日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

TOKYO NOBODY

2013-04-29 | リブレリア
人っ子一人いない東京。


人がいない世界は空々しくて胡散臭くて、
都市が人工物なんだと改めて思い起こさせる。


TOKYO NOBODY




ここまで人がいないとは見慣れた街もなんだか不思議な世界だけど
この陽気、GW。


出掛けようにも人がわさわさしていて恐れをなす。
いつも行くうどん屋にも長蛇の列で
高速は40kmの渋滞のニュース。
あっちに行こうにもこっちに行こうにも人・人・人。
あえて出掛ける必要がないなと、
GWにはもってこい(?)の一冊を開く。
その写真集の帯には  「誰も写っていないんです。」との一文。


中野正貴 写真集 「TOKYO NOBODY」



ひたすら誰もいない東京。
GWの人がわんさか溢れた感じにガッカリするときにこの人がいない静けさたるや爽快感。

出掛けないとなんだか損した気分になるけど
今日一日、家で誰とも合わずにおとなしく。


血みどろシーザー

2013-04-28 | トラットリア
「Et tu, Brute」




23の刺し傷のうち、2番目が致命傷となり暗殺された
ジュリアス シーザー(Julius Caesar)。
「ブルトゥス、お前もか」とあの有名なセリフを残し
血みどろシーザー 息絶える。




そのシーザーが好物だったサラダ、シーザーサラダ。
というのはウソで、
シーザー カルディーニ(Caesar Cardini)さんが考案したからシーザーサラダ。
思っている以上に高カロリーで
それでもやっぱウマイよねと思うシーザーサラダ。


さて今日のシーザーさん。
血みどろです。
血みどろシーザー(Bloody Caesar)。



血みどろと言えばBloody Mary(ブラッディー・メアリー)


 





ここでお気づきのあなた。
はい、正解です。
今日も元気に飲みましょう。
歴史の話でもなければサラダの話でもなくやはり今宵もアルコールネタに着地。

Bloody Maryは
ウオッカ+トマトジュース+カットレモン
ここにタバスコやウスターソース、塩、胡椒など追加するレシピもあって
お酒と言うよりはガスパチョみたいににごくごく飲めるスープみたいな位置づけの一杯。


飲むサラダ
バーのサプリ



これが
ウオッカ+クラマト+カットレモンでBloody Caesar


ウオッカにはバジルがつけこんであって
レモンは搾ってグラスに放り込む。
そしてグラスのフチにはチリソルトでスノースタイルで特別な血みどろシーザーを頂いた。
このBloody Caesarがシーザーたるのはクラマトというトマトジュース。


CLAM(クラム)+TOMATO(トマト)=CLAMATO
CLAMはハマグリのことですね。
読んで字の如く、ハマグリエキス入りのトマトジュース。




まじでこれ飲むサラダだわ。
バーのサプリで
ヨッパライのためのスープ。



 


Bloody Caesarのシーザーは暗殺されたJulius Caesarのはずだが
世界的サラダのレシピを考案したCaesar Cardiniのシーザーのような気がするのは
この一杯が飲むサラダだから。



「Et tu, Brute」
「ブルータス お前もか」とオーダーして
ではご一緒にSALUTE!


目に青葉、それとも女房、初鰹

2013-04-24 | ホーム
初鰹といえば

「目には青葉山ほととぎす初鰹」山口素堂の句を思い出すか
「女房を質に入れても食べたい初鰹」とくるか?


人間性まで問われるかのような初鰹。
江戸っ子の心意気とばかりに珍重された鰹の刺身一切れ。
一ヶ月分の給料をつぎ込んでも食べたいというのは
某ブランドのエコバックが高価に取引されていたあのバカ騒ぎ似ている。


旬を外せば誰も見向きしないとな。


初鰹より戻り鰹の方が美味だろうし、
エコバックはブランド品でもエコバック。
布切れトート。


喉元過ぎれば熱さを忘れるとな。


未来永劫、連綿と何かに踊らされ続けるってな訳だ。
目の前にあるエコバックはなかなかカワイイし、初鰹は食べれば美味いし。
目先のことには弱いもの。
常に踊らされ続けているあたしが身をもっていうんだから
説得力もあるだろうよ。(ないか?)




目先のことでいっぱい、いっぱいとな。




さて、美味しいカツオの見分け方。
目が澄んでいて、縞模様がはっきりとしたもの
丸々とよく太った傷のない身のしまったもの。
刺身、半身なら身の色が鮮やかなもの。


目先のことしか見えてない(見てないともいう)ワタクシが選んだ初鰹。
目が澄んで丸々とした上物。








一点、一点手彫りの同道堂 石のハンコ 
高値を出してでも初鰹を欲した人々のように鰹印に狂喜乱舞。
手に入れられる金額なら鰹印を素通りするのは初物好きの名折れってなわけよ。
初物前に血が騒ぐのは今も昔もかわらずか。




初鰹ときいて浮かべるのは有名なあの句ではなく、このハンコ。


 






















光陰矢のごとし

2013-04-23 | ドレステリア
暑かったり、寒かったり
びっしり、みっちりだったり・・





寒さ厳しい中、びっちり、みっちりに惹かれて買ってしまったビジューのタンクトップ。
これならアクセサリーなしでいいよね。
そろそろ袖がなくても出番でてくるよね?



