日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

では、髪にかざってみます?

2016-10-28 | ドレステリア
梅雨時期に買ったサボテンが一夏を越えて、大人になった。
姿からして只者ではないオーラを放射している。
狂気(凶器かもしんない)が色気となり、サボテンのサボテンらしい魅力をぞんぶんに振りまいている。
なかなかのおおきさだった鉢からはみ出して、もうその鉢を持ち上げることもできないくらいに成長して、関取が横綱、大関、関脇の順でみちみちになりながらもなんとか共存しているかのよう。

ここまでの大きさになると、どーしていいのかわからない。
重量もさることながら、おいそれとは触れることを拒むような容赦ない棘。
もちろんその棘は凶暴すぎるほど元気。
マンションの室内で土佐犬を飼っていることを想像して欲しい。
枯らすわけにはいかないけど、グロテスクな巨大なサボテンなんて家でどう飼っていいのか?
職場でそんな話をしていたら、食べちゃえ!との画期的な案を頂きまして、



アロエかっ!



サボテンはアロエかっ!食えるかっ!と即却下。
それでも棘がハンパないアロエと思えば食べれそう。
ついでにテキーラの原料も竜舌蘭というサボテンだもの酒に仕込むか?と話は変な方向に突き進んでゆく。
もう、こうなったら髪にでも飾っとく?






Macon&Lesquoy(マコン&レスコア)のサボテンシリーズのように。
土佐犬のように育ったサボテンの身の振り方 募集中。
但し、まっとうなやつ。




あたしを充してアテラブルー

2016-10-22 | Weblog
週末に出かけた長野旅。
阿寺渓谷でカクテルのような青を体験して、はて、本日の晩飯の問題。
まさかの焼肉&ビールを声高に発したおっさん的女(あえて女子と書かないのがあたしの良心の欠片)とは対照的にオサレイタリアンを提案したのは女子的おっさん(失礼・・・)。
そんな正しい女子力の高さを見せつけられたら寝たふりをするしかないだろう。
そして寝たふりからの寝落ちの先にたどり着いたのは住宅街のなかに唐突に現れた一軒家レストラン。
窓からもれる灯りと、丸い月からおちる月光が印象的であった。

地元のワインがビシッと揃ったワインリスト。
丁寧に作られたお料理はまさかのアテラブルーを流したお皿に盛られ

パスタ




お魚





お肉



普通ならそれほど気にとめない青い釉薬がなんとも印象的で、飲んで、食べて、満たされて。
充たされすぎるのはイタリアンの宿命で炭水化物はやっぱり、一番最後に食べたい生粋の日本人根性もむくむくしちゃう。


お店の方の意図か、否かはわからないけど、とっても心象的なディナーとなる。
次回はワインをボトルであける算段をしなくては。
阿寺の青はグラスのだけでなく、あたしも充たすアテラブルー。









バカラを充してアテラブルー

2016-10-22 | Weblog
青が流れてゆく。
滔々と。

正しいような水色にエメラルドグリーンが溶け込んで、えも言われぬ青が流れていく。
まるでソーダ水のような光景。
いやいやこのグラデーションはカクテルであろ。
きっとベースはジンに違いない。
すっきりとして、気分が良く、それでいてBARのライトで鱗粉を振りまくショート カクテル。
甘くはない。それでもグラスの底にほんのりとした地味滋養という甘さがたたえられている。




バカラのグラスに充して、そうっと持って帰りたいカクテルのような光景に出会う。
長野県 阿寺渓谷





川底の白い石に澄んだ水が反射して、その流れを神秘的なまでの青に変えるらしい。
もう、今宵のBARでのむ、青いカクテルのことしか考えられない!
あたしはその時、水と戯れる一匹の魚。
BAR心地よい酔いに身を任せてに流れ、泳ぎ、揺蕩ったところで・・・・・溺れる。
ショートカクテルは飲み過ぎに注意しないと、なかなか次の日が危ない。
溺れるほどカクテルなんて飲むものではないけど、如何せん、口当たりがよいのでね。
気をつけましょう、自称マーメイド。

静かでいて時に情熱的な流れを魅せるこの阿寺川。
白い大きな岩と青い流れのコントラストは静かに静かに流れていく大陸の川とは違い、やはり日本の地形が生み出す宝石のような光景なんだよね。
ゆったりと泳ぐマーメードなんていねーよという激しさも見せつつやっぱり青い川はその流れを止めることなく流れている。




ああ悠久の流れ、モチロン脳内BGMはスメタナのモルダウの流れ。
物悲しいあのメロディーを中学生が歌いこなせるわけもなく、声を出せばいいんでしょ的な合唱バージョンを再生させノスタルジックも感じたところでたところで

(脳内BGM ボヘミアの川よ モルダウよ過ぎし日のごと 今もなお水清く青き モルダウよわが故郷を 流れ行く・・・・・・)



わが脳内故郷を流れるそのカクテルの名を「アテラブルー」と命名します。




(友人の防水カメラ、こんな写真がとれるとは。 あたしもこういうカメラ欲しい。)

ひきはじめにはantipast

2016-10-16 | ドレステリア
冬の手前、すっきりとした冷気に肌を撫でられてヒヤッとする感覚が好きだ。
その冷気がぞわりと背筋に回らないことを願う。
どうやら風邪のひきはじめらしい。
色づきたいのに、色づく前に霜にあたって葉が散ってしまう盛り上がりに欠ける紅葉のような体調。
ひら、ひら、ひらと葉がゆっくりと幹から零れ落ちるような風邪の引き方で困ってしまう。
しかも吹き溜りのようなような状況もなんとかせねば、風邪の悪化は必至。




紅葉の季節の季節にははやいけど、季節の変わり目、風邪の季節が足早にやってきて
冬が秋を飛び越えてやってくるまえに手に入れなくては「アレ」を。
風邪のひきはじめには「首」を温めなくては。
寒さを愉しみ、風邪予防にはアレだろう!
首元、手首、足首を温め、さらにはあたしのコレクション魂をも暖めてほしい。


antipast(アンティパスト) の靴下&手袋。
ついでにミニマフラー。


もうそんな時期になってきてまして、手袋。
巷では秋物が出揃って、コートもお目見えの季節。
antipastの手袋もちらほら入荷としたと思っていたら、出遅れてしまった。
ミニマフラーはよいのがなかったなあ、
渋めな手袋と靴下のセットにグレーが効いてる靴下を二足。
グレーな靴下は薄手で今の時期にとてもよい。


すっきりとして、気持ちのよい冷気の重量が日に日に増していくのは、ちょっとづつ疲れがたまってしまった木曜日の午後みたいで好きになれないけど、金曜日の明日は休み!みたいな峠のてっぺんまできちゃうと寒さも受け入れられるような気がするのだけどどうだろう。
寒さを迎えるための心積もりと、寒さを楽しみにする準備のためのアンティパスト。
antipastはいろんなところを暖めてくれるのだと呟きながら今季もあれだこれだと手袋&靴下を吟味する。


愉しい。










靴下だけじゃなく、手袋だけじゃなくセットで買いたい。
早く寒くなれと思えることも愉しい。
冬も良い。
風邪さえひかなければ。
だから風邪のひきはじめになりそうなこの時期にはルルよりアンティパストがよーく効く。