイン畑の特別な一区画、そこのブドウのみから作られたワイン。

ワインにとってこの樽、この年、この農園、この畑、希少価値の上げかたなんて方法はいくらでもあって、さらにはロマネコンティのように超有名ワインじゃないかぎり、ワインとの出会いなんて男と女のようなものだからさ。目の前の男がすべて運命なわけないじゃないか。金持ちだからといって運命ではなく、貧乏だといってもねえ、ピンときちゃうこともあるわけで。


なかなかお育ちがよさそうなくだんのワイン。
華やかな香りがかろやかで売り文句はウソではなかったのだなぁ。
ロマネコンティの名前を出すあたりで店員の完璧な売り文句が勝ちの気がしないでもないが、いつだって買ってやるぜという心意気の勝利ということにして、ワイン一本をあける口実にした、してやったぜ!