暖かくなる前に
春物はほぼ買い揃えた。
梅雨も来る前に
夏物の買い物は終わるのだろう。
GWもきていないのに
2013A/Wもつまり秋冬物も予約した。
セールまでたどりつけないのは毎度のこと。

一日は長めで一週間は気が遠くなるほど長く、一か月は短い。
そして季節は走るように巡り、一年はあっという間に過ぎてゆく。


コートをクリーニングにも出していないのに
タンクトップそして秋冬物の話。




最後のルーベンス

2013-04-21 | ギャラリー
ご招待にて駆け込みにてルーベンス展。
なんとこのルーベンス展、最後の最後で



このチケットが













こうなった。


最後のミュージアムショップにフランダースの犬のグッツがあって
謎に思っていたらネロが見たいと切に願ったのが「ルーベンス」の作品だったのね。

知らなかった・・・。





ネロとパトラッシュは最後にルーベンスの絵の前で。

 

そしてあたしはルーベンス展の最後で

 


その事実を知る。



ラララー ラララー  ZINGEN ZINGEN KLEINE VLINDERS
ラララー ラララー  ZINGEN VLINDERS ラーラ
ラララー ラララー  ZINGEN ZINGEN KLEINE VLINDERS
ラララー ラララー  ZINGEN VLINDERS ラーラ
ミルクいろのよあけ みえてくる まっすぐなみち
わすれないよ このみちを パトラッシュとあるいた
そらにつづくみちを


ネロも見たかったルーベンス。
おかげでこの歌が頭からはなれてくれません。
お堅いルーベンスにこういう楽しみ方があったとは、なんだか衝撃。

流石、ルーベンス。










それは例えば村上春樹

2013-04-19 | リブレリア
村上春樹の新作がでた。
すでに近所の書店の平台はすっきり、ぼっかりと穴が空いたようにきれいに売り切れていた。
真夜中に並ぶ人々、売り切れ続出のこの状況は何なんだ?
そんなに面白いか?
この状況がさっぱり理解できないでいる。

売れに売れる彼の小説はこの出版不況が叫ばれる中でそれはそれは類稀な存在だ。
唯一のビックイベントとして皆で大切に大切に盛り上げている感じ。
それはやっぱり面白いのか?

あの名作といわれる「ノルウェイの森」ですらシンパシーを感じなかったあたしの場合、
間違いなくこの出来事は蚊帳の外。
大崎善生、石田衣良だって同じぐらい(同じように)に面白いのに何故、村上作品は特別なんだ?
村上作品は共感できることが魅力のようだけど
それができないあたしは時代への共鳴力が少ないと言われているようでちょっと複雑。


簡潔で選び抜かれた言葉は知的でスタイリッシュで気分良く難解。
その頃合いが絶妙なんだろうか。
例えばそれが1Q84で
羊をめぐる冒険で
ねじまき鳥クロニクル。





これほど多くの人々にシンパシーを感じさせる彼の小説は
つまり流行のJ-POP。


それはまるで流行りの曲の長い長い歌詞のよう。
とても長い歌のよう。
それがミスチルで
JUJUで
サザンで
例えば村上春樹。


流行りの音楽に興味がないから
多分、村上春樹の小説にもそれほどシンパシーを感じないのだと自分を納得させたけど
良い作品なら10年後、間違いなく残っているいるね? ね!
さて『色彩をもたない多崎つくると、その巡礼の年』を手に取るのは何年後だろうか?

読むべき本の出会いのタイミングは必然だと信じているので、
共感できる頃、何となく読むのだろう。
あたしの今、手元には『遠い太鼓』というエッセイが一冊。
淡々と進む文章に遅々としてページが進まないのはきっとまだ時期尚早。






今夜のボンドマティーニ

2013-04-17 | トラットリア
「Vodka Martini. Shaken, not stirred.」




今夜の一杯はボンドマティーニ。


  







行きつけのBARで隣の客に出されたボンドマティーニ。
ジンがダメで、マティーニはのまないけど
ウォッカマティー二ならあたしも飲みたい。

「ジンも入るんだよ」と言われたウォッカマティーニ。
どうする?と確認されたけど好奇心には勝てないから


ジン 30ml
ウォッカ 10ml
リレブラン  5ml
そしてオレンジピール




ウォッカマティーニを。ステアせずにシェィクで。
このレシピからジンを少しへらしてウォッカ多めで。


このカクテルに欠かせないのは何よりもリレ ブラン
リレブランは甘口のアペリティフ ワイン
すっきりとしたジンを楽しむマティーニに添えられるのはオリーブだけど
ウォッカとリレブランが入るのならやっぱりレモンピールだ。
全てのものにはきちんと存在すべき理由があるのだと哲学的なことをちらりと思いつつ
ボンドマティーニのグラスを手にとった。


007にはいくつかのマティーニが登場して
いくつものジェームス・ボンドのこだわりが披露されている。
カジノロワイヤル に登場したこのマティーニ。
その時のボンドガール ヴェスパー・リンドの名前をとって
ヴェスパーとも呼ばれるこのマティーニは
ボンドだけのマイ マティーニにしておくのは勿体無い。


では マイ マティーニ




ジン 35ml
ウォッカ 15ml
リレブラン 10ml
そしてオレンジピール
一般的な60mlシェイクして氷がすこし溶けて70ml




台詞はもちろん




*酔っ払いの記憶ゆえ、レシピが違っていたらゴメンナサイ。






















コンクリートジャングルでは

2013-04-15 | ドレステリア
たまにはオシャレブログでいかないとね。
おっさんになってるからね。
気にしないけどね。
気にしちゃう。 何に? 何が?



装いが軽くなって、明るくなっていつにもましてカラフルでワタクシは目がチカチカしそうな装い。
周りの視線気にしちゃう。 何に 何がっ! 気にしない!
視線が突き刺さろうとも気にしないぜっ。
我ながらどーしてこうなったと疑問を感じないこともないが・・・。



著名な着物スタイリストが着物のスタイリングについて
現代のコンクリートジャングルでは奇抜な色は浮きすぎるので上品に3色までの組み合わせでと言うことをおっしゃっていたのを参考に


本日はピンク 、黒、生成と3色までに抑えてみたものの
もうどーにもなっていなかった。
コンクリートジャンルから浮きまくりの装い。 失敗の域。
和装のアドバイスを参考にしたのがいけなかったのか、自分のセンスが悪いのか・・


絶対、後者。



そして最低3色までのお上品路線を一気にぶっちぎるネックレスが最近の定番。
L'ORINA (ロリーナ)
ロリータじゃないよ。見てくれでなく色数で勝負。

  

カラフル故にどんな色の装いにも溶け込まず、ケンカせず。
人生このように生きたいものだわと思わずにいられない色遣い。


  


溶け込まず、ケンカせず。


我ながら名言だと思いながら・・・
赤カーディガンに水色のスカートと辛子色のタイツを合わせるところだった本日の装い。
動物の本能を全く無視。
世のカメレオンとは真逆でコンクリートジャングルを生き抜く作戦。



それは顔だけ派手なマントヒヒ
アマゾンを飛び回るケツァール
埼玉のスーパーの鮮魚コーナーに間違って並んでしまったアオブダイ



あんた周りに溶け込む気、これっぽっちもないよね。
ケンカ売ってるとしか思えない。
そこまで気が強い訳ではないあたしはネックレスだけで。















おつまみは確か8000円

2013-04-14 | ドレステリア
KIRIN ツートンビ―ルに続くネタ。
ネタ、仕込んでたんですよ~。



あれ、こんなところにお豆です。
つまみは電子レンジでチンしすぎで爆発気味なギンナン
翡翠色がきれいなギンナンを見ていたらお豆ブローチの緑の色を思い出して
オツマミにしてみました。

HIPOTAのブローチ。
こちらのお豆もツートンで。
新鮮なお豆とちょっと熟成気味なお豆のツートン
芸が細かいのね。



 

飲んでばっかじゃないのよね~ あたし。







というわけでオツマミのお豆確か8000円いやいや5000円ぐらいだったか。
ものすごーく記憶が曖昧なのはご愛嬌。
飲んでる時のオツマミなんてそんな扱い。



KIRIN ツートンビールセット 1780円

2013-04-14 | トラットリア
「ビール離れをいかに食い止めるか」


KIRINの知恵ふりしぼりましたプロジェクトX~挑戦者たちの第三弾
(BGMは中島みゆき「地上の星」)


フローズンビール
ホットスタウト
ツートンビール



○○は唸った「これはいける」と・・・(ナレーションは田口トモロヲ)
を経て世に送り出されたであろうツートンビール。






努力は買う
その心意気も買おうじゃないか。
ビールって楽しいと思ってもらえたら成功だ。


成功したあかつきには


普通のビールで乾杯したかった。


やってみたけど





確かにしっかりツートンになったが、飲む時に混ぜて飲むとなると
ツートンにした意味はあるのか、ないのか・・・・。



ビールをネタにするはずではなかったのだ。
オツマミ 確か8000円に続く。